川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

悩ましいJ.M.Weston(革靴マゾ道への誘い)

2005-07-25 17:13:37 | きうらきら光ったりするもの
IMG_3987なんで靴の話が、「きらきら光るもの」かというと……靴って光るでしょ。磨けば。
ピンとこない人は、ほおっといてください。
靴をめぐる悩ましい話。
カワバタの革靴マゾ道開眼なるか。
関心のある人のみ、クリック、です。
春、一念発起して、J.M.Westonのゴルフというモデルを買った。
知っている人は知っている、Uチップ。高級皮を使ったウォーキングモドキで、原産地(?)のフランスでは、ジャーナリストが履く靴というイメージが定着していて、それにちょっとした憧れもあったりして。

ところが、こいつかとんでもない難物だったわけ。

購入後、試し履きしてみたところ、わずか三十分で両足の小指の付け根部分に激痛が走り、吐き気を催す。

シューキーパーにコルクを貼り付け、セルフストレッチを試みる。これにより、左足の痛みはやや緩和されたものの、右足は相変わらず。

購入店に相談したところ、ストレッチが可能ということで、預けてみることに。
ほぼ二週間でストレッチ完了。それで、左足の当たりはほぼなくなったものの、右足はわずか5分試し履きしただけで、やはり痛みが次第にはい上がってきた。
その場で、再度のストレッチを依頼。

二度目のストレッチ後、当たりが少なくなり、とにもかくにも履くことができるようになった。しかし、履き込んでみると、やはり右足の小指付け根部分が熱くなってくる。当初よりも特定部位の「当たり」が減ったぶん、全体への圧迫が気になるようになり、非常に窮屈で、血行が滞っているような感覚が両足にある。

まいったな。これ、どうすべきか。

たしかに、このままはいていれば、いずれなじむのだろう。なじんだあとで、得難い自分だけの一足になるのだろう。
とはいっても、窮屈さにたえてまでそうするべきなのか。

ちなみに、こういう人たちを見つけた。
リンク: 革 靴(その6)「血が止まっちゃいました。」.
リンク: J.M.Weston.
というより、J.M.Westonで検索すると、すぐに出てくる。ウエストンって、とにかくタイトめを勧めるので有名みたいだ。そして、「痛い」というのは共通の悩み。
なら、なんで納得しちゃうんだろう。マゾだよ。この人たち。

結局、革靴が痛いのは、日本人の足の形に合っていないラスト(木型)の輸入高級靴に足を慣らし続けた、日本人の伝統なんじゃないか。ある種の文化コンプレックスの匂いをここにも嗅ぎつけて、ひどく居心地が悪い。

とはいいつつ、ぼくもマゾ路線を歩むべきか今真剣に悩んでいるわけであるのだなあ。

書影です

2005-07-25 05:47:38 | 自分の書いたもの
imakoko今ここにいるぼくらは、の書影。写真は「となり町戦争」と同じ、横山孝一さん。なんとなく雰囲気あるでしょう。
今風の仕上がりです。でも、ま、今「今風」やってるのって、装丁に関してはまったく冒険していないということでもあって、そのあたりにカワバタのパッケージへの熱意の薄さが伺われるわけです。もちろん、「本」を読んできた者として、本が出るのはすっごくうれしいのだけれど、意識としてはぼくは「コンテンツ」を作る人なのですね。
というわけで、担当の編集者がよかれと思ってくれる方面に寄り添うことが多いし、結果としては自分も満足できることが多いわけですよ。今回も、よくまとまっていると思います。
ちなみに、本作品、アマゾンなどではすでに24h以内の発送になってます。たぶん、書店にも早めに並ぶかもですね。都内の有名書店あたりではきょう明日くらいには。
どなたか、書店でみかけたら、「あったよ情報」いただけたら、と思います。



日々のiPod mini 31、Bennie Kやら、松下萌子やら

2005-07-25 01:28:19 | ソングライン、ぼくらの音楽のこと
急に「夏色」が聞きたくなった。ゆずじゃなくて、松下萌子。むかしAVEXにいた、アイドル路線の子ね。デビュー曲である夏色はなぜか心に刺さる部分があって、当時よく聞いていた。でもなぜかiTunesの中に、ない。仕方ないので、アマゾンで中古を探した。で、今、久しぶり聞いている。かわいい。
こういうタイプの曲にはまるのって、そのアイドルをパッケージとして売り出す、プロデュースワーク全体に感心させられる時でもあって、なんかええ仕事してるなあと思う。

