星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

マイ・ペースでね…

2017-02-22 | …まつわる日もいろいろ
昨年から先延ばしにしていた、 漱石の本読み・・・『吾輩は…』を始めてしまったら、 一日が短くて、、時間が足りな~~い。。。

べつに無理してたくさんの量を読む必要なんてなくて、 一日に好きなだけ、 読んでも読まなくてもいいんだけど、、 なんか気になるとあちこち検索したり、 別の本調べたり、、 夜の時間はあっという間に過ぎてく・・・

 ***

先日 『鷹姫』を観にいったので、 以前(12年前)に観た時の日記を見直して、、 ついでにその月の辺り何をしていたのかなぁ、、、と見ていたら、、 なんという忙しい生活を私はしていたのだろうと。。。

仕事行って、 大学の勉強もして、 週に1本くらい10枚くらいのレポート書いて、、 ライブにも行って、、 今からひと周り若いとこんなにパワフルなの?ってくらい(笑)

あの前後、病院に3年行かないで卒業まで漕ぎ着けて、、 それで病院に行った時にはもう手術って判ってた、、、 自分の身体は自分でわかるからね、、って先生も言ってくれた、、 大丈夫な時は来ないんだよ、、って笑って。。 良い先生。

だから 「無茶」な数年間だったけれど その時間しかなかったんだよね。 術後はもうあんな無茶は出来なかった、、もうムリ。

今は、、 月に一度くらいライブか観劇に行って、、 月に1枚か2枚のCDを買って、 月に一度くらいお友だちと食事しながらゆっくり喋って、、 もう徹夜もしない(笑)、、 週末は美味しいご飯をつくって食べる時間は大事だし、、 
年に一度の山!! 聖なる山へ行くために元気でいなきゃいけないし、、、

そんなペースが良いペースです。。

 ***

今日の音楽は ダニー・マッキャスリン 「Beyond Now」 - DONNY McCASLIN



Celebrating David Bowie Japanからもう20日も経っちゃった。。 DONNY McCASLIN Band の来日公演、、 なんで重なるのかしらね?! 見たみたかったな、、 またマーク・ジュリアナさんのドラムス見逃した。。

・・・ Warszawa  素敵だ、、

 ***

、、 ここにいなくても twitter には毎日出没している予定です。。 

あ、、 ニッキーとジョージのお誕生日祝いもしなくっちゃ!! 

またね。

ケルティック能 『鷹姫』@Bunkamuraオーチャードホール

2017-02-17 | 文学にまつわるあれこれ(妖精の島)



昨夜は、 能『鷹姫』とケルティックコーラスを融合させた舞台、 ケルティック能『鷹姫』を観て来ました。
 
ウィリアム・バトラー・イェイツ作の戯曲『鷹の井戸』 At The Hawk's Well をもとにした能『鷹姫』は、2005年に一度、草月ホールで観たことがあります。(そのときの日記はこちら>>

今回は、ケルティックコーラスグループ、アヌーナとの共演ということで、 どんなふうになるのか、 オーチャードホールの広い空間でどう見えるのだろう、どう聴こえるのだろう・・・ と全く予想がつかないまま楽しみに出掛けました。

詳細はオフィシャルサイトにたくさん説明が載っていますので見てください、、私の拙い説明じゃ伝わらない・・・(美しい写真も載っています)
http://www.plankton.co.jp/takahime/

日本的な能の謡の響きに、 妖精の森で聴こえるような(ロード・オブ・ザ・リングのエルフの森で響いているような) 男性と女性の多層的で神秘的な、 まるで天から何層にも何層にも重なって降ってくるような、 そんな歌声が重なり合って、、 ほんとうに異空間に誘われるような感覚でした。 笛と鼓の響きもすばらしくて、 ときに鎮まり、、 ときに魔を孕んで、、

