星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

ら、、ラグナの年を 超えてしまった。。。

2010-05-27 | 文学にまつわるあれこれ(妖精の島)
昨日の余韻で、、
 
ファイナルファンタジーが懐かしくなって、、 きょうはyoutubeで見てしまいました。。。 10年ぶりのあのムービー。 ゲームを50時間くらいやって ようやく見れる あのラストのムービー。。。(動画で見れるなんて 贅沢な時代です) 、、なつかしい、、、 スコールが、、 リノアが、、、 そしてラグナ!

http://www.youtube.com/watch?v=OGzRjCRcL7Y

当時は、 FFVIIIの8等身キャラや、 余りSF的でない学園物という設定やラブストーリーに、 否定的な意見が結構あって、 たぶんVIIの方が人気があって、 だから昨日の作品が (あれは続編の映像作品だったのね)、、作られたりしたんだろうけど、 私はFF8大好きでした。 もう、、、 泣いた 泣いた、 ムービー見ながら 号泣しましたとも。。。 

http://www.youtube.com/watch?v=eoLndC2pkSA&NR=1

↑ゲーム本編よりも さらに感動したのが、 ラストのエンディングロールと一緒に流れる ビデオ映像。 卒業パーティーのシーンですね。 あの子たちの生き生きした表情や動きに、 これを作る為に (こんな本編じゃないシーンに)、、 どれほどのエネルギーと時間をスタッフが費やしたか、、。 後ろにちっちゃく映る 制服の子たちさえも愛しい。。。 ときどきピンボケになるビデオ画像も、、 じつはCG制作の 時間や経費や技術や、 その他もろもろの事情で あの演出にせざるを得なかったとか、、 でも どうしてもあれを見せたかったのだとか、、 何かで読んだ気がする。。 涙、 涙、、、 いまでも見て涙でちゃう。 CG技術の先駆者たちの偉業でしたね。

、、、私、、 メインキャラクターたちよりも、 ラグナが一番好きでした。 ラグナのストーリーをもう一度 本か何かでちゃんと知りたいくらい。。 でも、、、 FFのウィキを見てたら(>>)、、 いつの間にか、 ラグナの年齢を超してしまっていた~~~~~(汗)。。 ラストのムービーで、 ラグナの髪に白いものが混じっているのを しみじみ見ていたのに、、、

もう ラグナも、、 おじぃちゃんになっているかもしれないね。。。  

 ***

ところで、、、

FF8と、 ほんのちょっとばかり世界観が似ている (当時の私の愛読書でもあった)、、 レイモンド・E・フィーストさんのリフトウォーサーガシリーズ。。 『魔術師の帝国』ほか 10数冊にわたるファンタジー、、、 ずっと絶版でしたが、 新装丁で再販されていますね! 

レイモンド・E・フィーストの作品>> Amazon.co.jp

私は 米国でずっと続いている リフトウォー以降の物語や、 外伝の方が読みたくて、、 翻訳をずっと待ってはいるんだけど、、、 どうも見込みは薄いなぁ。。。 自分で洋書で読め、、って事ですよね。。。 1冊だけは洋書で持っているんだけど、、、

あ、、これでした、、 Krondor: The Betrayal: Riftwar Saga Bk. 1

、、 もう何年も経っているから、、 先に本編をまた読み返さないと、、、(だからいつも挫折する。。) ジミーちゃんは覚えてるけど、、 ロックリアってどんな人でしたっけ。。。 ダークエルフの世界も 半分忘れちゃったし。。。 

でも、 ファンタジーの世界は永遠ですよね。  ファンタジーは 自分の内部で 現実になる。。。 もうひとつの異世界に たいせつな友人たちが生きているような そんな気持ちになれます。



携帯はメールとフォトくらいしか使えない、、

2010-05-23 | 文学にまつわるあれこれ(鴉の破れ窓)
アナログ人間の私ですが、、 お友だちと i pad と電子書籍の話をしていて、、(そういう話をするのは好きなので)

