星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

彼岸花・・・ 花のような君に

2016-09-27 | …まつわる日もいろいろ

Marlins Honor Jose Fernandez Just The Way He Would’ve Wanted (CBS Miami)

ホセ・・・ 大好きだったよ。

君の笑顔、 闘志、 悪ふざけ、 甘ったれ、、 天才的なピッチング、、
永遠に 語り継がれることでしょう。。

そして 今日 君がお空からくれた奇跡も
永遠に みんなの心に残るでしょう。。。





勝利目前の9回をむかえるたび、
これからもきっと ベンチではしゃぐ君の姿を探してしまうよ、、


QUEEN + Adam Lambert LIVE IN TOKYO 日本武道館 Sept.22 2016

2016-09-27 | LIVEにまつわるあれこれ


セットリストはこちら
https://twitter.com/QueenWillRock/status/778936752123904000


クイーン+アダム・ランバート @ 日本武道館 - 洋楽ライブレポート RO69
こちらは初日(21日)のものですね。

【ライブレポート】クイーン+アダム・ランバート Barks
こちらも21日の。



エンディングに舞った金色の花吹雪・・・

Brian May先生の instagramから>> 
こちらはシンガポールの写真ですがこんな感じ



ライヴの感想はまた書きます… (書けるかな…)

ブライアンのレッドスペシャルは・・・ 言葉にならない音色でした。。。


 *** つづき 9/25 ***

、、 私が QUEEN を知ったのっていつなんでしょう・・・
小学校低学年のころからラジオは聴いていて、 高学年になって 「若いこだま」の大貫さんや渋谷さんのは毎回聞くようになっていったから、 その中でかかる音楽は自然とインプットされていったわけです。。

だから、 大貫さんがたぶん 「戦慄の王女」を紹介して下さったとしたら73年からだし、 「クイーンII」は兄貴が持っていたし、 「シアー・ハート・アタック」はクラスメイトが持っていて、、 で、「オペラ座の夜」は私が自分のお小遣いで買うことに…

ブライアン・メイ先生は、 たぶんエレクトリックギターというものを初めて意識するきっかけをくれた人だと思うんです。。 当時のお子ちゃまらしく、 フォークギターに憧れて自分でも弾き始めていたけど、 洋楽の中で最初にエレクトリックギターの音色を聴き込んだのが、 ブライアンのギター、、たぶん。。 多重録音のまるでパイプオルガンか、チェロかと思うようなオーケストレーション、、 そして 津軽じょんがら節に影響されたザクザク刻むヘヴィなギター。

ギターヒーローという意味では、、 75年に『ギター殺人者の凱旋』(Blow by Blow)を出す ジェフ・ベック先生のほうへやはり関心が移っていってしまうわけなんですが、 でも ブライアンのヘヴィメタルにも通用するソリッドで、艶やかなサウンドは、 結局いまでもずっと好きだなぁ。。。

、、そんな クイーンとの出会いでしたから、 「華麗なるレース」以降の、 世界的に大ヒットしていく頃からは、 だんだん遠のいて、 もうNYパンクとかJAPANとかに関心が行ってしまって、、 勿論、 ウェンブリーライヴも、 フレディ追悼ライヴも、 何度も観た大好きな映像だけれども、、 自分が一番 胸ときめかせていたクイーンは、 ヘヴィでプログレッシヴなサウンドの初期時代、、 ヴィジュアルで言えば、 Bowie & Ronson のフォトグラファーとして有名な ミック・ロックが写真を撮っていた頃のQUEEN、なのです。



2003年に東京都写真美術館で、ミック・ロックの回顧展があって、、 ボウイやクイーンや、 ルーや、イギーや、、 たくさんの写真を友人たちと観にいったのだけど、、
、、フレディの美しいポートレートが、 長方形の まるで棺のような箱にたくさんの花に囲まれて展示されているのは、、 とても とても つらくて、 悲しくて、、 ちゃんと見つめることが、、出来なかった…ね。。


・・・ ライブのレポになってません。。 ごめんなさい

    つづく、の?


