昨日から、うるうるどきどきが止まりません。。
この2月に発売になったラーシュ・ケプレル最新作品 ヨーナ・リンナ・シリーズ第8作『鏡の男』を満を持して読み始めようと決断して、、 そのまえに第6作『ウサギ狩り人』と第7作『墓から蘇った男』を再読しようと 昨日から読み始めたところなのです。
前作『墓から蘇った男』の巻末あとがきに 「このシリーズも次の八作目で幕を閉じる」と書いてあって・・・ これを読んだとき (あれ? どこかでこのシリーズ、10作まで続くとか書いてなかったっけ…?)と頭をよぎったのですが、ウィキとか出版社とかいろいろ検索してみたけど情報がみつけられず、、 (あぁ次作で終わっちゃうのか…)と寂しく思っていました。。 (←後日談あり)
それにしても、、
『墓から~』(原題 LAZARUS) の内容があまりにも衝撃すぎて、、(『つけ狙う者』を読んだ時から先の展開は予想はしていましたし、このシリーズ 毎回けっこうな衝撃作なのはわかってますけど…) とりわけ公安警察の女性警部サーガへの仕打ちが残酷すぎて、、 哀し過ぎて、、 どうしてこんなにサーガをいじめるの? もう、身体的に傷つけるとかのレベルじゃない、、壊してる、、 サーガという人間を破壊しようとしてる、、 めちゃ辛かったです。。。
だから、 今月新作が出たと知っても、 こわくて読み始める決意がなかなかできなくて… (エンターテインメント小説ってわかってます わかってますけど、、) サーガはもう絶対に立ち直れないよ、、 可哀想すぎる、、と主人公ヨーナ・リンナ以上にサーガのことが心配で。。
それだから もう一度『ウサギ狩り人』から読み直して気持ちを準備してるところなのです(それほどのことか…)
***
あぁ でも『墓から~(ラザルス)』を読んだ後で 『ウサギ狩り人』に戻ってみると、、この頃は良かったなぁ、、となんかほのぼのした印象すら受けるから不思議。。 事件に関してはいつもながらかなり凄惨な連続殺人で、 いろんな意味でR指定の描写も多くって、、 だから初めてこのシリーズを読む人にはこの作品だけ、っていうのはオススメできないし、 やっぱり(最初から…) せめて第4作『砂男』からは読んでねって言いたいけど、、、、
主人公ヨーナ・リンナやサーガを中心とした《捜査》の部分では、 ふたりの良いところや名コンビぶりが発揮されてて、 例の最強シリアルキラー(『交霊』以降に登場)との対決にばかり焦点が行きがちなこのシリーズですが、アイツが出てくる以前の 刑事らしいヨーナ・リンナの雰囲気もここでは味わえて、、『ウサギ~』は振り返って読むとなかなかしみじみ楽しめます。
***
いつも以上に(人気が出たから読者サービス?) ラーシュ・ケプレル夫妻、 読者をくすぐる描写が巧いですね。
国家の危機を示すコードプラチナの発動に、 公安警部サーガは 素肌に革のライダースーツを纏ってバイクに飛び乗る。
今作ではヨーナ・リンナは服役中。。
周囲は怖そうな犯罪組織やギャングの囚人のなかでヨーナは 2年という年月をなんとかやっているみたい、、 と思いきや
ヨーナは面会室のテーブルの上にコーヒーカップと受け皿を置き、前もってかけておいたテーブルクロスをきれいに伸ばしたあと、狭いキッチンにあるコーヒーメーカーのスイッチを入れた
