日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

一弦琴「玉簪花」(ぎぼし)

2007-03-09 17:17:16 | 一弦琴
山城一水 作曲 花崎采えん(王扁に炎)訳詞、昭和の曲で「牡丹」と対の曲である。

 秋ひそやかに ほかげのうつる 御簾(みす)すずし
 緑のしとねも ふせぎえぬ あけの寒さ
 南楼に ふえの音きこゆ
 おもひやる 壺のぎぼしの 花の萼
 一夜の西風(あきかぜ)に ひらきけむ
 夢よりさめてきく あけ烏 月も落ちぬ
 花の香 幽かにに ただよへる



最近台北に出かけて中国風の寺院を訪れたときになんとなくこの歌を口ずさんだのである。

「玉簪花」の全曲演奏の公開は今日の深夜までとさせていただく。その後は部分演奏に変更の予定。


追記(3月13日)
 お浚いを繰り返して少しはゆとりをもって唄えるようになってきたので、後半の部分であるが、最近の演奏で差し替えた。録音をしていることを意識するとどうもいけない。集中が途切れるからである。どうすれば無心に唄えるような境地に到達できるのだろう。

 ところで先ほどGoogleで「玉簪花」を検索すると、私がこの曲を演奏しているブログが32900件中の第二位に顔を出しているのに驚いた。投稿して四日目なのに、である。少しでも多くの方に一弦琴を知っていただける切っ掛けにでもなれば嬉しい限りである。