日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

総選挙 よかったこと 失望したこと 面白かったこと

2009-08-31 11:45:55 | Weblog
よかったことの第一は、自民・公明政権が崩壊して民主党中心の新しい政権がとにかく生まれること、歴史的地殻変動が期待できるからである。

その二、世襲議員は大幅に減ったこと。私は次のように期待した。

私が今度の選挙で期待するのは世襲議員がごっそりと減ることである。民主党にも世襲議員がいないわけではないが、自民党に比べると割合は小さい。議員480人中、世襲議員が100名を下回ることになればかなりの出来であると言えよう。80人なら万々歳である。世襲議員には決して投票しないように、と声を大にしたい。

徳島新聞は次のように伝える

世襲は民主10%、自民46% 【世襲】(1)親族に国会議員がいて、地盤(選挙区全体ないし一部)を継承(2)地盤を継承していなくても実父母が国会議員―のいずれかを満たしている場合を世襲候補とすると、自民党は55人で同党当選者の半数近い46・2%を占めた。一方、民主党は32人で10・4%にとどまった。
(2009/8/31 06:59 )

自民が55人、民主が32人で計87人と100人を下回った。世襲議員の定義をやや甘くしてもこの数字であるから、私に言わせると万々歳、世襲議員撲滅の第一歩と期待しよう。それにしても自民党当選者のほぼ半数が世襲議員とは、有権者が情けない。

民主党が308議席もとってしまったのには失望した。私の夢が潰えたからである。選挙区で民主党候補に投票した人のたとえ半分でも、比例代表で民主、自民、公明以外の党に投票するような、ある意味ではバランス感覚を働かせた行動を期待したのに残念であった。共産が9,社民が7と改選前の議席数を維持し、「みんな」が5と1議席増やしたのがせめての慰めである。

11歳の女の子が衆議院選で投票を済ませたというニュースは面白かった。

 大阪市選管は30日、同市西淀川区の投票所で小学生の女児(11)に誤って投票用紙を交付し、実際に女児が投票するミスがあったと発表した。女児が投じた票は他の票と区別できず、公職選挙法上、有効になる。

 市選管によると、30日午後2時ごろ、同区佃1の佃小学校に設けられた投票所で、担当者が女児の父親(47)に比例代表と最高裁裁判官の国民審査の投票用紙を渡した後、女児にも誤って交付した。女児は記載台に寄った後、投票箱に用紙を入れた。その直後、担当者が顔見知りの女児だったことに気づいた。
(毎日jp 2009年8月30日 20時7分)

あり得る話だと思った。投票所に行くとまず家に送られてきた書類(そう言えばこれをしげしげと見たことがないので、なんと書かれていたのか知らない)を町別の受付に差し出す。本人確認で生まれた月を聞かれてなにか紙切れ(これも何と書かれていたのか見もしていない)を貰い、次の受付に進んで紙切れと交換に選挙区の投票用紙を貰う。この投票を済ませると次の受付で比例代表と最高裁裁判官の国民審査の投票用紙を貰い、記入の上投票する。

選挙区の投票用紙は最初の紙切れと交換だから、父親しか投票用紙は貰えない。ところが比例代表と最高裁裁判官の国民審査の投票用紙は担当者の前に現れた人に流れ作業的に渡すので、父親と一緒に来た女の子にもつい機械的に投票用紙を渡したのであろう。元来なら投票所には立会人が何人かいるはずだから、たとえ担当者がミスをしそうになってもそれを防げた筈なのに、ミスが起こるとはこういうことなのであろう。

この父親はどういうつもりで女の子を投票に連れて行ったのだろう。また女の子はどういうつもりでついていったのだろう。11歳といえば投票紙を渡されても、私は違います、と言うぐらいの分別はあるだろう。それを受け取った上、記載台に寄ったというのだから何かを書き込んだのだろう。そして投票箱に入れたとなれば、これは立派に確信的な行動ではないのだろうか。そんなことを想像したものだから面白かったのである。

そしていよいよ平成のご一新が始まる。この歴史の生き証人となれると思うと血湧き肉躍る、である。年をとる暇がありそうもない。



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