夏至の夜に明かりを消して過ごす キャンドルナイト、、 今年の夏至(21日)は お仕事で遅くなる日だったこともあって、 忘れて過ごしてしまいました。 そのかわり、、 というわけではないけど、 昨夜は少し早めに電気を消して、 音楽を聴いて過ごしました。
明かりを消しても 都会では真っ暗闇などにはなりません。。 遅くまでいくつも明かりのついたオフィスビルに、、 流れる車列のライト、、 遠くには埠頭をひと晩中照らすオレンジの灯り、、 その向こうのどこかには 船舶の灯りが漂っているのかもしれないし、、 空には流星のような飛行機のランプ、、、
それらはそれらで とても美しいし、 都会の灯りには ひとつひとつに人の息遣いが感じられるようで愛おしくもあります。。。 が、、、 星空は ほんとうに見えないね。
***
以前こちらで書いた(>>)、、 星の文学者 野尻抱影という人の本、、 いま読んでいます。
図書館から借りてきた本を見せて、 家族に 「この人知ってる?」と尋ねてみたら、、 本をぱらぱらとめくった後、 Pluto(冥王星)のことが書かれているページをみつけて 「あぁ、、 冥王星を命名した人!」って思い出したようでした。。 さすが、、 男の人はこういうネタには強い。。。
冥王星Wiki>>
野尻さんは、 それまでに発見されている Neptuneが 神話にちなんで海王星と和名がつけられ、 Uranusが 天の神ウラノスにちなんで天王星とつけられたことから、 今度の(1930年=昭和5年 のことだったそうです)プルートも 冥界の王の名であるから、 「幽王星」あるいは「冥王星」という名がいいだろう、と 雑誌に発表して、 その後「冥王星」と呼ばれるようになったのだそうです。 その時の文章も本に載っていました。
昭和の初め、、という時代だからか、 科学の発達、 技術の進歩への夢は 文学者のロマンをいろいろ膨らませてくれた時代だったようで、 物理学者 寺田寅彦さんの随筆にも、 「自然界のさまざまな音を有りのまま再現してくれる音源」などがあったら、 人の心はそれに慰められるだろう、、というような記述があったように思いますが、、
野尻さんの本の中にも このような記述がありました、、
「近頃ある天文学者は、 ラジオの発達の極致は、 流星の音はもとより、 星々の運行する微妙な音まで地球人の耳に入るようになるかもしれないと、 真面目に説いています。 『JOAK、、 (略) 、、 ただ今聞こえているセロのような音は、 あれは木星でございます。』などとは愉快ではありませんか。」
(「星に親しむには」
『野尻抱影の本1 星空のロマンス』筑摩書房)
、、、素敵。 、、でも、 宇宙に空気はないから、、「音」って きっと聞こえないんだよ、ね???
と思ったら、、 なんと!! (検索してみるもんですね)
なんと! 野尻さんの書かれていた「木星の音」 ちゃんとあるんだ~~~!
ボイジャーが送ってきた木星の「音」(音、っていうか電磁波みたいなもの? を人間の耳に聞こえるように変換したものらしいです) ちゃんとそれが聴けるんですって(>>)
うわぁ、、、 びっくり。。。 野尻さんも お空で聴いておられますか?
