星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

きょうは John Cipollinaさんの命日。。

2012-05-29 | MUSICにまつわるあれこれ
日本的に言えば23回忌ということでしょうか。 私がJCのギターに出会ってからはほんの1年なんですけど… 大好きなギタリストさんになりました。。。

ところで、、 
ほんの数日前に知ったのですが、 Johnと一緒に Terry and The Piratesというバンドをなさっていた フロントマンの Terry Dolanさん、 今年1月に亡くなっていたこと知りませんでした。 68歳だそうです。

John Cipollinaさんが亡くなったのは89年。 その前年に テリーさんとやったインストアライブの映像。 いろんなバンドをやりながら、 JCさんはずーっとテリーさんとも最後まで一緒だったのですね。

I'll Shine Again Terry Dolan & John Cipollina
ギターを寝かせて弾くJCのスライド、 良い音色です。

、、こんなことを言ってはものすご~く失礼なんですが、、 ジョン・シポリーナさんや ニッキー・ホプキンスさんが 何故にテリーさんのバンドであんなに長期間一緒にやっていることができたのか、 よくわかりません。。 テリーさんは… シンガーとしても、 ライヴを仕切るフロントマンとしても、 才能豊かとは、、う~む そうは言えないと思うし、、 見た目も う~む、 見て通りのおっちゃんだし、、

でも、、 きっとあのメンバーが集まる何らかの理由があったんでしょうね。。 テリーさんは、 JCや ニッキー・ホプキンスという2大レジェンドとバンドを共にしたというのは 自分の人生の大きな誇りだ、、というようなことを 答えていらっしゃいましたが(ニッキーのバイオ本だったかな?) 逆に JCさんやニッキーも、 きっとテリーさんとやるのが楽しかったのでしょう。

昨年書いた RockpalastのDVDは、 82年暮れのドイツ公演の模様ですが、 そのライナーにテリーさんが書いてます、、 この欧州公演はアムステルダム、ボン、ハンブルグの3連日の強行ライヴだったんだけど、 その中日に、 ジョンが6回もアンコールに応えて なおもやろうとしてたので、、 終いにはみんなで彼をステージから引きずり下ろすハメになった、、て(笑)。。。 DVDに映っているニッキーが あまり具合が良くないのかしらん、、という感じに疲れて見えたのは 前の晩のクレイジーな理由があったのですね(笑) 

、、今ごろは、、 ロックンロールヘヴンで ジョンとニッキーがテリーさんを迎えて また好きなだけ一緒にライヴをしていることでしょう。

 ***

「レコード・コレクターズ」の5月号は 「20世紀のベスト・ギタリスト100」という特集だったのだけど、 その中の、 トム・ヴァーレインの記事のところに John Cipollinaさんの名前があがっていました。 これまで トムのギターと JCのギターの関連を読んだことが無かったので、 それを見て「やっぱそうなんだ…」と なんだか嬉しかったです。

JCさんのギターの魅力というのは、 一番には 細かくアームで震わせるうにゃうにゃした「揺らぐ」音色だろうし、 複数の指で弾くスパニッシュギター風の特徴もあるし、 かと思えばかなりエキセントリックに歪ませたメタルっぽい音色も出すし、、 それらが組み合わさるとほんとに面白いギターだなと思います。



JCが 英国ウェールズのプログレッシヴバンド(プログレというよりジャムバンドという感じなのかな?) MANにゲスト参加した時のライヴ 『Maximum Darkness』も、 かなりアグレッシヴにうにゃうにゃ弾いていてとても面白くて愛聴しているのですが、

昨11月に、 MANの7枚組のセットが出て、 その中のdisc5が、『Maximum Darkness』とは別音源のJCとのライブ盤なので、 いいなぁ~と食指が動いたのですが、 amazon.ukのレヴュー見たら音質が非常に悪いらしいのでやめよっか、、と思っているところ。。

John Cipollinaさんが弾いているアルバムは、 まだ他にも NICK GRAVENITESさんとのライヴ盤や、 晩年一緒にやっていた Barry Melton Band のものなど まだ聴いていないものが残っているので、 追々 楽しみに集めていきたいです。。。 新しい映像も出るといいんだけどな。。