凄かった・・・ としか、 なんとも言葉が見つかりません。

鷹姫の舞いもそれは美しくて、、 私は能舞台をこの「鷹姫」でしか観たことがないので 着物が普通どうなっているのかよく知らないのですが、、 鷹姫の着物の袖が肘から前後でふたつに分かれていて、、(オフィシャルサイトの写真でもそうですね)、、 それで肘から先の部分をぐるん!と翻す・・・ 右へ、 左へ、 ぐるん!と、、 それが本当に「鷹」なのです。。 扇を持てば、 その襞が翼の先になり、、

泉の水を その翼ですくいあげて鷹姫が飲み干す、、 鷹姫は この森を守護し、 この泉を支配する精霊。 伝説の勇者クーフリンでさえ その水を飲むことはゆるされない。。

 ***

舞台空間は、能の基本的な「本舞台」と左右の「橋掛り」があって、その舞台の大きさは本来の能舞台そのままだそうです。
その後方には、 草月流による枯木のオブジェが3点配置されていて、 また左右の「橋掛り」の手前にも、一対の枯木のオブジェが、、。 その形は「篝」のようにも見えましたが、 銀色に闇に浮かびあがっていました。

その木のオブジェが配された、「本舞台」の後方と左右の空間にコーラス隊があらわれて美しい声を響かせるのですが、、 それはきっと 森の精霊たちの声、、。

2005年に観た『鷹姫』では、 泉とそれを取り囲む岩(に扮した地謡)によって、 森の中にぽっかりと空いた泉という異空間に意識が集中していたように思いますが、、 今回はその周りや背後に精霊たちの響きあう「声」があることによって、 「自然界」そのものがあることをより強く感じることになったと思います。

だから最後、、 水を求め続けた者は「岩」に捕らえられ、 魂は幽鬼となって永遠にさまよいつづけることになるのだけれど、、 森・空・大地、、 それらは何ひとつ変わることなくそこに在り続けるのだと、、 そんな気がしました。

舞台が暗転して、 夜が明けてくるように、、 左からひとすじの光が差し、、 夢幻の時間から醒めたように舞台がまた明るくなって、、、

アンコールで ケルティックコーラスにアレンジされた「さくらさくら」を歌ってくださったのですが、、 歌声だけで、枯木の森をみごとに桜の空間に変えて下さいました。 それだけでもじゅうぶんなほどだったのですが、 そのあと「もののけ姫」のテーマ曲を歌ってくださって、、 なんだかわからないけれど、、 (私はどちらかというとジブリ作品が特に好きなほうではないけれど…) 涙がいっぱいいっぱい溢れてきました。 、、きっと、 日本古来の自然観と、 ケルトの人々の自然を敬い畏れ愛おしむ精神と、 なにも隔てるものがない一体感に嬉しさでいっぱいになったのだと思います。

 ***

ツイート
のほうにも載せた、 イェイツの原作「At The Hawk's Well」が読めるサイトを (エドマンド・デュラック Edmund Dulac によるイラストもぜひご覧を)
https://archive.org/details/fourplaysfordanc00yet

1916年の初演の鷹姫は 伊藤道郎という男性が演じられたのだそうです。こちらに写真が
http://numerocinqmagazine.com/

 ***

2005年に観たときの「謡」のコピーが見つかったので、 それをあらためて読んでいます。 昨日見たときも、 舞台脇に日本語と英語のスクリプトが映し出されていましたが、、 その中で気になった(単に個人的に印象に残ったという意味です)ことがあって、、

それは、、「curse」という英語、、。 謡でも 「呪ひ」…とうたわれていましたが、、 現代人にとって、 (ホラー映画の影響があり過ぎるせいか) curse = 呪い という言葉はとても強烈に感じられますよね、、。 鷹姫は「呪い」をかけたわけですが、、 今わたしたちが想像する「呪い」とは違うんではないかと、、

確かに、 イェイツの原文でも 「curse」という語を使っています。。 その意味・・・

・・・それはまた、、 近いうちに、 漱石のカテゴリーで考えられたら、、と思っています。


、、、 暖かい嵐の 一日でした。

、、 妖精の輪に さらわれぬよう・・・ よい休日を。

Happy Valentine's Day

2017-02-14 | …まつわる日もいろいろ

大好きなひとを・・・





大好きな人に、、


apollo チョコ いっぱいだ~~ ☆^∇゜)♪


祝40年 フェイドアウトするMARQUEE MOON…聴こう♪

2017-02-10 | MUSICにまつわるあれこれ
今朝(9日)、 Television の「MARQUEE MOON」発売からきょうで40年、、というツイートを見て、、 
(実際は 2月8日、でもこれは海外の話。日本盤が出たのいつだろう。。 同じ日、ということはないよね、、 私が買ったのは 1977年のいつだったろう…)