 *** 9/27 記 ***

クイーンを見てからまだ5日、だというのに、 なんだか 不思議な夢を見ていたよう・・・
くわしいレポは冒頭にリンクした記事にあるから、 ライブ中に自分が感じていたことだけ書こう。。

オープニングの「輝ける7つの海(Seven Seas of Rhye)」や、 「Stone Cold Crazy」、、 自分が好きな初期のハードロックなクイーンの名曲、、 すごく期待していたのですが、 席がアリーナ前方はじっこ、というのと、 歓声のすごさと、 私の耳の障害のせいとで(これが一番)、、 最初は全体のサウンドがごわーん、と ひと塊になって聴こえて それがすごく残念でした。。 同行者にあとで尋ねたら、 そうでもなかったと言うから、 たぶん私の耳のせいでしょう。。
「Stone Cold Crazy」の最初のハイハットなんぞ まったく聴こえなかったものなぁ、、、悲しい。 大好きな曲なのに、、 でもStone Cold Crazy♪は一緒に叫びました、、

「キラー・クイーン」あたりからやっと、 ギターやヴォーカルの個々のサウンドが次第にクリアになってきたので、、 このセットリストがすっかり逆だったらなぁ・・・ なんていうのは 私のワガママですね。。

、、とはいえ、 こんな近くにブライアンがいる、、 あり得ない!! ステージサイドのお立ち台への階段を ちょっと小走りに駆け上がるブライアン、、 中央の花道とステージに出て行っては またステージのマイクに戻ってコーラス、、 ずっと動いてる、、若々しい。。 ギター持つとやっぱり動きが変わるものなのですね、、

まだ耳が慣れていないまま ブライアンのギュゥーーン ゴワーーーン、、 と唸りまくるレスペに(途中一回、 ブラックのに換えた) 何だかわからない状態、、 1本のギターから出ている音じゃないみたい。。 Cheap Trick のトムの12弦ベースを掻き鳴らした音色もすごいものがありましたが、 あれと一緒にギターソロもひとりで弾いているような感じ。。

「Killer Queen」では 花道の先にゴージャスな椅子が置かれて、 アダムが色っぽく寝そべりながら、 黒い扇子でパタパタ…。。 アダムに負けないくらいゴージャスな叶姉妹がその前方にいらしたらしく、 カメラに映せ映せと手を振って、、ステージの巨大スクリーンにも 叶お姉さまのゴージャスなお衣装や露な胸元が映る・・・ このコラボ(?)は最高でした(笑)

アダムはね、、 本当に歌もうまいし声量はあるし、 キュートだし、 色っぽいし、、 クイーンの歌を歌うのに今 これ以上の人は他にはいないかも、、と。。 だけど、 だけど、、 フレディの絶対的なエレガントさ、、 フレディがどんなにマッチョになっても最後まで、 高貴なまでにエレガントだった事と、 高音のしなやかさ、、 歌っている言葉のキレ味、、 子音のキレとでも言いましょうか、、 較べてはいけない、 比べることに意味なんてない、、ってわかってはいても・・・

、、でも アダムは一生懸命 楽しませようとしてくれていたし、 クイーンに、 フレディにものすごく敬意を払っている気持ちが伝わってきたし、、 

花道の先で ブライアンがひとり12弦ギターで奏でた「Love of My Life」、、 (一緒に歌ってクダサイ・・・ for Freddie)と、、 そのときの大合唱、 すばらしかったです。。 ほんと、 ブライアンが(perfect!) と言ってくれるのもお世辞じゃないと思える お客さんみんな声が揃っていて、 歌詞もはっきりしてて、、 その会場の歌声にうるうるしていたらラストで スクリーンにフレディが・・・ ここで第一の涙腺崩壊。。
 (余りにも素晴らしかったので見ちゃいました、 あの日の感動をどうぞ>>

そのあとの「手をとりあって」、、ブライアンの歌声は細いけれども本当に優しい。。 
前回の日記の、 私が ブライアンへファンレターを書いたのもちょうどこのころ、、、 余りに遠い昔のことで歌えないかしら、と思ったけど 覚えているものですね、、 40年、ですよ。。。 40年前のお嬢ちゃん 見てますか? あなたが大好きだったブライアンがそこにいるよ・・・
、、 なんか、、 バック・トゥ・ザ・フューチャーな不思議な気持ちでした。。。