雲ごしの金環日食フォト。

2012-05-21 | …まつわる日もいろいろ




朝の6時半~8時半ごろまで、、 家のベランダから日食の様子をずっと見ることができました。

雲の多い東京でしたが、 時折 ぱっと雲が切れて、 そのたびに日食グラスでくっきりと、 月に隠れていく太陽が見れました。

7時35分ごろからの金環日食、、 雲に隠れたりしながらも ほんとに観られて良かったですね。 感動的でした~。


こんどは 6月6日の 金星の日面通過が見られるといいな。。



野尻抱影さんの本と平清盛、、

2012-05-20 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
大河ドラマ、、 例年のごとく とりあえずは見始め、、途中挫折する年もありますが、 今年はまだ見続けております。。

画面が暗いとか、 武士たちのいでたちが汚いとか 言われたり、 視聴率うんぬんが言われつづけていますが、、 
国文学出身のくせに この上ない歴史無知の私には 何しろ人物関係がわからない・・・ 日曜8時の時間帯のせいもあって キッチンとリビングをばたばたしているので、 見れない回とかあると話がわからないし、、 かと言って録画しても絶対に見ないし、、

なんとか院、、 という名前が(女性なんか特に)ぜんぜん覚えられなくて、 その上 出家したりして名前が変わったり、 

自分の無知に呆れたのは、、 和歌をたしなむ色男 佐藤義清という人が 西行だってこと、、 最後に「もとどり」を切って出家する回を見終えて 女性アナウンサーさんの「解説」を聴くまで、 ぜんぜんわからなかったです・・・(恥) わかっていたらもっとよく見てたのに、、、 チャラい色男ぐらいにしか思ってませんでした。。。

イケメンの 松田翔太クンも、、 この間 「後白河天皇」という名前になって初めて、、 (あぁ、、『梁塵秘抄』をつくった人!)と、、 やっと文学史の微量な知識と噛みあいました。。。 (どうして 今様「あそびをせんとや…」がやたらと出てくるのかもさっぱりわかってなかったので)


こういうお馬鹿さんのために、 民放の洋画劇場みたいに CMの前後に(CM無いって…) いままでのあらすじと この先のみどころ とか 前もって教えてもらいたいくらいです。。 (洋画劇場みてる時には さっさと次に行け~~~! と鬱陶しく思っているのですが、、) 

それか、、 歴史解説番組みたく、、 時代や人物背景の解説15分、 「ではドラマを見てみましょう」 で ドラマ5分、、とか そんな割合がありがたい、、 (それでは大河になりませんが…)

 ***

反省して、、辻邦夫さんの 『西行花伝』を少しずつ読んでます。 


西行花伝 (新潮文庫) (Amazon.co.jp)


佐藤義清の幼少の頃からの様子もわかるし、 平清盛や 源氏とのかかわりも 出てくるようなので なんとか挫折せず 大河終了のころまでには読み終えてみたいものです。。。

玉木宏さんが演じている「源義朝」と、 その父「源為義」が、、 この先どうなっていくか、、というのも『西行花伝』読んで はじめて(えぇーーっ!)って わかったし… (ほんと無知)


そして もうひとつ、、

これまた 平清盛の序盤から よくわからなかった人物のひとり、 阿部サダヲさんが演じている 「藤原 通憲(ふじわらのみちのり)」、、 今は出家して 「信西(しんぜい)」という名前になっていますが、、 

このブログにも 何度かお名前を出した 星の文学者 野尻抱影さんのエッセイ 「平治物語の星 ―信西入道と天文―」 に、 その信西という人のことが書かれているのを読んで、 やっとやっと 阿部サダヲさんの役に 人間像がくっついて来ました。。


星の文学誌 (野尻抱影の本) (Amazon.co.jp)

5ページ余りの ほんの短いエッセイですが、 博識で 天文学にも知識の高かった信西が、 「平治の乱」のときに どういう天文現象を見て、 それにもとづいて どういう行動をとったか、、という そういうことが書かれてました。 信西の (これもびっくりの…)最期の場面になる その時期の天文現象のことも、、。