、、え? テーブルクロス? キッチン?? (スウェーデンの刑務所ってこんな感じなのかな? さすが超福祉国家…) 、、そこへ女が入ってくる、、
「ここであなたと会うだびに、変な感じがするわ」・・・
「たいしたものは出せないんだ。クリームサンドビスケットとコーヒーだけ」
・・・ヨーナは微笑んで、頬にえくぼを作った。
「あなた、とってもキュートよ」・・・
、、え? 誰? 誰なのこの女(ひと)!! 、、前回までには一度も登場してないよね、、 何の説明もなく、、 ヨーナと見つめ合って、、
もう~~、こういう描写がラーシュ・ケプレル夫妻はめちゃ上手い、そしてズルい。。 読んでいてヨーナ推しはもう、 嫉妬、しっと、、 ヤキモチの嵐です(笑
詳細は省きますが、、 このあと国家の危機に対処すべく 超法規的措置で捜査に加わることになったヨーナ・リンナ。。 スナイパーら精鋭部隊との現場突入とか、、 久しぶりに敏腕刑事らしい活躍場面がみられます。(前作ではホームレスに堕ちてましたものね ヨーナ…)
というわけで 『ウサギ狩り人』の(事件以外の)読みどころは、、
やっと自信たっぷりのヨーナが見られる。
ヨーナの青春時代のエピソードが知れる。
サーガも元気。ブチ切れて公安トップの机をちゃぶ台返し、とか。。
ヨーナの元上司カルロスや元アシスタント、アーニャ(アンヤ)とのコントも復活。
(このコントみたいなお約束ネタを楽しむにはシリーズの最初のほうから読んでおきましょう~)
「誰が正しかったですか?」ヨーナがきいた。
「それで、誰が間違っていましたか?」
これを国家警察長官に迫って答えさせるヨーナもそうとう性格悪いよね・・・ いままで散々迷惑かけておいて、、。。 でも長官カルロスのキャラ最高。。 一度でいいから自分の上司にもこのセリフ言ってみたいと思う人多いかもしれません、、笑
あぁ でも、、
『墓から~(ラザルス)』を読んだ後ではもうこんなコントみたいな場面、これから先想像できない。。 ヨーナはしょうがないよ、 自分が背負った宿命だから。。 サーガは? サーガが何をしたと言うの? サーガの絶望は… あぁ、過ぎた日々はもう二度と戻らない・・・
***
ほんとうに、、 ラザルスの次が最終作だなんて、、 サーガどうなっちゃうの? どんな結末になるの?? あのシリアルキラーの弟子というか崇拝者というか、 あんな狂人が最終決戦の相手とは思えないんだけど…
と、、 この一年、 かなり悶々とした疑問を抱きつづけていたのですが、、 なんと今朝! それが解決しました。。 ヨーナ・リンナ・シリーズは 第8作が最終作じゃないんですって。。 やっぱり10作まであるんですって。 海外では今年9作目が発売なんですって。。 良かった~~! (←苦しみがさらに続くとも言えるんですけど…)
ラーシュ・ケプレルのシリーズ第8弾『鏡の男』到着!(扶桑社ブログ)
もうひとつ情報が。
『墓から蘇った男』(原題 LAZARUS)の海外ドラマ化にトム・ハーディが出るとか、、。 あのシリアルキラーをやるにはトム・ハーディしかおらんでしょうね… 笑
詳しく読んでないのでよくわかりませんが ヨーナ・リンナは誰なんだろう… サーガ・バウエルは? 誰ならできる??