、、私が あったらいいなと思うのは、、 外国の人の名前はすぐわからなくなるから、 人物紹介や相関図が呼び出せたらいいな と思ったり、 『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな作品だったら、 地図が呼び出せて、 (今の舞台はこの辺)とか⇒印が出てくれたり、 googleマップみたくあっちこっちの方向から見れたらいいな、、とか、、 

かつての 田中元知事さんの小説みたいなのは カタログ小説とか言われた注釈だらけの本だったけど、 電子書籍なら いくらでもリンクで注釈貼れるしね。。。 なんなら、 出てくるブランドのショップにもリンク出来るしね。。 『ダ・ヴィンチ・コード』のような小説だったら、 ルーブルの絵画や、 記号論の解釈とか、 いっぱい画像や映像で注釈に飛べたら 勉強になっていいだろうなぁ と思います。

きっと そんなRPGのような小説や、 3D世界をたどっていく小説とか、、 出てくるのでしょうね。。。 面白いかも~。

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ところで、、 前に エドガー・アラン・ポーの 『アッシャー家の崩壊』で ロデリク・アッシャーがギターで奏でる即興曲はどんなだろ、、 って書きましたが(>>
あの作品にインスパイアされて作られたクラシックギターの作品があるのですね。。 今日、 youtubeでたまたま poe usher guitar とか入力してみたら出てきて吃驚しました。

ニキータ・コシュキンと読むのかしら? Nikita Koshkin (wiki>>) というロシアの作曲家&クラシックギター奏者のかたが作った 「アッシャー・ワルツ(Usher-Waltz)」というのですって。  ジョン・ウィリアムズさんの演奏のが有名なのだそうです。

John Williams - Usher Waltz (Nikita Koshkin)

やっぱりちょっとロシア的? そんな感じがしますけど、、 でも ちょっと暗鬱な、 不安を誘うような音色が、 ミステリアスですね。 

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アラン・ポーと音楽、、といえば、、、 ルー・リードさんがアルバム 『Raven』を発表して、 その来日公演を観に行ったのは もう7年も前になるのですね。。。 あの 新宿厚生年金会館も 取り壊されることになってしまいました。。。 あのルー・リードのライブは素晴らしかったです(2003年9月の日記>>

あの頃のルー・リードさんへの こんなインタビュー記事も見つけました。 ポーについても語っています。
http://www.slogan.co.jp/interviews/loureed.shtml

ルー・リードとロバート・ウィルソンが組んだ舞台、「POEtry」の映像も ちらっとyoutubeに。。。 これ観てみたかったな。
LOU REED POE-try in the news

ちょっとシンクロニシティ : 翼のある子供たち

2010-05-18 | 文学にまつわるあれこれ(妖精の島)
先週読んでいた本の話。。。

図書館で、、 その日は べつに本を探していたわけではなかったんだけど、 棚を見ていたら、 『翼のある子供たち』 というタイトルと、(原題は When the Wind Blows)、  この表紙の写真が美しかったので 借りてみた、、 この本。 (ジェイムズ・パタースン著 ランダムハウス講談社文庫 2005年)

タイトルの通り、、

背中に翼をもつ美しい子供が出てくるお話です。 そんな特別な子供をめぐって、、 追うもの、 追われるもの、 助けるもの、、 そういう人たちが絡み合うお話なのですが、、、

 ***

ここからは ストーリーとは関係なく。。。 

おとなの女性も登場するのですが、、、 その場面、、 女性が、 聴いていたシェリル・クロウの歌を止めるところから始まります。 、、先週ちょうど シェリルとドイルがTV出演したこと書いたりしていたでしょう?(こちら>>) 、、、まぁ、、偶然!