アコースティックコーナーが終わって、、 (よく覚えていないんだけど) 花道には突如ドラムセットが出現していて、、 ここからロジャーのソロタイム。。
、、で、、 私 このときになって 初めてステージにもうワンセット ドラムがあってロジャーの息子さんのルーファス君がいたことに気づいたのです。 

ロジャーの 「It's A Kind of Magic」は、 2日目だけだったらしいですけど、 私この歌が好きなので嬉しかったです。 ロジャーの姿はもうすっかり貫禄。。
で、、 親子のドラムバトルでは ロジャーが先に叩いては 後ろのステージにいる息子をスティックでビュッ!!! と指差し、 すかさず息子がそれを受ける、、という… カッコよかったです。 ロジャーのドラムがゴゴゴゴ… という重い音色なのに対して、 息子のはタタタタ… と若い音色で、 ゴゴゴゴ、タタタタ、ゴゴゴゴ… と。。。 で、、 ロジャー独りのドラムソロ、、 と思う部分で、 ドスドスドスドス…と超速のバスドラだけ息子が担当しているのを 見てしまったぞ、、(笑) 
このルーファス君、、 レポには若い日のロジャー似、、と書かれていたのを見ましたが、 私は似てるとは思わなかったなぁ。。 でもイケメン! 金髪を (可愛かったころのカート・コベインみたく)おかっぱにして耳掛けて、、 
まぁ! 今検索したら The Darkness にルーファス君は居るんだとな、、 似合うと思いますブリティッシュハードなサウンドに。。

そして、 不意にスクリーンに モノクロのDavid Bowie の写真が映し出されて 
 (あ、その前にブライアンが、、 今年僕らはもうひとり大切な人を失ってしまったね、、みたいなMCがあったと思う)、、「Under Pressure」のあのイントロ、、 ここで2度目の涙腺危機、、 
アダム+ロジャーのアンダープレッシャー。

(ちょっとライヴから脱線しますが…)
ライヴの翌日、、 なぜか A Perfect Circle のベーシスト、マットが記事をツイートしてくれていて、、その記事が 「科学が説明する―何故フレディの声は特別なのか」というもので、、

Science Explains Why Freddie Mercury’s Voice is so Incredible

英文なのでちゃんと理解できたわけじゃないんですけど、、 そこに アンダープレッシャーのフレディとボウイの声だけのアカペラが載っているので、、 よかったら聴いてみて下さい。

フレディも特別ですけど、、 ボウイの歌声もまた、 誰にも再現できない特別な声で、、 もう二度とこの歌声が聴けないことをあらためて思って、、 アカペラを聴きながら涙してしまいました。。。

 ***

あとはもう ブライアンの事だけ書いて終わりにしましょう。

ブライアンのギターソロ。。
ステージ中央のスクリーンの前にブライアンが立って、、 その台が何メートルくらい? 身長の4~5倍くらい? の高さまで上がって、 スクリーンに映る宇宙の映像の中央にブライアンがすっぽり入って、、 レーザー光線がそれを取り巻く、、、
ブライアンのインスタグラムに説明が・・・
https://www.instagram.com/p/BKn_556DvHl/

つまり、武道館は全方位型の客席だから、 レーザーをお客さんに向かないようにしなければならないので・・・ っていう事が説明されてます。。 ブライアン、毎日写真をUPしては 丁寧なコメントを付けてくれて、、 いつ寝てるのかしら… って感じでした。

で、、 私はずっと ブライアンのレッドスペシャルの謎を少しでも見極めたいと、、 スクリーンに手元が映るたび 一生懸命見ようとしてたのですが、、 ブライアン、 今でもコインで弾いているのかしら。。 手元にピックは見えないし、 スタンドマイクによくあるようにピックがずらっと並んでいる、、というのも無かったと思うし、、 
でも、弦を引っ掻く時に、 コインの溝が当たるガリリっ… っていうノイズがはっきりわかる時があるので、 コインか、 或いはピックの縁か、、 

そして先程、 一本のギターから出る音と思えない、、と書きましたけど、、 中指や薬指で指弾きをして高音弦の旋律を奏でつつ、、 アップ(ストローク)で瞬間的に低音弦をコインの縁でガリリ…と引っ掻き上げる、、 みたいなこともやっていて、、 それらと 3つのピックアップのスイッチングとトーンコントロールとで 音色を出す瞬間を分別して、、、っていう ものすご~~く頭を使いそうな、、、