、、それで 今日はなんとか時間をつくって レコードを聴こう♪ と思って、 さきほど聴きました。

楽曲「マーキー・ムーン」は もう今ではライヴのラストに必ず演奏する代表中の代表曲になっていますが、、 1977年当時の私がいちばん好きだったのは 「Venus」、、 う~ん、、このアルバムは全曲 どれも外せないし、 この曲順のまま、 しかもレコードで聴きたい、、 そういう気持ちはずっと変わらないな。。

「SEE NO EVIL」の独特のリフの繰り返しと、 エキセントリックなアウトロが消えて、 一瞬後に始まる 「Venus」のきらきらしたイントロに、、 40年前の私は卒倒しそうになっていましたが、、(卒倒なんて言葉も知らない子でしたが)、、 その気持ちも変わらないし、、

「FRICTION」の硬質なソロ、、 これはもしかしたら Ampeg Dan Armstrong Plexi Electric Guitar なのかな・・・?とか。。 でも前にも書いたように、 どの曲でこのシースルーギターを使っているのかよくわからない。

「MARQUEE MOON」は、 フェンダージャズマスターか、 ジャガーかな、、とか。。(これも別に確証はなし…) 、、ただし もう近年ではトムはジャズマスターもジャガーも弾かないよね。。 もっぱらストラト。 Jimmy Rip はテレキャスが多くて、 あとストラトかな。
、、 マーキー・ムーンの長い長いギターセッションの後の、 星が降ってくるようなギターの音色、、、 ミュートしながらきらきらきらきら、、と。。 あんなギターは今でもまだ誰の音色からも聴いたことが無いような気がする。 あれは絶対に 「光のゆらめき」を表現しているんだよね、ぜったいに。。 トムは詩人でもありますけれど、 ギターでも詩を奏でる人です。

、、で、、 マーキー・ムーンはフェイド・アウトしていって欲しいのです、、 どうしても。。
CDが発売された時、 マーキー・ムーンを聴いて (違う!!)って、 すごーくすごーく違和感でした。 ジャン♪ なんて終わるマーキー・ムーンなんて。。 と、 今でも思っているけれど、 CDだとすぐに次の曲になるからね、、 終わる必要があったんだろうね。。 
、、でも、 フェイドアウトしていってその中にまだギターの余韻があって、、 それでレコード針がゆっくりと元へ戻っていくのを見届けてから、 そうっとレコードを手にとって裏返して、 もう一度、 スプレーをしてクリーナーでゆっくり拭って、、 またそうっとターンテーブルに載せる。。。 これだけの時間が、 MARQUEE MOON を聴き終える作業としては必要なのです、、、 もはや「禅」の世界、、(笑)

 ***

「ELEVATION」の痙攣するギターも、 泣きが入るギターも、、 現在のジミーになる前のテレヴィジョンのオリジナルのライヴで聴いた記憶が無いな・・・ と思って、 検索したら、、 あった!

Television - Sheffield 1979 - Elevation
70年代のこの演奏は ほんとレアかもしれない、、。 すごい、 かなりいい演奏をしていますね。 ん~~、、 やっぱりリチャード・ロイドの方がテレヴィジョンらしいギターを弾きますね、 ジミよりも。。

「GUIDING LIGHT」も、 こんな可愛らしい声で歌うのも、、(ちょっとZiggy時代以前の Bowie にも似てるような声)、、 ライヴでやらないよね、、 と思ったら、、 これも最近のライヴでちゃんとやってる
Television-GUIDING LIGHT-Live @ The Fillmore, San Francisco, June 30, 2015