、、きっと失望しそうだから、あんまり見たくないかも、、(でもちょっと見たいかも)
トム・ハーディ&ザジー・ビーツ、アップルTVの新シリーズ「Lazarus」に主演(映画.com)
というわけで、、
このあと 『墓から~』の苦しい闘いを読み返したら とうとう『鏡の男』を読むつもりです。 とりあえずは最終作ではないとわかって すこしほっとしました。。 サーガには時間が必要。。 もっとサーガに愛を… サーガには幸せになって欲しい… (泣)
ヨーナ・リンナが好きでたまらない私ですが、 サーガには決して嫉妬しません…
いつかまた妖精みたいなサーガに戻ってくれるのを祈って…
ヨーナ・リンナ警部シリーズについて 過去の日記>>
この2月に発売になったラーシュ・ケプレル最新作品 ヨーナ・リンナ・シリーズ第8作『鏡の男』を満を持して読み始めようと決断して、、 そのまえに第6作『ウサギ狩り人』と第7作『墓から蘇った男』を再読しようと 昨日から読み始めたところなのです。
前作『墓から蘇った男』の巻末あとがきに 「このシリーズも次の八作目で幕を閉じる」と書いてあって・・・ これを読んだとき (あれ? どこかでこのシリーズ、10作まで続くとか書いてなかったっけ…?)と頭をよぎったのですが、ウィキとか出版社とかいろいろ検索してみたけど情報がみつけられず、、 (あぁ次作で終わっちゃうのか…)と寂しく思っていました。。 (←後日談あり)
それにしても、、
『墓から~』(原題 LAZARUS) の内容があまりにも衝撃すぎて、、(『つけ狙う者』を読んだ時から先の展開は予想はしていましたし、このシリーズ 毎回けっこうな衝撃作なのはわかってますけど…) とりわけ公安警察の女性警部サーガへの仕打ちが残酷すぎて、、 哀し過ぎて、、 どうしてこんなにサーガをいじめるの? もう、身体的に傷つけるとかのレベルじゃない、、壊してる、、 サーガという人間を破壊しようとしてる、、 めちゃ辛かったです。。。
だから、 今月新作が出たと知っても、 こわくて読み始める決意がなかなかできなくて… (エンターテインメント小説ってわかってます わかってますけど、、) サーガはもう絶対に立ち直れないよ、、 可哀想すぎる、、と主人公ヨーナ・リンナ以上にサーガのことが心配で。。
それだから もう一度『ウサギ狩り人』から読み直して気持ちを準備してるところなのです(それほどのことか…)
***
あぁ でも『墓から~(ラザルス)』を読んだ後で 『ウサギ狩り人』に戻ってみると、、この頃は良かったなぁ、、となんかほのぼのした印象すら受けるから不思議。。 事件に関してはいつもながらかなり凄惨な連続殺人で、 いろんな意味でR指定の描写も多くって、、 だから初めてこのシリーズを読む人にはこの作品だけ、っていうのはオススメできないし、 やっぱり(最初から…) せめて第4作『砂男』からは読んでねって言いたいけど、、、、
主人公ヨーナ・リンナやサーガを中心とした《捜査》の部分では、 ふたりの良いところや名コンビぶりが発揮されてて、 例の最強シリアルキラー(『交霊』以降に登場)との対決にばかり焦点が行きがちなこのシリーズですが、アイツが出てくる以前の 刑事らしいヨーナ・リンナの雰囲気もここでは味わえて、、『ウサギ~』は振り返って読むとなかなかしみじみ楽しめます。
***
いつも以上に(人気が出たから読者サービス?) ラーシュ・ケプレル夫妻、 読者をくすぐる描写が巧いですね。
国家の危機を示すコードプラチナの発動に、 公安警部サーガは 素肌に革のライダースーツを纏ってバイクに飛び乗る。
今作ではヨーナ・リンナは服役中。。
周囲は怖そうな犯罪組織やギャングの囚人のなかでヨーナは 2年という年月をなんとかやっているみたい、、 と思いきや
ヨーナは面会室のテーブルの上にコーヒーカップと受け皿を置き、前もってかけておいたテーブルクロスをきれいに伸ばしたあと、狭いキッチンにあるコーヒーメーカーのスイッチを入れた