というわけで、 ブルージーンズが似合って、 自然が好きなその女性は、 シェリル・クロウさんのイメージに決定! (作者も当然そういう意図で書いているんだと思います)

そして、、 シェリルとかかわることになるFBI捜査官が、、、これが、、  身長が6フィート2インチで、 砂色のブロンドで、 笑顔はトム・クルーズみたいで(ってどんな?)、、 歌もプロ並みに上手くて、、 あとなんだっけ、、 料理も上手で、、 L.L.Bean のカタログに出てくるような、、、って、  そんなFBI捜査官が何処におるっっっ! (ヒュー・ジャックマンじゃあるまいし、、笑)

、、と 突っ込みたくなりましたが、、 私的には ヒュー・ジャックマンさんはちょっと濃すぎるので、、 シェリルと一緒にネットで見ていた キース・アーバンさんに決定! (砂色のブロンド、、というのがポイント。 L.L.Beanも似合いそうだし)

シェリル・クロウも キース・アーバンも 誰?? 、、という方のために、、 二人が一緒に歌っている映像を。 (帽子のキッド・ロックさんもいらっしゃいますが、、)
http://www.youtube.com/watch?v=aoikD9L5YJo

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と、 本とはこれっぽっちも関係無い事でスミマセン。 、、けど、、 これ↑くらい 美しい女の人と男の人が あれやこれやに関わっていくのを想像しながら読めるし、、 場面展開もまさにハリウッドアクション映画みたいに、 2,3ページごとに変化していくので、 たいへん面白く読めました、 あっという間に。

、、けれども、、

背中に翼をもつ美しい子供 という存在に、 どうしても ファンタジックな、 超現実的な、、 もっと言えば 天使と結びつくような聖なる存在を どうしても感じてしまうと、、 このお話の成り行きは、 なんだか物足りない、、、 というか、 別物だったのでした。 それに、、 When the Wind Blows、、 風が吹くとき、、、 何かが、、、 起きたのだろうか、、、。

でも、 いかにもハリウッド映画になりそうなお話、、 映画化が決定しているようです。(imdb>>

映画をもし、 見たいな、、と思われる方は、 本は読まない方がいいと思います(話が判り切っちゃうもの)、、 でも希望は、、 本の結末とは全然ちがう (できればもっと壮大な) 展開に映画はなっていたらいいな、、と 思います。

、、 そうそう、、 始祖鳥は実際は飛べなかった、、んですってね(毎日jp>>) 、、この研究結果は、 この物語にもわりと関係ありそうかも。 

John Mayer at JCB Hall May 11, 2010

2010-05-16 | LIVEにまつわるあれこれ
先日ちょっと書きかけた ジョン・メイヤー君のつづき、、

こちらに JCBホール3日間のセットリストが載っていました(j-wave>>

ライヴレポは、 ro69(>>)と、 barks news(>>)に。

 ***

新作「バトル・スタディーズ」の中で とっても聴きたかったのが、、 「Crossroads」と 「Friends, Lovers or Nothing」だったので、 それらが聴けなかった私としては、、とっても残念! しかも、、 木曜日には アルバムとは違うスローバージョンの「Crossroads」をやったと知って、、 これまた残念! とはいえ ボブ・ディランの時のように連日通うわけにもいかず、、、 でも 毎日見ても飽きなかったかもしれません。 それくらい いいギターと いい歌声でした。

初めてのJCBホール、 最高でした。 アリーナも椅子はありましたが、 メイヤー君登場と同時にアリーナの皆さんは総立ちになったので、 1Fバルコニー席だった私は座って観れてちょっと有難かったです(笑)

サウンドが素晴らしかったのは、 このホールの造りゆえなのか、 それともこのバンドのミキサーさんの腕なのか、、 今度またJCBホールで何か見てぜひ確かめなくちゃ、、と思いました。 全体の音がごちゃっとしてたのは1曲目くらいで、、 すぐに個々の楽器の音がすごくクリアに聞こえるように整理されて、、 本当に素晴らしい音。 今まで観たライブの中で、 とにかくサウンドの良さが印象的だったSpiritualized(渋谷クアトロ)は、 あの狭いスペースであれだけクリアにする見事さに脱帽でしたが、、 メイヤー君のライブの音の良さはあれ以来、、かな。

