Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

絵本『チュッピ 学校へ行くの巻』

2016-03-16 | 本・映画・音楽

【2歳8ヶ月】
今日は朝から雨。それも大雨。これぞ各地で水害を巻き起こしている南仏の天気!って感じ。シャモニでは、いくら雨が降ってもこういう降り方はしないよなあ。
それで、我が双子は大好きな自転車に乗ることもできず、家に引きこもって図書館から借りてきたゲームをしたり、本を読んだり。その中の一冊、ナタン Nathan 社の『チュッピ T'choupi 』シリーズ、『学校へ行くの巻 à l'école 』を、主人が珍しく絶賛しました。


この、一見アシカなのかアザラシなのか何だか分からない主人公のチュッピ君は、ペンギンで3歳の男の子です。おそらくフランスの子供に知らない人は居ないというぐらいのアイドルです。保育園でもチュピ本をよく見かけていたので、良書なんだろうなあと感じていたんですけど、今回は幼稚園の面談後というキッカケがあって、幼稚園へ行くお話を選んだ中にたまたまありました。
この本の面白いのは、「1つのお話を2人の声で読む本 Une histoire à deux voix 」と題されていて、本文中に身近な物が文字だけでなくイラストでも描かれているから、親が本文を読み、途中、イラスト部分に来ると、子供が合いの手を入れるように絵単語を読み上げるように出来ています。こうやって、子供に物の名前を覚えさせる本です。外国人ママンのフランス語彙を増やすのにも、一役かいますよ!


午後には、お隣さん宅で一緒にお茶をしました。リビングには電子ピアノが以前からあるのですが、我が双子が初めて興味を示した!
実は昨日、やはり図書館から借りてきたDVD『ピアノの森 Piano forest 』と言う、ピアノコンクール出場をかけて葛藤する子たちの話を観たばかりなのです。シャモニのような田舎の図書館にも、日本語のDVDが置かれているのは嬉しいですね。フランスには、ジブリ作品をはじめ、日本の作品をフランス語に訳されたDVDが多く出回っているのですが、これらは日本語で観ることも出来るんですよ。双子は放っておいてもフランス語のテレビに毒されていきますからね、DVDぐらいは日本語のものを楽しんで観てもらって、日本語の音を耳に流し込みたい。英語は2000時間きけば話せるようになると言われていますから、楽したいママンは日本語を浴びるほど聞かせる意気込みです!


それで、ストーリーは分からないまでも、モーツァルトなりショパンなり、クラシックなピアノ曲を相当お気に召したよう。「(僕も/私も)ピアノ、する!」とまで言い出す始末だったわけで…。鍵盤を押すと、場所によって高い音が出たり低い音が出たりすることが面白かったようで、二人そろって永遠にさわっていましたよ。

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