トムの声、、 27歳、、とはさすがに言わないけれど、、 人間の声って、 生涯あまり変わらないものなんだね。。 貴方は一生、少年のままだわ、、。 でも、 この美しいギターは全部ジミーが弾いてますが、、。

「Prove It」は、、 フジロック02に初めて Television が出たときの(あのレッドマーキーの)、、 そのときの光景が浮かんでくる。。 オーディエンスみんなで Prove It!! って 叫んでいた時の、、。

「TORN CURTAIN」も、ライヴではやらなかった曲、、 と思いきや、、 今ではやるのね、、
Television-TORN CURTAIN-Live-The Fillmore-San Francisco, CA, June 30, 2015
、、なんかここまで 全曲再現されるとヤだぞ・・・ と天邪鬼な気分になるものの、、

あの猫の鳴き声のような泣きのギター、、 トムがリップスティックピックアップのストラトで弾いてる・・・ 嬉しい・・・ これ観れて、、 (駄目だな、結局見入ってしまう、、)
、、ラストの ミュート奏法も見事。 、、 はぁ~、、、(溜め息)




↑ たぶん1977年の記事、ミュージックライフの。 岡田英明さんがトムのアパートに会いに行った時のお話。。 75年の、 リチャード・ヘルが抜けた直後くらいの思い出を綴っています。

その上の「言葉」は、、 ちょっと恥ずかしいけれど 当時の私の字。。 バンドで楽譜とか入れてたファイルにマジックで書いた文字。 パティ・スミスにトムが言った言葉だったかな。。。

パティが、 あなたはいつも夢を見てるよう。 頭に雲を(綿? 羽? 記憶曖昧…)詰め込んでるよう・・・

そう言われたトムが、、 「わかってる。 いつだって宙をさまよってるよう・・・ 落ちていくように思えるんだ。 でもいいかい、 ボクは永遠に落ち続けやしない」

、、これも たぶんミュージックライフで読んだ記事にあったと思うんだけど、、。 

 ***

今朝、見た記事です。
http://pitchfork.com/thepitch/1438-televisions-punk-epic-marquee-moon-40-years-later/
マーキー・ムーンの、 74年のリハーサル音源とか、 ブライアン・イーノによるプロデュースのデモ演奏版とか、、 めずらしいものが、、

これはまだ聴いてない。。 明日にしよう、、

日付変わってしまったよ、、、


おはよう・・・ おやすみなさい(笑

Celebrating David Bowie Japan @東京ドームシティホール Feb.2, 2017 (追記するかも・・・)

2017-02-03 | LIVEにまつわるあれこれ
昨夜観てきました。 楽しかった~~♪ きちんと感想を書いておきたいところですけれど、 ここしばらく時間が余り無さそうなので、 いまの思いだけちょこっと。。

セットリストは official fecebook ページのものです。

TOKYO SET 2/2

REBEL REBEL
LADY GRINNING SOUL
FIVE YEARS
MAN WHO SOLD THE WORLD
CHANGES
LIFE ON MARS
SOUND & VISION
STARMAN
ROCK N ROLL SUICIDE
WHERE ARE WE NOW?
SPACE ODDITY
DJ/BOYS KEEP SWINGING
SUFFRAGETTE CITY
DIAMOND DOGS
WIN
YOUNG AMERICANS
ALL THE YOUNG DUDES
WILD IS THE WIND
ASHES TO ASHES
FAME
FASHION
GOLDEN YEARS
ALADDIN SANE
STAY
MOONAGE DAYDREAM
ZIGGY STARDUST
HEROES

LET'S DANCE
UNDER PRESSURE

、、どなたが何を歌ったかのリストも、手元にあるのですが、、(セットリストの写真下さった方ありがとう!) 日本人ゲストの分だけ先に、、 田島貴男さんが スターマン、 三船雅也さんが すべての若き野郎ども、 吉井和哉さんが ジギースターダスト。

、、行く前に フェイスブックページで何も考えずシドニーのかと思ってこれを見てしまい、、 見てから今夜のセットなのだと気付いてあちゃ…! でした(笑) 楽しみが・・・

