日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

貴乃花親方相撲協会理事に当選! 強い日本人力士育成を期待

2010-02-01 15:56:29 | Weblog
今日はすっかりミーハーになって日本相撲協会理事選挙の結果を見守っていた。貴乃花親方支持派の持つ票は本人を含めて7票、当選には少なくとも10票は必要なので、各一門の締め付けが厳しい現状では当選の可能性は0なのである。これまでは投票用紙に候補者の名前を投票者が自筆で書いていたので、建前は無記名でも筆跡で誰が誰に投票したのか、必要とあれば調べることが出来たことであろう。しかも投票箱の前に立会人が並んでいて、誤字とか書き間違えがないように記入内容を立会人に見せて投票箱に入れたという、私には信じられない投票方法が取られていたと言うから、割り振り通りの投票結果になるのが当たり前だったと言える。だから従来の投票方法では造反票の出る可能性はきわめて低いと言わざるをえないが、テレビを眺めていると文部科学省の指導があって、その投票方法が今回改められたとの情報が流れてきた。投票用紙に候補者11名の名前があらかじめ記されていて、その上に丸印を記入することになったという。さらに立会人と投票箱との間が5メートルとも10メートル(レポーターによって内容が違っていた)とも伝わって来て、番狂わせを期待できる雰囲気となったのである。そして大島親方(元大関旭国)の落選と引き替えに貴乃花親方の理事当選が決まった。10票獲得したそうである。

貴乃花親方は37才で、今回当選したほかの50代、60代の理事にくらべるとその若さが際立つ。橋下徹大阪府知事が当選したときは38才でとても新鮮に感じたがそれと同じ思いである。貴乃花親方がなにを目指して理事を志したのか、もうひとつ報道からは伝わってこないが、日本相撲協会の現状に対する批判的な姿勢が根本にあってのことと思う。そこで私も一つ希望を述べたい。

理事選挙と軌を一にして今世間を騒がせているのがまたもや「朝青龍事件」である。事件と書いたが何がなにやら真相が伝わらないままで、今のところ報道だけが過熱している。しかし事実として間違いのないのは大相撲一月場所の最中である1月16日の午前4時ごろ、港区西麻布で横綱が泥酔状態になっていたと言うことらしい。それだけでももってのほか、と言いたいところであるのだが、この日も本場所では東前頭三枚目の北勝力を高々と吊り出しで破っているのだから、相撲そのものには文句をつけられない。しかし逆に言えば、素人目には不摂生そのものに見える横綱に手もなく負けてしまう日本人力士の不甲斐なさである。なんとしてでも強い日本人力士が出てきて欲しい。以前に朝青龍問題 日本相撲協会は『皇民化教育』を廃すべしで述べたことであるが、私には私なりの理屈があって大相撲はやはり日本人力士で盛り上げて貰いたいのである。だからこそ大相撲の原点である力強い日本人力士育成の道を貴乃花新理事に切り開いて欲しいと願うのである。