【4歳0ヶ月】
今日は「カシスの日」だそうです。庭木のカシスも最盛期。庭で遊ぶ双子の口元が次第に紫にかわっていくので、つまみ食いしたのがよく分かる。
我が双子がもっとも喜んだのは、キイチゴ。双子の喜びに生きがいを感じているパパは、「カシスの木を引っこ抜いて、そこにキイチゴを植えよう!」とか言い出す・・・勝手にやっておくれ。
クランベリーも収穫。双子はせっせと口へ運ぶんだけど、私はこの美味しさがいまいちよく分からない。ので、食べやすくなるかな?と、クーリを作ってみた。結果、誰も食べられないものができた…。もう、やらない。
今年のチャレンジは「イチゴ」。息子が大好きで大好きで大好きすぎて、初モノとしてスーパーに並び始める最高値の頃から大騒ぎするので、今年はとうとう畑で作ってみようかと。まあ、観賞用になってしまう覚悟で育ててみたら、実がなった! これが予想に反して甘いのよ。いや、甘いらしい。「らしい」と書くのは、ママンは食べさせてもらえないからなのよ。すべてが双子のお腹の中へ・・・よくある話だよね。
何と言っても感動したのは、プチトマト。避暑地と呼ばれるシャモニで、サンサン太陽を必要とするトマトを育てるのは本当に難しい。そこへね、お隣のおばあちゃんをお茶に招待したら、面白い話を教えてくれた。トマトの苗を植えるその下に、イラクサを敷くとよく育つんだって! あの、ちょっとでも触れたら、まるで毒がまわったように患部がチクチク痛む、あの嫌われ草ね。それから、壁に沿って植えなさい、と。光の反射を利用するのね。で、試してみた結果、これが見事な鈴生り!! たまたまの偶然?と思っていたけど、義父から「昔から、イラクサを水で腐らせて、その水をかけてあげるとトマトがよく育つと言うからね~」との話を聞いたので、まんざら嘘でもないみたい。これぞ、お婆ちゃんの知恵袋!
そんなトマトブームが来ていた我が双子に、図書館でタイムリーな絵本を見つけました。市川里美さん作『ハナちゃんのトマト』のフランス語訳、『 La fête de la tomate 』です。そう、トマトを育てるお話なんです!
この絵本の文も絵も手がけた市川さんは何と、パリ在住なんだそうです。でも、見てください、この絵! 「昭和~」な雰囲気なこの絵にやられました、昭和生まれのママン。鍵っ子だった私はお祖母ちゃんに育てらたようなものですからね、いや、もうホント、なつかしいなあ、こんな日常。こういう庭にゴザを敷いて取れたての野菜を食べるとか、我が双子にもやってあげたい。やってあげたいんだけど、自分が見てきた情景とフランスのここでは何かが異なる・・・足りないのは、蒸すような暑さかなあ? 作家の市川さんもフランスに暮らして、何をキッカケにこの「絵」が生まれたのか、そちらの方が気になるママンです。
さあさ、今日も収穫です。子供のお手伝い☆ 赤い宝石♪
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