日経夕刊で映画「ミレニアム」の紹介記事を見て面白そうと思ったのが始まりである。そういえばジュンク堂で「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」で始まるシリーズの本を見かけたが、「ドラゴン・タトゥー」という言葉のおどろおどろしさにきわもの的なものを感じて、本を手に取ることもなかったのである。ところが映画評を見て本を読みたくなり、同じ読むのならペーパーバックスでと思いしらべたところ英語版がすでに2冊出ている(原本はスウェーデン語、3冊目は4月刊行予定)のでamazon.co.jpから取り寄せた。2冊合わせて1978円、これに相当する日本語版の「ミレニアム1,2」だと6800円になる。
本を少し読みかけた頃、シネ・リーブル神戸で映画の上映が始まったので、映画をまず観た方がストーリーも分かって本も読みやすくなるだろうと思い、10日に観るつもりであった。ところがあいにくの雨模様で出かける気をなくし、その代わりに本に少し集中した。人名、地名が馴染みのないスウェーデン語ということもあって少々引っかかったが、読み進んでいくうちに話の展開に引きずり込まれ出した。そして昨日も一日中雨だったので読書に専念、ますます面白くなった。100ページ足らずのところでおもな登場人物が大体出揃ったと思うが、人物描写がよくできており、人物同士の関わり方がお互いの心の動きも含めて実に細やかにそして生き生きと描かれている。そして物語の展開に好奇心がますます掻きたてていくのである。そして私の心にも変化が生じた。
物語に引きずり込まれる。これが読書の大きな醍醐味である。ページをめくるのもまどろっこしくなりだしたこの「Millennium」こそ、まさにpage-turnerなのである。しかし映画を先に観てしまうとこの楽しみが奪わてしまいそうな気がして昨日辺りから本が先か映画が先か、悩み始めた。そして今や私の気持ちはほとんど本の方に傾いてしまったようである。
実は本を読むことにもう一つ楽しみが加わったのである。iPhoneのApp Storeで「ロングマン英和辞典」(2400円)を購入して使い始めたところ使い勝手が実によい。iPhoneを左手で持って検索単語を画面に現れるキーボードから右人差し指で入力する動作が辞書をめくる動作に相当すると思えばやや時間がかかっても苦にならない。ベッドで上向きに寝ていても簡単にできる。重い辞書では考えられないことである。しかも今まで検索した単語、ということはやや使用頻度の低い言葉になるが、そのすべての発音をスピーカーで聞くことができるので頭にも入りやすい。あんなことこんなことで、映画より本が先になってしまった。映画の上映は19日までの予定であるが、もし延長になれば本を読み終えて観られそうである。
本を少し読みかけた頃、シネ・リーブル神戸で映画の上映が始まったので、映画をまず観た方がストーリーも分かって本も読みやすくなるだろうと思い、10日に観るつもりであった。ところがあいにくの雨模様で出かける気をなくし、その代わりに本に少し集中した。人名、地名が馴染みのないスウェーデン語ということもあって少々引っかかったが、読み進んでいくうちに話の展開に引きずり込まれ出した。そして昨日も一日中雨だったので読書に専念、ますます面白くなった。100ページ足らずのところでおもな登場人物が大体出揃ったと思うが、人物描写がよくできており、人物同士の関わり方がお互いの心の動きも含めて実に細やかにそして生き生きと描かれている。そして物語の展開に好奇心がますます掻きたてていくのである。そして私の心にも変化が生じた。
物語に引きずり込まれる。これが読書の大きな醍醐味である。ページをめくるのもまどろっこしくなりだしたこの「Millennium」こそ、まさにpage-turnerなのである。しかし映画を先に観てしまうとこの楽しみが奪わてしまいそうな気がして昨日辺りから本が先か映画が先か、悩み始めた。そして今や私の気持ちはほとんど本の方に傾いてしまったようである。
実は本を読むことにもう一つ楽しみが加わったのである。iPhoneのApp Storeで「ロングマン英和辞典」(2400円)を購入して使い始めたところ使い勝手が実によい。iPhoneを左手で持って検索単語を画面に現れるキーボードから右人差し指で入力する動作が辞書をめくる動作に相当すると思えばやや時間がかかっても苦にならない。ベッドで上向きに寝ていても簡単にできる。重い辞書では考えられないことである。しかも今まで検索した単語、ということはやや使用頻度の低い言葉になるが、そのすべての発音をスピーカーで聞くことができるので頭にも入りやすい。あんなことこんなことで、映画より本が先になってしまった。映画の上映は19日までの予定であるが、もし延長になれば本を読み終えて観られそうである。