重い腰を上げる

あまり私が何度も言うから、父は病院に行くことを決心しました。
思い立ったが吉日と、今日、自転車を走らせ病院に行くことになりました。
「これでよかった。」と、思うのです。
もし、父が脳溢血で倒れたら、みんな私が介護しなくちゃならなくなります。
ちゃんと、病院の処方してくれる薬を飲んで血圧を安定させてくれたら御の字です。

病院に行くのも、母に頼んで道筋をつけてもらい、サッと行ってパッと帰る気でいたみたいです。
しかし、そうはいかないのが現実です。
以前、通っていた病院の紹介状が必要と言われたのです。
もう、前の病院には行きたくない父は、新しい別の病院に飛び込みで行くことになります。
今日は、長い時間を使って診察してもらい、薬を処方してもらうことになりました。
私は、なんでもいいから、薬をもらえ。と言いたかったのです。
せっかく1割で診てもらうことが出来るのに、それを捨てるのは合点がいきません。
私たちが老人になったら、２割３割と支払うお金が高くなるのです。

「よかった。」と、胸をなでおろしています。