、、と同時に、、 われらが吉井サンが何を歌うか、、ほぼ想像できてしまった。。。 (しゅん…)

 ***

それはともかく、、、 シティホールはどこからも見やすい好きな会場だし、 始まってすぐに音も素晴らしく良く聴こえるので嬉しくなって、、

マイク・ガースンさんのピアノの前奏曲から始まって、、 ほんと ガースンさんのピアノはゴージャスな響きで、 あの華麗でJazzyな音色は どんなシンガーにも似合うというものではありませんが、、 ガースンさんと、ボウイのシアトリカルでオペラティックな響きもあるヴォーカルは、 ほんと似合いだったのだなぁ、、 などと考えながら・・・

ギャビー・モレノさんのエモーショナルな Five Years で 第一の涙腺危機。。

LIFE ON MARSは、 エイドリアン・ブリューさんのしっとりとしたアコースティックギターから始まるのを、 先に youtube で観て、 もう涙ものだったのですが、、 (もちろんこの日も感動しましたが)、、 ブリューおっちゃん、、 もうどんな曲でも楽しそうにニカニカ笑いながら演奏してるので可笑しくって、、。。 
いつでも、 LIFE ON MARSは、 ボウイの歌声が聞こえてくると泣きそうになる いちばん弱い曲なんですが、 ブリューさんのお陰でこんな楽しい気持で聴くLIFE ON MARSは初めてかも…。 アコースティックを途中であの変形ギターに持ち替えて、 原曲と同じ ひゅん♪って弦をスライドさせるところもコピって下さって、、 (ちょっとつっかかりそうになる時はニカニカ笑いで切り抜けて・笑)

、、で 先にブリューさんネタをまとめてしまうと、 セットリストで SOUND & VISIONとか、 DJとか、 フェイムとか、 ファッションとか、 ボウイが変な声出してヘンなギターの演奏がある曲々… いったい誰がやるんだろう、、って感じの曲は、、 ブリューさんが演ってました。。 ファッション以外ヴォーカルも自分でおやりになって、、 フェイムなんて嬉しそうに踊りながら高音部から低音部へ・・・フェー♪フェー♪フェー…、、って(笑) あんなにブリューさんが歌える人だとは知りませんでした、、で ブリューさんの好いところは、 ヘンに自分の味付けなんかしないで、 ボウイのレコードバージョンのまんま似たように歌ってソロ弾いてくれるところ。。 ワギャギャギョワウニャニャ~~~って変態ギターもにかにか嬉しそうに、、 (えぇおっちゃんや~~)

 ***

序盤、、 アリーナはスタンディングなので若いコがほとんど、、 ボウイを直接知らない世代かな、、という感じで、 いきなりゴージャスなガースンさんのピアノや、 ソウルフルな5年間や、 わけわからんブリューさん(笑)に面食らっていた感じのところへ、 田島さんが出てきて下さって、、スターマン。

ステージを右へ左へ、、 お客さんにアピールして、 間奏の大きな手拍子を煽ってくれて、、 あれで一気に場がなごんでバンドの方たちもリラックスしたノリになりましたね、、 流石カッコ良かったです。

 **

・・・つづきはまた、 ヴォーカリストのリストを加えてから書きましょうか。。 
ソウルフルなヴォーカリストのパフォーマンスが素晴らしくて、、 (で、もう中盤以降は 完全に吉井サンが歌うのはアレだな、、とわかってしまっていたので) 、、演奏が進んでいくにつれてどんどんパフォーマンスのハードルが上がっていって、、 吉井サンの事を考えると心臓痛くて堪らない・・・

、、いえ、 吉井サンのジギーは ソロ時代に何度か聴いていたし歌えるのはわかっているのだけれど、 年明けに喉を痛めていたことを聞いていたので、 あの高らかに歌い上げるジギーじゃなくて、 アコギの伴奏かなにかで、 レディ・スターダストとか 手拍子できるスターマンとか、 Oh you pretty thing とか、 軽めの歌だと良いかなぁ、、なんて思っていたけど、、 (あぁこの流れだとジギーだ)、、 と思うたび心臓きりきり、、 しかも曲順もなかなか廻って来ない、、