『平治物語』の中で、 信西が見た天文現象を、 現代の観測からさかのぼって計算すると、 どうやら 信西の言ったことは事実だったようです。 ほんとに頭の良い人だったのですね。。


一昨日(だったかな?) NHKの朝のニュースでも、 金環日食のことが 『源平盛衰記』に書かれていた、、という話がありました。

やっぱり、、 そういう 周辺ネタがわかって初めて 私のような 歴史無知には話が呑み込めてくるので、、 前もって 「この先のみどころ」を小出しにしていただけると 嬉しいものです。。。


野尻抱影さんに関する過去ログ>>


映画『トラブル・イン・マインド』がDVDに…

2012-05-16 | 映画にまつわるあれこれ
昨日、モーフィーンのことを書いてから、、 また久しぶりに彼らのアルバムを聴いて(ゆうべは Like Swimming を)

自分のCD入れの、 モーフィーンのそばにあったからという理由で 「Don't Let The Bastards Get You Down 」をこれも久しぶりに聴いて…。。 これはカントリーシンガー&俳優のクリス・クリストファーソンのトリビュートアルバムで、、 これについては以前、 書きました。 トム・ヴァーレインが参加しているということで、、(The Hawk>>

トムがカヴァーしているのは、「The Hawk」という曲で、、 このカヴァーが、 Tom Verlaineならではのギターのアレンジも、 歌も、 じつに素晴らしい出来だということを 聴きながら改めて思ってたんですけど、、(アルバムは現在入手困難のよう。。 MP3なら可能のようです↓)
Don't Let The Bastards Get You Down (Amazon.co.jp) 

今回はそのアルバムのことではなく・・・



以前に書いた上記の日記でも 触れてますが、 この曲は85年のクリス・クリストファーソン出演の映画 『トラブル・イン・マインド』のラストで流れてくる歌で、、 そこで歌っているのは マリアンヌ・フェイスフルです。 で、、 このマリアンヌ・フェイスフルのバージョンのが聴きたくなって、、 だけど マリアンヌのアルバムには収録されていないのですね。 「Trouble In Mind」のサントラには入っていますが、 このサントラ、探してみたけれど 国内ではどうも入手困難みたい。。。

Trouble In Mind Original Motion Picture Soundtrack(Amazon.com)

IMDbでは、映画の Trailerが見れます。 その中でもマリアンヌの歌声が流れてますね、、↓
Trouble in Mind (1985)

笑っちゃうくらいダメな男になっていくキース・キャラダインも、 笑っちゃうくらいキメキメなクリス・クリストファーソンも、、 笑いも固まっちゃうくらい強烈なディヴァインも、、 いろんな人の個性が忘れられない映画です。 そして マリアンヌ・フェイスフルの歌声がなんとも素晴らしかった。 (いちおうyoutbで探してみた↓ 映画そのものを使っている映像もあったけど、、 なんたってラストシーンがわかっちゃうのでやめておきます。こちらはイメージ映像)

THE HAWK : Mark Isham & Marianne Faithfull

映画は、 ずっと前に VHSで見たきりだったけど、 なんと25周年でDVD化されたみたいで 発売予定はもうすぐ、、 6月8日です。 (こ、これってサスペンス映画だったのか???)

トラブル・イン・マインド [DVD] (Amazon.co.jp)

IMDbのトレイラーにあったような 25周年のインタビュー映像も入っているのかなぁ、、。 久しぶりに見たけど、 キース・キャラダイン 相変わらずかっこ良かったなぁ。。 現在のお写真は まるで大統領か 大物政治家の役柄が似合いそうな 気品のある風貌になっておりましたが、、 「Cowboys & Aliens」にも出ているらしい、、

見てみなきゃ! (なんか話の方向性がズレてる気が…)


皐月晴れ。

2012-05-05 | …まつわる日もいろいろ
きょうは良いお天気になりましたね。






山育ち 森育ち の種族ですが、 山に帰らずとも ここに来れば大きな森があるから好き。




ホウノキの花、 初めて見たかも。。 葉っぱは 朴葉味噌につかうホウノキです。




ジョージ・ハリスンさんの リヴィングインザマテリアルワールドごっこをしてみた。。。 写真は載せられません(笑)