、、え? テーブルクロス? キッチン?? (スウェーデンの刑務所ってこんな感じなのかな? さすが超福祉国家…) 、、そこへ女が入ってくる、、
「ここであなたと会うだびに、変な感じがするわ」・・・
「たいしたものは出せないんだ。クリームサンドビスケットとコーヒーだけ」
・・・ヨーナは微笑んで、頬にえくぼを作った。
「あなた、とってもキュートよ」・・・
、、え? 誰? 誰なのこの女(ひと)!! 、、前回までには一度も登場してないよね、、 何の説明もなく、、 ヨーナと見つめ合って、、
もう~~、こういう描写がラーシュ・ケプレル夫妻はめちゃ上手い、そしてズルい。。 読んでいてヨーナ推しはもう、 嫉妬、しっと、、 ヤキモチの嵐です(笑
詳細は省きますが、、 このあと国家の危機に対処すべく 超法規的措置で捜査に加わることになったヨーナ・リンナ。。 スナイパーら精鋭部隊との現場突入とか、、 久しぶりに敏腕刑事らしい活躍場面がみられます。(前作ではホームレスに堕ちてましたものね ヨーナ…)
というわけで 『ウサギ狩り人』の(事件以外の)読みどころは、、
やっと自信たっぷりのヨーナが見られる。
ヨーナの青春時代のエピソードが知れる。
サーガも元気。ブチ切れて公安トップの机をちゃぶ台返し、とか。。
ヨーナの元上司カルロスや元アシスタント、アーニャ(アンヤ)とのコントも復活。
(このコントみたいなお約束ネタを楽しむにはシリーズの最初のほうから読んでおきましょう~)
「誰が正しかったですか?」ヨーナがきいた。
「それで、誰が間違っていましたか?」
これを国家警察長官に迫って答えさせるヨーナもそうとう性格悪いよね・・・ いままで散々迷惑かけておいて、、。。 でも長官カルロスのキャラ最高。。 一度でいいから自分の上司にもこのセリフ言ってみたいと思う人多いかもしれません、、笑
あぁ でも、、
『墓から~(ラザルス)』を読んだ後ではもうこんなコントみたいな場面、これから先想像できない。。 ヨーナはしょうがないよ、 自分が背負った宿命だから。。 サーガは? サーガが何をしたと言うの? サーガの絶望は… あぁ、過ぎた日々はもう二度と戻らない・・・
***
ほんとうに、、 ラザルスの次が最終作だなんて、、 サーガどうなっちゃうの? どんな結末になるの?? あのシリアルキラーの弟子というか崇拝者というか、 あんな狂人が最終決戦の相手とは思えないんだけど…
と、、 この一年、 かなり悶々とした疑問を抱きつづけていたのですが、、 なんと今朝! それが解決しました。。 ヨーナ・リンナ・シリーズは 第8作が最終作じゃないんですって。。 やっぱり10作まであるんですって。 海外では今年9作目が発売なんですって。。 良かった~~! (←苦しみがさらに続くとも言えるんですけど…)
ラーシュ・ケプレルのシリーズ第8弾『鏡の男』到着!(扶桑社ブログ)
もうひとつ情報が。
『墓から蘇った男』(原題 LAZARUS)の海外ドラマ化にトム・ハーディが出るとか、、。 あのシリアルキラーをやるにはトム・ハーディしかおらんでしょうね… 笑
詳しく読んでないのでよくわかりませんが ヨーナ・リンナは誰なんだろう… サーガ・バウエルは? 誰ならできる??
、、きっと失望しそうだから、あんまり見たくないかも、、(でもちょっと見たいかも)
トム・ハーディ&ザジー・ビーツ、アップルTVの新シリーズ「Lazarus」に主演(映画.com)
というわけで、、
このあと 『墓から~』の苦しい闘いを読み返したら とうとう『鏡の男』を読むつもりです。 とりあえずは最終作ではないとわかって すこしほっとしました。。 サーガには時間が必要。。 もっとサーガに愛を… サーガには幸せになって欲しい… (泣)
ヨーナ・リンナが好きでたまらない私ですが、 サーガには決して嫉妬しません…
いつかまた妖精みたいなサーガに戻ってくれるのを祈って…
ヨーナ・リンナ警部シリーズについて 過去の日記>>