、、 でも結論から言ってあれでよかったと思いました。 欲を言えば、 ジギー以外の曲で聴いてみたかったというのもあるし、 その前がド派手な MOONAGE DAYDREAMで、 その前が STAYだったので、 流れ的には本当にゴージャスな流れだったので、 もしジギーやるなら髪は金髪オールバックにでもして カラフルストライプのスーツかジャンプスーツでも着てきてちょうど良い位の場でしたが、、

黒に細かいラメのジャケット、 黒シャツ、 黒パンツのモノトーンで。。 でも外国勢の前でもあの長身の存在感はすごいなぁ、、と。 (そのわりに照れたような控えめな笑顔でしたが)

アール・スリックさんが弾きながら吉井さんに近寄ってきて、 下から顔を覗き込むようにツーショットになったのは素敵な絵でした。 (スタンドマイクの吉井サンはちょっとどうしていいか迷ってる風でもありましたが…笑)

両手を左右に広げて指を差して、、、最後のキメの 「Ziggy played guitar~♪」、、あの大の字の立ち姿が似合うのは、 やっぱり吉井サンですよね。 アリーナにいたら キャーーーー!!と大声で叫んであげたかったけれど、 バルコニーの私の周りはなぜか男の人多し。。 そうっと拍手で嬉しさを表現するのがやっとでした、、(笑
 (ちょっと一言、、 最後吉井サン Ziggy played って言った? なんか違く聴こえたのはわざと? かな…なんて思ったのだけど)

、、 ところでさっき、 NYやロスやシドニーでは 誰がジギーを歌ったのかしら? (演らないはず無いし)、、と思って検索したら・・・ なるほど、、 (リンクしませんので検索してみてね)

、、 吉井サン、 絶対、 贔屓目でなく、 吉井サンのジギーのほうが好きです、私は。。 (でもいつか Heroes 聞きたいなぁ。。 WHERE ARE WE NOW? もね、、 いつの日か聞いてみたいんだ、、 もう少し経ってから。。 あの、 as long as... の繰り返しの、、 10年ぶりのあの歌のボウイの声を初めて聴いた時の、 衝撃と嬉しさと胸のつまるあの想いを、、 いつか吉井さんの声で聴いてみたいと、、 昨日思ったんだよね・・・) 以上、 呟きでした。。

 ***

さて、、 もうこのくらいに、、。

あとは昨日と関係なく、、 こないだやっと聴いた  VINYLのサウンドトラックシリーズに入ってる ボウイのカヴァー、、 (他にも、 ジュリアン・カサブランカス君の歌うヴェルヴェッツの曲とか、すごく良いんだよね)
このかた↓ とっても素晴らしいですね。
Trey Songz "Life On Mars?" [Official Audio]

あと、 さっき見つけた ホージアの歌うヤングアメリカンズ。 こんな風に崩して歌っても、 最後までぐっと惹きつけて聴かせる力は彼ならでは。。
Hozier - Young Americans (David Bowie Tribute) Live Birmingham 02/01/16


・・・ほんとうに昨日は楽しかった。

ここしばらくの、 世界のニュースの不愉快に煮凝った気持ちが、 あの時間の中ではすっかり消えて、 ただただ楽しくて 幸せだった。。。


ありがとうです。。 素敵な週末を。。


David Bowie に関する過去ログ>>

きみはプリティエストスター♪

2017-02-01 | MUSICにまつわるあれこれ
前回のイヤホンの流れで、、 いろいろ試し聴きしているんですが・・・



、、Bowieに関しては 「ヤング・アメリカンズ」以前は ほぼ後追いで聴いていて、 大人になってからは、その後のライヴ盤やセッション盤のほうを聴く事が多くて、、
だから、 あらためてアルバム順で聴いてみたりすると、(あれ? この曲、このアルバムだったっけ?)とか、 (こんな曲あったの忘れてたわ)という風になります。。