バルコニー席でゆったり、、 なので、 気持ち良く(飲んじゃうぞ)というわけで ウォッカトニック片手に。。 (此処のウォッカトニック、、 そこらのお店のより美味しいくらいに美味しかった・笑) ハハハ、、、 酔いました。

 ***

印象的だったことだけ書きます。

先日、 (ストラトのチョッパーみたい)と書いたのは 3曲目の「Vultures」でしたね。 ゴールドのストラトで、 指弾きの音色がパキパキにソリッドで、、 

この曲、、 なんて書いても、 ネットで聴くのなどとは全然違う クリアで硬質で、でも艶もあって、、 ほんと生で聴けて良かったです。

やっぱりあれだけ弾きこなしながら、 あれだけ魅力的な声で歌える、、という点で 流石! です。 
セットリスト見てもびっくりしますが、 曲順をあれこれ入れ替えても、 アンコール前ラストの曲をどれにしても、 全然OK というソングライティングの巧さも メイヤー君の別格ぶりが判るようです。

、、、が、、、 14曲は少なすぎるよ。。。 1時間半あまりだったもの、、、 せめてあと2,3曲やってくれても いいんじゃない? 、、、と、、 満足も8分目あたりで勿体ぶるところが 唯一セレブぶりを示していたのか、、、な。

アコースティックギター1本だけでも十分 聴かせられる人だから、 女性コーラスとか、 サイドギタリスト2人とか、 こんなに人数要らないのじゃない?  と思ってしまうくらい、、 もっとシンプルなバンドで、 (ギター1本でさえも) それでライブ全編満足させられるんじゃないかな、、 そのくらいで聴きたいな、、と。 
ドラマーさんも、 以前ドイルと一緒にやっていた JJ Johnson をちょっと期待していたんだけど、、、残念。 あのアタックの強烈なドラムス、 聴いてみたかった。

 ***

メイヤー君について、、 ずっとずっと(うっとうしいヤツ)だの、 (うっとうしいギター)だの書いてきましたが、、 今回観た印象は、、 至極あっさりとした余裕のライブ、 という印象でした。 もしかしたら、 フェスとか 大物さんとの共演では、 必要以上に頑張っちゃうのかもしれないですね、 メイヤー君。。 それとも、 ただ演奏だけがコミュニケート手段の日本だから、 余計なものが無くてかえって良かったのかも。 

日本語が少しわかるから、 みんな日本語で 「カッコいい~~っ!」「愛してる~~っ!」と 叫んでいるのも メイヤー君わかってるみたいで、 野郎の声で 「愛してる~っ」と言われた時には ちょっと噴いてましたね。。 それで 何か気の効いた事を 日本語で言いたいんだろうけど、、 そこまでは出来ないのがちょっともどかしそうで。。。 英語でのMCはほとんど無くて、 日本語で曲紹介もして、 ささっと演奏に移る、、、 (なんだ、、 イイやつじゃん)、、 と思う一方で、、

、、 ほんとうは、 アンコールの「Gravity」のように、、 いくらでもギターテクニックを披露して聴かせる事ができるのでしょうが、、 (メイヤー君の愛するSRVのように 嵐のようなギターを弾きまくる事だってできるのでしょうが、、) 余裕のショウをこなせる賢さもまた、、 感心するような、、 そこが一歩熱くなれないような。。。

さっき書いた スローバージョンの「Crossroads」は こんな感じだったのかな、、?
http://www.youtube.com/watch?v=2yafkShHIZE

 ***

終わってみて思ったのは、 (超個人的に、、ですが) 前に見たデレク・トラックス君のギターの音色も含め、、

上手いギタリストを生で聴くのはCDやネットで見聴きするものなどとは全然違うんだから、、 ぜったいぜったい ドイル・ブラムホール IIと ARC ANGELSを生で聴くまでは ぜったいぜったい死ねな~~い! (笑) 、、という願望なのでした。


