星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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アドリアン・エッシュバッハーさんのベートーベン

2018-12-15 | MUSICにまつわるあれこれ
先日の ドイツ・グラモフォン創立120周年 Special Gala Concert、、 クラシック好きのお知り合いのかたにお話ししたら 「よくチケット取れたね~」と。。

、、自分は抽選運はからっきしダメだといつも思っているので、 今回ばかりは天国のパパのお蔭と感謝して、、 久しぶりの パパのレコード棚シリーズ 第5弾は グラモフォンレーベルのレコードにしました。



Ludwig van Beethoven - Adrian Aeschbacher ‎
A面 "For Elise" in A Minor op.33 No.1
B面 Ecossaisses in E-flat Major

発売元は日本ポリドール。 録音年月が書かれていないのですが、 同じ曲目で同じグラモフォンのドイツ盤は 55年録音と書かれていました。

アドリアン・エッシュバッハーさんはスイスのピアニストだそうです。Wiki>>
ベートーベンは得意としていたようですね(youtube などにもベートーベンの曲目がありました)

弟さんの ニクラウス・エッシュバッハーさんは 54年~56年に N響の常任指揮者をされたそうです。

ピアノ曲の 「エリーゼのために」と「エコッセーズ」、、 このレコードがあった事は小さい時からおぼえてました。 余りにも有名な「エリーゼのために」ですから ちっちゃい時、 自分でこのレコードを取り出して何度もかけていた記憶もあります。。

のちに音楽院の教鞭をとることになるピアニストさんとのことで、 もちろん上手です。。 でも「エリーゼのために」は聴き馴染み過ぎててどこがどう巧いとかよくわかりません、、 今聴くと 「エコッセーズ」の緩急強弱がかなり幅広い テクニカルかつ、とても表現豊かなB面のほうが聴いていて面白いです。 
たぶん子供の私が扱ったせいか 盤面の摩擦ノイズがかなりあって (キズや針とびはありませんが)きっと何度も聴いたんでしょう。。 (でも私、エリーゼのために弾けません…笑)


、、一体このレコード… 
子供が生まれる前のものだし、 もしかしたら結婚前のかもしれないし、、 なぜパパがこのベートーベンのピアノ曲を買ったのかはさっぱり判らず、、 まさかピアノを弾きたいなんて考えていたのかしら…?? (ちなみに見合い結婚の母のほうは音楽にまったく関心の無い女性で…)

ともあれ、、 パパ。 先日のグラモフォンコンサートは素晴らしい思い出になりました。
… ありがとうね…


パパのレコード棚シリーズ 過去ログ>>

 ***

先日買った フランソワーズ・アルディさんのレコード。。 こんな冬の日にはとても似合います。

、、 フランス映画に出てくるようなパリのアパートの上階に住んでいる、、 たとえばジャンヌ・モローのような 皺々の痩せたおばあちゃんになって、、 それで レコードを聴きながらいつでもお茶を飲んでいる、、 下の方の路上で デモとかやっているのを(騒々しいわね…)とか呟きながら、、


、、 そんなおばあちゃんになりたいの。。 と家族に言って笑われていた今朝でした…

 
よい週末を。。