子供の私にはすでにアメリカ時代のボウイさんは、 とっても洗練されたお洒落で気高い、、 音的にも自信に溢れたおとなのシンガーに思えてたのでしたが、、

でも、、Ziggy以前のアルバム、 特に Space Oddity(69年)や、 The Man Who Sold the World(70年)を 今聴くと 時代感があって面白いし、、 じつはボウイは (遅れてきた子供)、、だったのだなぁ、、という感じが強くします。 

Unwashed and Somewhat Slightly Dazed のボ・ディドリービートなんてすっかり忘れていたし、、 

『世界を売った男』の中の、 She Shook Me Coldも、 忘れていた曲だけれど、、 Mick Ronsonが Jeff Beckそっくりの音色でギターを弾き始めて、、 それでこのタイトルでしょう? もろ、 ジェフ・ベック・グループの「トゥルース」の中の 「You Shook Me」・・・(笑
Truthは 68年ですね。。

、、 ほかにも、The Width of a Circleみたいな 8分もある壮大な曲も、、 トニー・ヴィスコンティが ジョン・エントウィッスルのような、 ジョンジーのような、、 めくるめくベースのフレーズを奏でてはいるんだけども、、 突っ込みどころ一杯で。。。 (すみません・笑)

、、 ザ・フーの「Tommy」が69年、、 ゼップは Led Zeppelinの IとIIが69年、、 ストーンズのSympathy for the Devilなど 68年、、ですものね。。 トラフィックの Dear Mr.Fantasyなんか 67年だし、、

勿論、 「スペース・オディティ」も 「世界を売った男」も、 そのタイトル曲を創り上げたボウイの感性の凄さはひしひし感じるにせよ、、 その名曲の間に隠れてる 当時の彼ら(ボウイとバンドメンバー)の嗜好・志向を垣間見ると、、 (あ~、、でもね、 君はロッド・スチュワートにも、 ロジャー・ダルトリーにも、 スティーヴ・ウィンウッドにも、、 シド・バレットにもなれないんだよ・・・ 憧れるスコット・ウォーカーさんや、 ディランにも遠く・・・ ・・・) などと失礼にも思ってしまって、 なんだか可愛く思えてきたりするのです。。

、、ディランの名前が出たところで、、

「ボブ・ディランに捧げる歌」というのは 私、 このころ=69年辺りかと思っていたのですが、、 『ハンキー・ドリー』(71年)に入っていたのね。。。 ミック・ロンソンの泣き気味のギターと、 リック・ウェイクマンの滑らかなピアノが目立つ曲ですが、、 

、、 ディランは、 ボウイがこれをレコーディングしてた頃、 ジョージのバングラデシュコンサートにクラプトンさんや、 レオン・ラッセルさんと出ていたのですから、、。。 でも、 ディランはきっと自分の名前をタイトルにして、 自分に捧げられた曲ですもの、 きっと後に聴いたでしょうね。。 
昨日、 これを聴き直していて、 (あ! きっとディランはこのギター聴いて ミック・ロンソンを欲しくなったに違いない)、、なんて思ってしまいました。。。 せっかくボウイがディラン風に声を枯らして、 聞いてくれよジマーマン、、って歌っているのにね、、、 ごめん、響いてくるのはロンソンのギターとウェイクマンのピアノの調べのほうなんだ。。。 あぁ可哀相なボウイ。。

 ***

、、すみません。。 ほんと失礼なことを沢山書きました。。

だけど・・・ ここから アメリカ時代があって、 ベルリン時代になって、、 映画にも出て、、 孤高の芸術家に変身・変貌していく過程は、、 ロジャー・ダルトリーとも、 ロッド・ステュワートとも 全く違う、 確かに時代の寵児、、でした、確かに。。。

・・・でも

上のフォトよりも さらに前の、、 66年~67年のころの、 ボウイの綺麗な、 素直な歌声、、 好きだなぁ。。。 ほんと歌うまいし。。

ほんとは、 (ほんとに) 好きなんですよ・・・! 先日、 ボウイ展を見に来たお友だちとボウイカフェでお喋りしても、 (そのときはリアリティツアーのライヴ音源が流れてて) 、、曲が変わるたび 耳が奪われて話がとまって 
泣きそうになってしまうくらい、、 

・・・