ジョン・メイヤー君のライブに

2010-05-11 | LIVEにまつわるあれこれ
行ってきました。 さっきちょこっと twitterにつぶやいてみましたが、、 

数曲目のアコースティックタイムに、 イントロを聴いて (え? えぇっ?)、、と。
Bob Dylan の Don't Think Twice It's All Right でした。 (年齢層が若かったせいか、、 ちょっと反応は薄かったような気がするけど、、)

日本に来る前のオーストラリア公演でも やっていたのですね。 こちらに動画が>>

 ***

メイヤー君のストラト、、 本当にいい音でした。 久しぶりにあんなに パキパキな、 ソリッドでクリアな音 聴きました。 指弾きしてる時も、 まるでストラトのチョッパー聴いてるみたいに鋭く弾けてた。 うまいギタリストの奏でる音は 生で聴くと本当にぜんぜん違うのだなぁ、、、と。 いくらライブCDを聴いていても、 違うのですね。。 行く価値ありました。

ゴールドのストラトも良かったし、、 愛用の塗装の剥げた黒のストラトは やっぱり一番いい音だったなぁ。 あれで聴いた「Gravity」、、聴きごたえあった。

、、、 つづきは また。

GW 写真館 3

2010-05-06 | アートにまつわるあれこれ
連休最終日、 こどもの日。。。

童心に還って、 上野の国立科学博物館に行きました(HP>>)。 「ぐるっとパス」を先日買ったので、 常設展を中心に いろんな美術館、 博物館、 動物園、 水族館なんかに行けるのです。

此処ではいま話題の「大哺乳類展」という企画展をやっていますが、 常設展も 一日では観きれないくらいスゴイ所です、、 ここは。 、、、たぶん、 デートにもぴったりだと思う、、、 とっても楽しい場所。

お目当ては 地球館地下の 恐竜や 絶滅動物の 化石!



がるるるぅ、、、 ティラノサウルス・レックス。 巨大・・・

世界に2個体しか発見されていないという トリケラトプスの全身骨格にも 感動・・・

地下2Fには 絶滅した古代生物の化石の山、、、 三葉虫も アンモナイトも これでもか というほど沢山。。 天上から吊り下げられていた 巨大なカメの化石、、、 まるで「ガメラだね」、、、 たぶん「アーケロン・イスチイロス」というやつだった(と思う)


地球館3Fには、、 いろんな動物たちの剥製。。。 可愛い、、、



ところで、、 地下3Fは、 「宇宙・物質・法則」、、というコーナーだったのですが、、 物理学苦手な私は 展示の説明を読んでも、、、わ、わからん。。。 のですが、、 「宇宙線の飛跡が見える 霧箱」、、というのを覗いて見て、、 「なんで地下3階なのに 宇宙線が飛んでくるのが見えるの??」、、、 「宇宙線はなんでも通過しちゃうの。 人間のからだも通過してるの」、、と 教えて貰って、、 なんか、、凄い。

宇宙の謎は かんがえてもかんがえても 実感できないけど、、 この身体も、 あなたの身体も、 宇宙の塵で出来ている、、と思えば、、 なにが起きても 怖くはない気持ちになれる。 よね。

 ***

一方、 日本館の方は 駆け足でしか観れませんでしたが、 日本館の建物は昭和5年の建築だそうで、、 素晴らしいの。

中央ホールの天井のドームとステンドグラス。 ネオルネッサンス様式だそうです。



階段も、 流麗な大理石の手摺りに、 ステンドグラスが美しかったです。


、、、あ! 日本館には 「ハチ」がいました! 忠犬ハチ公の秋田犬「ハチ」です。 本物です。。 そばには 南極へ行った(置いて来られた、、) 樺太犬「ジロ」もいました。。 泣きそうになりました、、、。