、、大抵、、 メタルの速弾きの人でも、 ジェフ・ベックさんでも、、 弾いている手元と出てくるサウンドは (私がろくにギター弾けなくても) 見ててまぁ一致するものなのですが、、 ブライアンのは 見てても全くわからないことばかりで、、

さっき言ったように、、 指弾きで高音部のソロを弾いているかと思いきや、 ヴォリュームノブにふわっと手を掛けたら、 ゴヮーーーー、っと低音の和音が重なってきて、、 え? え? なんで?? どこからその音は出てくるの?? それがまるでパイブオルガンのようで、、

、、この 宇宙でのギターソロの時は、 ディレイを使いながら、 「さくらさくら」をアレンジした日本的な演奏をしてくれて、、 まるでお琴の連弾を聴いているようでした (独りなのに連弾…) 

そして、、
私の涙腺が とうとう決壊したのは、、 「Bohemian Rhapsody」のピアノが流れ、、 アダムが一番のメロディを歌い、、 (too late...) のところからフレディがスクリーンの中で歌い、、 そしてあの艶やかなギターを奏でながら ステージの脇から現れたブライアンは・・・ 足首近くまでの光沢あるマントを羽織っていて、、 きゃぁぁぁ…!! まるで王子さまか騎士のよう、、 ギターを奏でる王子様、、 フレディの目の前で、 花道の先端でブライアンがマントを背にソロを奏でる・・・ もう涙、 涙、、、
 
で、 ロックパートに移る瞬間、 ステージから火柱がドーーン!! あぁやっぱり私はハードロックなQUEENが好き! アダムのシャウトと ブライアンの切り裂くようなギター(>>

前に、、 APC(TOOL)のヴォーカリスト、メイナードと、  ビリー・ハワーデルさんのレスポールとの映像を見て、 (絶叫する気持ちわかります)、、って感激してたけど、、 
Maynard James Keenan + Billy Howerdel - Bohemian Rhapsody ( Queen )
ホンモノのボヘミアン・ラプソディはそんなもんじゃなかったです。。 ↑の、ビリーさんのソロも素晴らしいキレ味だけれど、 ブライアンのレスペの重層的な音色と、、 ラストのミュートした音色の変化のスゴさ!! はぁーーーー ため息。。

あとはもう、、
会場中が 合唱と手拍子で溢れるクライマックス。。 「Radio Ga Ga」

アンコールの 「We Will Rock You」「We Are the Champions」、、 アダムは王冠を頭に、、 一方のブライアンは・・・ 「東京」の縦書き日本語のこてこてのお土産Tシャツ、、 でもブライアンだから許す。。 カワイイ。

金色の花吹雪が盛大に舞う中、、 ブライアンの弾く「God Save The Queen」が(録音で)流れて、、 メンバーが横一列に整列して、、
、、そこで アダムがすっと後ろに下がって ブライアンとロジャーの二人を前へ進ませて、、 二人が花道を少し進んでから挨拶する。。

、、このときが 何故だか ものすごく ものすごく せつなかった。。 アダムの心配りが胸に沁みたというのもあるけれど、、 (あぁ クイーンは たった二人しかいないんだ… ブライアンとロジャーの たった二人で今はクイーンを背負っているんだ…) と思ってしまって、、。。 
アダムがいてくれて、 ロジャーの息子さんや サポートメンバーがいて、 今もブライアンとロジャーはこんなにハードなスケジュールで世界でツアーをしてくれて・・・

・・・ このあと、 ロッキンオンの渋谷さんが ブログで書いていらした事、、 痛感いたしました。
クイーンの武道館ライブを観て思った。バンドが継承されていく素晴らしさについて ro69.jp/blog

バンドがバンドであり続けるということ、、 バンドというものの「不思議」、、

ブライアンとロジャーは、 それを本当によくわかっているのだと思った。。 そして、それを一番たいせつにして、 守っていこうとしているんだと。。。


40年前のQUEENに、 ふたたび逢うことはかなわないけれど、、 ブライアンとロジャーが、、(ブライアンなんか 博士なんだし、、 演奏活動などもうしないでもきっと他に研究とかいっぱいやれることはあるんだろうけれど) 
、、でも、、 レスペをカッコ良く弾いて、 いつもの片手を振り上げるキメポーズをするブライアンを見ていたら、、 ロックンロールをプレイする時間も、 (オーディエンスの為だけでなく) やっぱりブライアンはロックンロールとギターを愛しているんだろうな、、と

