日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

満願寺のタタリか『のっぺらぼ-』の怪

2005-05-27 08:59:22 | 社会・政治
信濃26番の札所満願寺を訪れた。貸し切りバスでかなり険しい坂を上り、バスを降りてからも上りが続く。

いろとりどりの躑躅が色ごとに群をなして咲き乱れている。ニコンD70で撮りまくっている間に一行から置き去りにされてしまった。
後を追う。と、立て札が目に入った。「境内のモノを持って帰ると三代までタタリがある」というのである。「なんと心の狭いこと」と思ったが、『花の精』の魂をたったいま、カメラで盗みとった矢先だけにドキッとした。

木立が両側から迫る坂道を急ぐと、忽然と一個の人影が現れた。メンバーの誰かではないようだ。不思議に思い目をこらすとなんだか様子がおかしい。だんだんと近づいてきた。ゾォ-とした。顔に目鼻が見えない、のっぺらぼ-だ…。早くもタタリがやってきたのかと身構えた。しかし運命を避けるわけにはいかない。これでも日本男子なり、である。

ますます迫って来る。若さに任せて私が追い越したのは、後頭部の髪の毛が綺麗に顔の形で欠けているご老人であった。



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