 ***

閉館まぎわに、、、 「ろけっとらんちゃーーー!」と、、 建物の裏へ行こうとする元少年。 なに・・? と、就いて行ってみれば、、、、 日本初の人工衛星を打ち上げた 「ラムダ・ロケットランチャー」が そっと展示されておりました。。。

科学博物館は 男の子と行くに限ります。
  

GW 写真館 2

2010-05-05 | アートにまつわるあれこれ
青天のつづく黄金週間です。

とてもひさしぶりの 高幡不動尊金剛寺へ。 


不動堂で行われる ご祈祷には誰でも参列できるとのことで、 お堂の中に座ってお経を聴き、 そのあと 不動明王像(身代わり不動)の前まで順番にすすんで参拝しました。 護摩を焚く炎の前へすすむので、 背中に炎の熱が伝わって、 お不動様のお顔は炎に照らされて、、 こういうのは初体験でした。


お庭はこれから 種々のやまあじさいが咲き始めるのだそうです。

 ***

別の日。。

目黒川沿いの桜の緑道をあるいて、 目黒美術館 「エミール・ガレの生きた時代」展(>>)に行きました。



ガレの作品は、 信州諏訪湖畔にある 「北澤美術館」(>>)に多数の作品があり、 過去に2度ほど出掛けたことがありますが、 今回 珍しかったのは、 飾り棚や食卓など ガレの木工芸作品なども展示されていたこと。

木工の象嵌細工の手法なども ガラス工芸に応用されたのだとか。



美しいガラス器に、 すばらしい調度品、、、 自分の生活には縁遠いためいきが出るような作品ばかりでしたが、、 ガレの 可愛いトランプ柄のリキュールセット、、 まるで アリスのお茶会に使われそうで素敵でした。

あと、、 ガレよりも、 ドーム兄弟の ちょっとゴジック風の絵柄 (険しい山稜とか、 高い裸木に鴉とか)、、 のランプが好きでした。

 ***

目黒駅をはさんで反対側へ。 東京都庭園美術館では 「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」展(>>)。



ロトチェンコ といえば、 上のチラシ下部に配された 女性が叫んでいる図柄のポスター。 、、 私どもには フランツ・フェルディナンドの2ndアルバム「You Could Have It So Much Better」の図柄を思い出させるものですね。 、、そんな関係か、 それともこのところ盛んにTVで紹介されているからか、、 とても若い方が目立ちました。

絵画作品、 写真作品、 立体作品など 多数ありましたが、 秀逸なのは やはりポスター作品。 、、、そして そこに描かれた檄文、、 いや、 コピーの文句の画面構成。 「買い物は国営デパートで」 「労働者たちよ・・・」 「・・・を買おう」 といった社会的なコピー文が 見事にデザイン化されて 視覚に訴えます。

、、、と、、 現実的なものばかりかと思いきや、、 未来を志向した 飛行機の格納庫の設計図とか、、 空高く 空中に見晴らし台のある高層建築の図案とか、、 ちょっとボリス・ヴィアンの建築構想にも似た、、 (ちょっと建設不可能な)発想のものも。。。


今回、 3階の旧倉庫だったフロアが、 グッズ売り場になっていて、、 私 この3階へは初めて入りました。 、、、 各展示室のアールデコ調の調度品や、 たいへん美しい照明器具も、、 毎回たのしみな庭園美術館。。 大好きな場所です。 











ウッドデッキの休憩所も やわらかな日差しにつつまれていました。


 ***

一日の終わりは、、、、 はい、、 こちら↓(笑) たくさん歩いて、、 乾杯!