そう心から思えたのが 嬉しかったです。。

レッドスペシャルは・・・ やっぱり 魔法 でした。。

初!QUEEN 初!Brian 初!レッドスペシャル♪

2016-09-21 | MUSICにまつわるあれこれ
40年前の私の最初のギターヒーロー Brian May先生! 明日会いに行きます。



↑40年前のお友だちとの交換ノートのはじっこに書かれたブライアンの似顔絵。。 (これはお友だち作。 メイだから山羊の絵なの…  今なら Greatest Of All Time=GOATですね) ノートには毎日ブライアンの話ばかり、、、 

以前、、ポール・ロジャースがヴォーカルでクイーンが来日した時、 お友だちが誘ってくれたけれど 行かなかった。。 ポール・ロジャースさんは凄いヴォーカリストだと思うし、 バドカンも好きだけど、 フレディしか考えられなかったから… やっぱり行けなかった。

先日、 75年、76年の来日時のクイーンの写真が公開されていましたね
http://amass.jp/77956/
当時、 ミュージックライフのクイーン増刊号とか買っていたから だいたい覚えてます。。 懐かしい、、


↑ これ、、 お持ちの方、、 日本には結構たくさんいるのではないかしら。。。 クイーンの英国のファンクラブの入会案内です。

消印を見ると、 77年。。 ブライアンが30歳の時、、。 ブライアンが大好きで、 大好きで、、 それでお誕生日カードだったか、 何かを送ったんです。 英語なんてまだよくわからないから、 辞書とか調べて、 「Dear Mr. Brian May...」 とかちょこっとしか書けなかったと思う。。
そしたらしばらくして このエアメールが届いて、、 子供だからそれはそれは ものすご~~~く驚いて、、 でもこれが何なのか全然わかりませんでした。。 今見ればファンクラブから、ってわかるけど、、 封筒には QUEEN て印刷してあるし、、 中はびっしり英文だし、、 (パパはもう死んじゃってたからこれが何なのか誰にも訊けなかった…)

ただ ただ 宝物のように大事に持っていたのです、、 クイーンからお返事が来た~~ ブライアンが読んでくれた~~~(涙)、、って。

 ***

今回のツアー。。 今年はTYMやディランにめいっぱいお金使ってたし、、 来月は家族旅行とかするし、、 今回も諦めるつもりでいたのです、、 サマソニ来日時の録画 お友だちが送って下さっていたから それ観れるし。。。 でも、、 今回は武道館だし。。。

そしたら追加席販売、、というのを見てしまって、、 よくわからないけどアリーナの端っこみたいで、、 SS席なんてとてもとても買えないから、 S席が買えるなら・・・ と家族に相談。。 お許しが出て、、 ていうか 一緒に見に行ける祭日だったし・・・

あぁ もう、、 泣きそう。。。 (だからあんまり考えないようにしてる)

ブライアンのあのレッドスペシャルの音色に出会っていなかったら、、 ギター一色の私のティーンエイジは全く違ったものになっていたかも・・・。 先日、 当時の同級会があって、 そのとき男子から聞いたけど なんか私らは音楽の先生に直接交渉をして、 アンプとか貸してもらって教室ライヴとかやってたらしい。。 (すげー行動力だと思ったよ)って言われたけど、、本人あんまりよく覚えてない、、(演奏したことは覚えてる)
勿論、 ブライアンのギターを真似しようなどという無謀な考えは早々にすてましたけど(笑)、、 ブライアンの音色は今でも大好きなソリッドかつヘヴィなギターサウンドの基本。。 (THE YELLOW MONKEY のエマちゃんに出会えたのも ブライアンのおかげかも~~~~。。。)