***
野尻さんについては、 松岡正剛さんも 「千夜千冊」の中で紹介していました。 (野尻抱影『日本の星』>>) 松岡さんは 『遊』の編集をしていた頃、 90歳過ぎの野尻翁にお会いになっているそうです。
、、、上記にも、 wiki(>>)にもありますが、 野尻さんの実弟は 作家の 大佛次なのですって。 このことも全く知りませんでした。。 さらに、、 wiki見てたら、 いきなり、 中川勝っちゃんの 名前も、、、。。 血縁ではないけれど、 ご親戚、、なのですね。
おもわぬ 星のめぐりあわせ、、 なのでした。
***
図書館近くのビルには、 笹の葉にいっぱい短冊がつけられて飾られていました。 時節がら、 サッカーを応援する言葉がいっぱい並んでいました。 みんなの願いがとどきますように。。。 そして七夕には、 天空での 年に一度の逢瀬も、 きっと叶いますように。。
明かりを消しても 都会では真っ暗闇などにはなりません。。 遅くまでいくつも明かりのついたオフィスビルに、、 流れる車列のライト、、 遠くには埠頭をひと晩中照らすオレンジの灯り、、 その向こうのどこかには 船舶の灯りが漂っているのかもしれないし、、 空には流星のような飛行機のランプ、、、
それらはそれらで とても美しいし、 都会の灯りには ひとつひとつに人の息遣いが感じられるようで愛おしくもあります。。。 が、、、 星空は ほんとうに見えないね。
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以前こちらで書いた(>>)、、 星の文学者 野尻抱影という人の本、、 いま読んでいます。
図書館から借りてきた本を見せて、 家族に 「この人知ってる?」と尋ねてみたら、、 本をぱらぱらとめくった後、 Pluto(冥王星)のことが書かれているページをみつけて 「あぁ、、 冥王星を命名した人!」って思い出したようでした。。 さすが、、 男の人はこういうネタには強い。。。
冥王星Wiki>>
野尻さんは、 それまでに発見されている Neptuneが 神話にちなんで海王星と和名がつけられ、 Uranusが 天の神ウラノスにちなんで天王星とつけられたことから、 今度の(1930年=昭和5年 のことだったそうです)プルートも 冥界の王の名であるから、 「幽王星」あるいは「冥王星」という名がいいだろう、と 雑誌に発表して、 その後「冥王星」と呼ばれるようになったのだそうです。 その時の文章も本に載っていました。
昭和の初め、、という時代だからか、 科学の発達、 技術の進歩への夢は 文学者のロマンをいろいろ膨らませてくれた時代だったようで、 物理学者 寺田寅彦さんの随筆にも、 「自然界のさまざまな音を有りのまま再現してくれる音源」などがあったら、 人の心はそれに慰められるだろう、、というような記述があったように思いますが、、
野尻さんの本の中にも このような記述がありました、、
「近頃ある天文学者は、 ラジオの発達の極致は、 流星の音はもとより、 星々の運行する微妙な音まで地球人の耳に入るようになるかもしれないと、 真面目に説いています。 『JOAK、、 (略) 、、 ただ今聞こえているセロのような音は、 あれは木星でございます。』などとは愉快ではありませんか。」
(「星に親しむには」
『野尻抱影の本1 星空のロマンス』筑摩書房)
、、、素敵。 、、でも、 宇宙に空気はないから、、「音」って きっと聞こえないんだよ、ね???
と思ったら、、 なんと!! (検索してみるもんですね)
なんと! 野尻さんの書かれていた「木星の音」 ちゃんとあるんだ~~~!
ボイジャーが送ってきた木星の「音」(音、っていうか電磁波みたいなもの? を人間の耳に聞こえるように変換したものらしいです) ちゃんとそれが聴けるんですって(>>)
うわぁ、、、 びっくり。。。 野尻さんも お空で聴いておられますか?
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野尻さんについては、 松岡正剛さんも 「千夜千冊」の中で紹介していました。 (野尻抱影『日本の星』>>) 松岡さんは 『遊』の編集をしていた頃、 90歳過ぎの野尻翁にお会いになっているそうです。
、、、上記にも、 wiki(>>)にもありますが、 野尻さんの実弟は 作家の 大佛次なのですって。 このことも全く知りませんでした。。 さらに、、 wiki見てたら、 いきなり、 中川勝っちゃんの 名前も、、、。。 血縁ではないけれど、 ご親戚、、なのですね。
おもわぬ 星のめぐりあわせ、、 なのでした。
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図書館近くのビルには、 笹の葉にいっぱい短冊がつけられて飾られていました。 時節がら、 サッカーを応援する言葉がいっぱい並んでいました。 みんなの願いがとどきますように。。。 そして七夕には、 天空での 年に一度の逢瀬も、 きっと叶いますように。。