MARUZEN 松丸本舗

2010-05-04 | 文学にまつわるあれこれ(鴉の破れ窓)
久しぶりに本の話。。

 ***

、、の前に、、 築地場外市場でお寿司を食べようと てくてく歩いていたら、、 なんだか物々しい機動隊、、、 なにごと?? と、、 

HIDEさんの13回忌が 築地本願寺で行われていました。。 3万5千人のファンが集まったそうです。  

お寿司をいただいて、、 ここもまた大勢の方が集まっていた 歌舞伎座の前を通り、、 

銀座から 京橋へとお散歩。。。

ブリヂストン美術館に行きました(HP>>)。 現在の企画展は「印象派はお好きですか?」、、、 えっとぉ、、、 そんなに好きでもありません(笑)、、、が

好きなのは、、 印象派が登場する前のものですが、、 此処にはクールベも、 コローも、 レンブラントもあってよかったです。

、、、印象派と言えば、 モネ。 モネは何度も見ていますが、、 今回 再発見したのは、、 モネの緑よりも 「薔薇色」。。。 夕暮れの空が蓮池に映った その薔薇色の光が 水面を描いているのに やっぱり「光」を描いているのでした。 あれは カタログでも、 絵ハガキでも、 印刷できない薔薇色で感激しました。

買ったクリアファイル、、、 窓にかざしてみた。。

 ***

東京駅を、 丸の内側へ、、、 以前からずっと行ってみたかった 丸善の中の「松丸本舗」。
松岡正剛さん編集による わくわくの本棚。 くわしくは ぜひこちらを↓
松丸本舗

本と本が ○○つながりで繋がって、、 専門書と文庫と絵本と漫画が一緒に並んでいたりする。 人様のお部屋の本棚を覗いてあるくような、、 前後重なっていたり、 横に積んであったり、、古本屋(古本じゃないけど)の棚をじっくりじっくり眺めてまわる感覚。

けっこうびっくりしたのが、、 なかなか手に入らない本たちがいっぱいで、、 大学図書館でもなかなか見つからなかったり、 ましてや自治体の図書館にもないし、、 ネット書店でも在庫切れになっているものがほとんどの本たち。。。 よく集められています。 (私の好みだから、 幻想文学やロマン派系のものですが、、)

蛇との契約―ロマン主義の感性と美意識

ヨーロッパの日記 (叢書・ウニベルシタス) グスタフ・ルネ ホッケ
(これは以前 神田の古本市で買った)

ゴシック名訳集成
このシリーズ、、 知らなかった。 2008年に発行だって。 これも9巻までのうち 最初の方はもう全然無いのね。。。

大鴉
日夏 耿之介の重厚(過ぎ?)な名訳に、 ギュスターヴ・ドレの挿絵を配した一冊。 これもまず手に入らない。。

星と伝説 野尻 抱影
、、 天文学や物理学の本と一緒に、 寺田寅彦の文庫があって、 その隣に並んでいた 野尻 抱影という人、、、 初めて知りました。 英文学者でもあり、 冥王星の命名者でもあるのですって。 とても魅力的な随筆のようだったので、 覚えておく事にします。 
 ***

著名人の本棚「本家」、、、 現在は 町田康さんや、 市川亀治郎さんの書棚がありましたが、、 出ました 奇才、、あ、超人だって、、 高山宏先生の本棚(>>)。

、、、 高山センセの本棚が 一間幅くらいに収まるわけがないのですが、、 この棚で見つけた「蛇との契約―ロマン主義の感性と美意識」(上記)、、、 (一万円ちかくするんだよぉ) 、、ついしゃがみこんで 気になる一章を 読み耽ってしまいました。。。

2時間近くがあっという間、、、 あっちの棚、、 こっちの棚、、、 但し、 此処のちょっと困ったところは、 気になった本をあとからもう一度見ようと思って探すと、、、 どの棚にあったのか わからなくなるとこ。。。(笑)

企画が新しくなったら また行ってみたい場所です。

 
店内でみつけた 今後のギャラリー情報。 エドワード・バーンジョーンズも展示される 「世紀末の天使とヴィーナス展」 、、、 19日から。 また行かなきゃ。