好き!!! ただそれだけで突っ走って生きていた子供時代でした。。

 ***

たぶん いまごろ武道館では 初日最高潮の時間でしょう。。

、、 生で聴く 初ブライアン!! どんな音だろう。。。 


ドキドキ… …



resort 地での res ort : クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム -

2016-09-11 | アートにまつわるあれこれ
神奈川県立近代美術館 葉山館、、 ここにはずっと前から行きたかったのです。
(こういう場所にあります >>美術館のサイト)

葉山の海岸近くの丘にあって、 だから 行くのは出来たら夏がいい、、 でも 気に入った作品展でなければいやだし、、 そう思いつつ数年、、 今年 『クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム -』展があると知って もう是非にと。。



美術館を背にして 海を。。 右手は海を眺められるレストラン。

 ***



『クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム -』展 については 美術館のサイトを>>

クエイ兄弟(Quay Brothers) については いちおうWikiを>>

私、、 クエイ兄弟がアメリカ生まれと聞いていて、 この作品展を知ったときも、 概要を見て チェコアニメの大ファンか、 ヤン・シュヴァンクマイエルのパクりじゃないかと思ってしまったのでしたが、、 実際 シュヴァンクマイエルとも仕事をしていたのだと知り、 納得。。。 ロンドン芸術大学だし、 活動の拠点もインスピレーションの源も 英国や東欧で、、 もう全然 アメリカ的要素なし、 頭の中はヨーロッパ人の双子さんなのですね。

今回の作品展では、 サイトの出品リストを見ればわかりますが、 若い頃のイラストレーションや、 影響を受けたポスター画などから始まって、 手掛けたデザイン画などの平面作品、、 そして 映画などの映像作品、、 舞台美術、、 CM作品から ミュージックヴィデオまで、、 本当に充実した内容でした。

映像作品などは、 何箇所にも ディスプレイが設置してあって、 全編ではないけれども 殆どの作品の一部分を見ることが出来るし、 大画面で映画作品の紹介も見れるし、、 それぞれを見て廻ると 3時間くらいあっという間、、でした。

あ、、 良いサイトを見つけました。 今回の展覧会の図録の出版社、、 内容もよくわかります。
求龍堂 カタログ書籍 『クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム -』

↑ ここにも載っていますが 「デコール」というのでいいのかな? 人形や小物を箱の中に配した作品があって、、 オープンになっているものもあるんだけど、 閉じた箱のものがあって、 そこにレンズの覗き窓がついているの。。 箱の中は照明で照らされていて、 レンズから覗くと 小さな人形とか木のかけらやボロ布だったりのコラージュなんだけど 3D作品のように拡大されて立体的に まるで不思議の森に入ったみたいに空間がひろがって、、 あれがすごくすごく素敵だった。。 これはカタログではわかりませんよね、、 実際 箱を覗かないと、、

奥行き20センチくらいの箱だったりするんだけど、 レンズで覗くと、 ずっと遠くまで拡がっているように見えて、、 
あまりにも素敵だったので、、 同行の友(美術系出身)に、、 「ねぇ これ作って、 作って!!」 とせがんでおりました。。。

映像作品では、 youtube に映画のオフィシャルトレーラーがありました。
The Quay Brothers in 35mm - official trailer

クエイ兄弟が手掛けた ミュージックヴィデオ(の写真)も紹介されていたのですが、 さすがに 他のアーティストのものだから映像も音楽も会場では流れていなかったので、、 探してみましょう・・・ あった!
His Name Is Alive - Are We Still Married (Official Video)

いやん、、もう終わり? って感じですね↑ 興味が湧いたかたは もう少し探してみるといろいろあるかも、、

 ***

ヤン・シュヴァンクマイエルとか、 ピーター・グリーナウェイが話題になっていた80年代、、 あぁ、、なんかよかったなぁ・・・ と つい老人めいたことを想ってしまいました。。

、、今のジャパンカルチャーといえば、 「カワイイ」 「ゆるキャラ」、、といったイメージで世界に発信していこうという感じで、、 首相さえマリオになりたがるご時勢ですから、、、 それも文化のひとつではあろうかと思いますが、、(文化というよりは、 ビジネス・・・ね)

