、、と、下の続きで、
世田谷文学館に置いてあったたくさんのチラシで、嬉しい情報があったので。。
東京国立近代美術館フィルムセンターで、「没後50年 溝口健二再発見」として
この11月~12月に主要作品の上映があるそう。
この夏、、だったかな? 『雨月物語』はNHK‐BSで見ました。
上映リストなどはこちらに載っています(National Film Center>>)
夏目漱石の『虞美人草』(1935年)は、かならず観に行こうと思う。
そうそう、つい昨日、、教育TVの『美の壺』という番組を初めて見ました。昨日のテーマは「文豪の装丁」。
ここにも、ケシの花に似た朱の虞美人草をあしらった、初版の装丁が登場しましたが(番組サイトにも載っています>>)、この表紙のさらに上に、ひもで結ぶような(喩えは悪いですが、まるで駅弁をさらに紙でつつむように)、真っ青な、もうひとつのカバー(箱?)がついていたのは知らなかったです。なんて贅沢で美しい、、。
溝口の映画の解説には、原作のヒロイン「藤尾」から、庶民の女「小夜子」へと、焦点が変わっているようですが、、『虞美人草』、、果して、漱石原作のヒロインは、本当に(当初は)「藤尾」だったのでしょうか、、どうかしら?
そして主人公の男は、当然、ふたりの間で悩む「小野さん」と位置づけられるでしょうけれど、、小説を読むと、、主人公は、、小野さん、、? そうと言えない面が多いですね、、などと、『虞美人草』って「裏」と「表」の話があるような、面白い物語なんですよ。
絢爛美を誇る文体も、、慣れてしまえば案外ラクに読めます。
山々や、樹々が、美しい錦絵をつくりだすこの季節、、こんな文明開化の華やぎの世界に浸ってみてはいかがでしょうか? 結構おすすめの作品です。
『虞美人草』岩波文庫(Amazon.co.jp)
、、あしたは、神田の古本市へまいります、、。
世田谷文学館に置いてあったたくさんのチラシで、嬉しい情報があったので。。
東京国立近代美術館フィルムセンターで、「没後50年 溝口健二再発見」として
この11月~12月に主要作品の上映があるそう。
この夏、、だったかな? 『雨月物語』はNHK‐BSで見ました。
上映リストなどはこちらに載っています(National Film Center>>)
夏目漱石の『虞美人草』(1935年)は、かならず観に行こうと思う。
そうそう、つい昨日、、教育TVの『美の壺』という番組を初めて見ました。昨日のテーマは「文豪の装丁」。
ここにも、ケシの花に似た朱の虞美人草をあしらった、初版の装丁が登場しましたが(番組サイトにも載っています>>)、この表紙のさらに上に、ひもで結ぶような(喩えは悪いですが、まるで駅弁をさらに紙でつつむように)、真っ青な、もうひとつのカバー(箱?)がついていたのは知らなかったです。なんて贅沢で美しい、、。
溝口の映画の解説には、原作のヒロイン「藤尾」から、庶民の女「小夜子」へと、焦点が変わっているようですが、、『虞美人草』、、果して、漱石原作のヒロインは、本当に(当初は)「藤尾」だったのでしょうか、、どうかしら?
そして主人公の男は、当然、ふたりの間で悩む「小野さん」と位置づけられるでしょうけれど、、小説を読むと、、主人公は、、小野さん、、? そうと言えない面が多いですね、、などと、『虞美人草』って「裏」と「表」の話があるような、面白い物語なんですよ。
絢爛美を誇る文体も、、慣れてしまえば案外ラクに読めます。
山々や、樹々が、美しい錦絵をつくりだすこの季節、、こんな文明開化の華やぎの世界に浸ってみてはいかがでしょうか? 結構おすすめの作品です。
『虞美人草』岩波文庫(Amazon.co.jp)
、、あしたは、神田の古本市へまいります、、。