昨夜JR舞子駅で人身事故があった。次はasahi.comの記事である。
そして続報があった。
もしかしたら避けられたかも知れない事故だけに犠牲者が痛ましい。しかしこの新聞記事だけではなかなかその時の状況が伝わってこない。プラットフォームにある「非常停止ボタン」を押せばどういうことになるのか私は知らないが、想像するに、少なくともまず警報ベルが鳴るのではなかろうか。もしそれを車掌なり運転士が聞けば直ちに非常ブレーキをかけるとか発車を見合わすとか適切な対応が取れただろうにと思うだけ、その対応の遅れが気になる。
当時30人ほどの乗客がホームに居たそうである。一人でも大声で「人が落ちたぞ-」とか叫べば少なくとも車外に出ているか窓を開けている車掌の耳に届き、電車の発車を止めることが出来たかも知れない。いつの間にかわれわれは文明の機器の恩恵に浴することが当たり前になって、電話口でも囁くような声しか出さないが、非常の時ぐらいは大声で周りに危険を知らせる反射的行動を取れるよう、日ごろから備えておきたいものである。
ホームから連結部に転落、発車…2女性死傷 JR舞子駅
17日午後9時50分ごろ、神戸市垂水区東舞子町のJR神戸線舞子駅で「若い女性が上り線ホームから線路に落ちた」と119番通報があった。神戸市消防局と兵庫県警によると、ホームにいた女性が停車中の快速電車の連結部分から線路に転落。その後、電車が発車し、異常に気付いて車掌が約10メートル先で停車させたが、女性は死亡したという。県警は業務上過失致死傷の疑いもあると見て、詳しい状況を調べている。
垂水署によると、死亡したのは神戸市西区の女性(32)。一緒にいた兵庫県明石市の女性(28)も、落ちた女性を助けようとして足に軽傷を負った。
同署によると、事故があったのは姫路発米原行きの快速電車(12両編成)。電車が舞子駅に停車後、女性2人が電車からホームに降りて歩いていたところ、1人が4~5両目付近の連結部分からホーム下に転落。もう1人の女性が助けようと線路に降りようとして他の乗客に制止されているうちに、電車が発車したという。このため、ホームにいた別の乗客らが電車の乗務員に合図をするとともに、非常ボタンを押して停車させた。女性には電車に巻き込まれた形跡があるという。女性がバランスを崩して線路上に落ちる様子を目撃した乗客もいるという。駅員によると、当時は30人ほどの乗客がホームにいたという。 (後略)
17日午後9時50分ごろ、神戸市垂水区東舞子町のJR神戸線舞子駅で「若い女性が上り線ホームから線路に落ちた」と119番通報があった。神戸市消防局と兵庫県警によると、ホームにいた女性が停車中の快速電車の連結部分から線路に転落。その後、電車が発車し、異常に気付いて車掌が約10メートル先で停車させたが、女性は死亡したという。県警は業務上過失致死傷の疑いもあると見て、詳しい状況を調べている。
垂水署によると、死亡したのは神戸市西区の女性(32)。一緒にいた兵庫県明石市の女性(28)も、落ちた女性を助けようとして足に軽傷を負った。
同署によると、事故があったのは姫路発米原行きの快速電車(12両編成)。電車が舞子駅に停車後、女性2人が電車からホームに降りて歩いていたところ、1人が4~5両目付近の連結部分からホーム下に転落。もう1人の女性が助けようと線路に降りようとして他の乗客に制止されているうちに、電車が発車したという。このため、ホームにいた別の乗客らが電車の乗務員に合図をするとともに、非常ボタンを押して停車させた。女性には電車に巻き込まれた形跡があるという。女性がバランスを崩して線路上に落ちる様子を目撃した乗客もいるという。駅員によると、当時は30人ほどの乗客がホームにいたという。 (後略)
(2010年12月18日3時7分)
そして続報があった。
友人「発車前に非常ボタン」 舞子駅事故 JR側は否定
神戸市垂水区のJR舞子駅で17日夜、神戸市西区の女性(32)が線路に転落し、発車した電車にひかれた事故で、一緒にいた友人の女性(28)が兵庫県警に「乗客がホームの非常ボタンを押したので、発車しないと安心したら電車が動き出した」と説明していることがわかった。一方、車掌はJR西日本に「非常ブレーキを作動させて停車した後にボタンが押された」と説明しているという。(後略)
神戸市垂水区のJR舞子駅で17日夜、神戸市西区の女性(32)が線路に転落し、発車した電車にひかれた事故で、一緒にいた友人の女性(28)が兵庫県警に「乗客がホームの非常ボタンを押したので、発車しないと安心したら電車が動き出した」と説明していることがわかった。一方、車掌はJR西日本に「非常ブレーキを作動させて停車した後にボタンが押された」と説明しているという。(後略)
(2010年12月18日15時31分)
もしかしたら避けられたかも知れない事故だけに犠牲者が痛ましい。しかしこの新聞記事だけではなかなかその時の状況が伝わってこない。プラットフォームにある「非常停止ボタン」を押せばどういうことになるのか私は知らないが、想像するに、少なくともまず警報ベルが鳴るのではなかろうか。もしそれを車掌なり運転士が聞けば直ちに非常ブレーキをかけるとか発車を見合わすとか適切な対応が取れただろうにと思うだけ、その対応の遅れが気になる。
当時30人ほどの乗客がホームに居たそうである。一人でも大声で「人が落ちたぞ-」とか叫べば少なくとも車外に出ているか窓を開けている車掌の耳に届き、電車の発車を止めることが出来たかも知れない。いつの間にかわれわれは文明の機器の恩恵に浴することが当たり前になって、電話口でも囁くような声しか出さないが、非常の時ぐらいは大声で周りに危険を知らせる反射的行動を取れるよう、日ごろから備えておきたいものである。