、、とはいえ 個人的な趣味として ちびっ子の時から 着ぐるみのネズミさんとかウサギさんとか、、 或いはキャラクター商品とか、、 好きになった事 一度も無いんですよね、、(それも変?) 
小学校あがる前から 図鑑の 「宇宙」とか 「動物」とか、 いろいろある中で 「人体」とかの断面図なんか 楽しそうに眺めている子供だったりもして、、、 (病院で育ったからですね)

、、そんな人間もいるのだと、、 そんな人間には クエイ兄弟の世界は ある意味 「やすらぎ」の世界でもあると・・・

 ***

岬めぐりの バスです↓ 青い海も大好きです。




美術館からは、 遊歩道を通って、 すぐに下の浜辺へも降りていかれます。 そこには色とりどりのパラソルが拡がって、、 とっても リゾート。 、、その海へ遊びに来た人が、、 ひょっこりクエイ兄弟展を覗いてしまったら、、 ?!?! な不思議な気持ちになってしまうかもしれません。。。




、、 一日の終わりは、、 逗子駅前で 生シラス&鯵フライ&ビール!!

たくさん食べて 健康的な日常に 戻ります・・・

音の不思議… :『調律師の恋』ダニエル・メイスン

2016-09-08 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
『調律師の恋』 ダニエル・メイスン著/小川高義訳 角川書店 2003年



12,3年ほども書棚に籠もったままになっていた本です。。 やっと手に取った読書記ですけど、、 あまり感想文らしくは書けません… まずは関係ないことから。。

 ***

この春、 ピアノリサイタルに行ったりしましたね、、 その頃 お友だちと話していたことで、、 ピアノの先生である彼女の家に 調律師さんが毎年いらっしゃるそうです。 それで、、「調律は 440Hzにしますか? 442Hzにしますか?」という話になって、、

、、 そのとき私、 初めて 音というのが世界基準ではないと知ったんです。。 え?? Aの音って音叉で決まってるんじゃないの??

「それがね、、 日本ではAは440Hzって決まってたんだけど、 ヨーロッパのオーケストラでは442Hzの方が張りがあって きらびやかに聴こえるから、 だんだん442が主流になってきて、、 最近では、 ホールとかに置かれているピアノも 442Hzで調律されていることが多いの。 だから、 442にしますか? って、、」 、、という話で

聞けば、 ベルリンフィルなど、 444とか、 カラヤンなんか446Hzで演奏していたらしい。。

「、、じゃ、 あのベルリンフィルの煌びやかな音は調律のせい・・・??」 、、なんだか 長年 ちょっと騙されてきたような、、 そんな気すらしてきた。。。

、、 そんな話を友人としてから、 その1ヘルツ、 2ヘルツの違いが影響する「音」や「調律」というものに興味も湧いて、 とつぜんに思い出して 本棚から引っ張り出してきたというのが、 この 『調律師の恋』

 ***

物語の内容は、、 google books のほうでもご覧になってください(>>

19世紀の英国。 植民地政策を拡げるビルマの奥地に駐屯する軍医が、 なぜピアノをわざわざ英国から運ばせ、 そして 戦時下にもかかわらず なぜピアノ調律師をそこへ派遣する必要があるのか。。。(そりゃ高温多湿でピアノがいかれてしまったに決まっているのだけど、、 でも、 いったいピアノで何をしようと?) 

読み出す以前に つい想像してしまうのが 『地獄の黙示録』のカーツ大佐のイメージ、、 本来の軍の指令とはかけ離れて、、 その土地の民族の長のように自らの王国を築いてしまった人、、、 (もしそうだとしてもピアノの重要性って?)

、、 そんな興味だけで読み進めていったのですけど、、 ピアノに辿り着くまでが、、 長い! 英国殖民地下のビルマの情勢や風俗の説明が、、 ひじょうに細かい! 、、史実を綿密に取り込んで、 自然の描写も 土地のさまざまな少数民族ごとの風俗なども大変細かくて、 これだけのものを書く力量は凄い、、と思うのですが、、 なかなか ピアノまでがしんどかったです。。。

 ***

、、でも、 主人公のピアノ調律師エドガーの人となりについては、 すごく胸を打つものがありました。

軍の命令を受けてから 出発までの準備期間に、 妻と交わす日常のささやかなやりとり。。 この二人は 結婚18年なのだけど、 初めて妻に出会ってからのことを回想するくだり。。 調律師のエドガーは、 自分の感情を表現しようとすると 「音楽」を使って代弁してもらうしか思いつかない。 初めてのラヴレターが、、

  自分の気持ちは「ハイドンの・・・ ○○番 ○○調 アレグロ・・・ です」 と。

そんな彼を理解してくれた妻を残して、、 見果てぬジャングルを超え 山を越え、、 そこへ彼を駆り立てたものは、 愛国心や冒険心ではなくて、 調律師としての「楽器」への憧れ、、 に他ならなかった筈。。 伝説のピアノが壊れかけている、、 直せるのは自分しかいない、、、 そうしたらきっと行くだろうと思う。 楽器職人だったら。。。

そのエドガーの気持ちは とても同調できる一方で、、 異郷の地へ着いた後、 彼が目にする異国の音、 南国の色彩、 異文化、 病、 戦況、、 そして すこしずつ すこしずつ、 (軍人でも貴族でもなかった)一介の調律師エドガーは 変貌して(させられて)いく、、 そのエドガーの心理が わかりそうで、、 よく わからない。。。

 ***

、、 読みながらふと考えていたことは、、

エドガーがもし無事に仕事を完遂して ロンドンに帰ったとして、、 エドガーは 果たして昔のエドガーのままで 異国での体験を かつて「音楽」に語らせたように妻に語り聞かせることができるだろうか、、 妻が見たこともない国で 離れ離れで過ごした時間を その空白を、 妻はあとからエドガーと同じような気持ちで共有することができるか、、、しら… 

それか、 もし、、

もし エドガーが生きて帰らなかったとして、、 エドガーが 妻を想いながら(帰ったら土産話に聞かせようと思いながら) 見たり、聞いたり、体験していく、、 異世界の (驚異とも言えるような)出来事の記憶は… そして異国で響いたピアノの「音」は、、 その記憶はいったいどこへ行くのだろう、、 エドガーと共に消え去る、、 ただ それだけ・・・?

、、 物語には 直接は関係のないことなんだけど、、 なんだか そんなことを考えたら ものさびしくなってしまって・・・

 ***

「音」、、 それは鳴らされれば 確かにそこに発生はする。。 けど、 それだけではただ消えるだけ。 在ったか 無かったか、、 どちらも変わらない。 、、「音」を聴く 何ものかが存在しなければ、、

「人」も、、 そこにいたか いなかったか、、  共にいた誰かがいなかったら、 誰もいなかったと同じこと…? それでも「個」は存在した、と言えること…? 「音」が消えていくように、、 ある存在が消えていったとして、、 それはそれで悲しむべきことでは、ない…? 


、、あ それと、、
小説の中に ギリシャ神話 『オデュッセイア』のことが少し出てくるのですが、、 あれを 「帰還」の物語と読むか、 否か、、 という会話があって・・・

、、そういえば、、
オデュッセウスが 船のマストに身体をくくりつけてまで (耳を塞がずに) セイレーンの海を渡ったのは、、 セイレーンの「歌」=「音」=「音楽」 を危険を冒してでも どうしても聴きたかったからだったのか、、 と。。 (調律師の小説にはセイレーンの話は出てきませんが)

、、調律師の話から ずいぶんと逸れてしまいました。。。  

でも、、 物語として最終的に、 調律師は調律師であったのか、、 物語の結末に 「音楽」はあったのか、、 「音」はあったのか、、 彼は求める「音」を聴いたのか、、 もし聴いたとして その先に何を望んだのか・・・
そこのところが つかめそうで、 少しつかめない、、 そこに仄かなさびしさを感じてしまう長編なのでした。

 ***

最初のヘルツの話に戻りますが、、

さっき試しに you___  で1Hzの違いがわかるかどうかやってみたら、 案外よくわかったので、、(絶対音感は無いですが私、、)

ずーっと ギターのチューニングは 440Hzの音叉を使ってやっていたので、、 今度試しに 444Hzの音叉を買ってみようと思いまする。。。 この444Hz、 というのには いろいろな説がまつわってくる、、というのも 今年になって知りました (ジョン・レノンのチューニングとか)。 
、、べつに 遺伝子修復がどうの、、という意図があるわけでもないですよ…

、、 ちょっと ベルリンフィルのきらきらに対抗してみようと・・・(笑