Bennie KのDreamlandをきいていて思うのは、この人にあるのはSoulではなくて、むしろ、和の心である、ってことだ。音楽がブラックミュージックの本歌取りであればあるほど、そこに「日本人っ」て言いたくなるようなウェットの節回しや、わびさびを感じさせる言葉の選択が際だってくる。
この人は大化けするかもなあと思う。J-POPに回収されるのではなく(平井堅とか小柳なんとかみたいに)、黒いのに和、みたいなのが出来る人かもしれないと期待。そういうのこと、我々の音楽の真のオリジナリティなんだと思う。


音のサッカーのこと(究極のイメージシンクロ)

2005-07-24 00:30:13 | サッカーとか、スポーツ一般
IMG_3841視覚障害者サッカー(blind soccer)というのが、2000年くらいから日本でも行われるようになっていて、それが今では関東一円のリーグ戦が行われるまでになっている。
つい先日八王子の盲学校のグラウンドで行われた試合を見にいった。これがすごかった。
予備知識は結構あったけど、やはり、「百聞は一見」にしかずの部分と、「目を閉じれば、百見より深し」な部分があって、とにかく発見することしきり。
簡単にルール説明。
人数は5対5で、コートの広さはフットサルと同じ。両サイドには高さ1メートルちょいのフェンスが設置され、サイドへのボールのアウトを防ぐ。

選手は目と頭部の保護のためにアイパッチと、ヘッドギアを装着。キーパーのみ、弱視者か晴眼者。

使うボールは中に鈴が入っていて、転がると音が出る。

敵陣のゴールの後には「コーラー」と呼ばれる役割のスタッフがおり、味方にここがゴールだと声をだして教える。時には選手の現在地を声で説明して助ける(上の写真のゴール裏の女性)。
監督はハーフラインのところから声で指示を出してよい。

ディフェンスの選手はボールホルダーに奪取のために近づくさい、決められたかけ声をかける。関西のチームでは、「マイド!」とかやっているところがあるらしい。ちなみに、標準的には「ボイ」(スペイン語で、いくぞ、みたいな意味)。

あとは、普通にサッカー。

で、ぼくが見た試合は、なにかの事情でサイドフェンスが持ち込めず、サイドラインを割ると支援スタッフが、「壁です」と言って中に戻すようなことをやっていた。

試合は、攻守の切り替えが早くてすごく楽しかった。ボールの持ち方やドリブルの仕方にも、やはり体から出来るだけ離さないための独特のスキルがある。そのわりには、フットサル的な足裏キープと足裏ドリブルみたいなのはあまり使われていない。

アラブ系アフリカ人の選手がすごく切れがあり、日本代表にも入っているファンタジスタとともに魅了してくれるったらなかった。特有のフェイントとして、ボールを動かさないやつが有効みたい。動かさなければ、音が出ず、一瞬「消える」ことができる。なるほど。

ゴールが決まる時は、本当に美しい。ボール回しからマークをずらしたり、ピンポイントのスルーパスを通して、ファインゴール!というようなことが普通にある。
目が見えるサッカー以上のイメージシンクロ現象が起こっているわけで、ぞくっとする。

ぼくもハーフタイムに目を閉じてドリブルしたり、蹴ったりしてみた。これがまたおもしろい。もちろん、なにがなんだかわからないのだが、それ以上に、見えないものをイメージする意識になるから、違う世界が開ける(ような気がした)。

たぶん、ブラインドサッカーのキモは、イメージ能力だ。
個人としてのイメージ形成力。そして、チームとしてのイメージシンクロ力。

リーグ戦が終わった後で、支援スタッフとの親善試合があって、そこまで残れればぼくもアイパッチをして参加できたはずなのだけど、残念。すごく残念。やりてー、と思って帰ってきた。

今度ベトナムでアジアカップがある。それにむけて日本代表の強化練習が、片道三十分で行ける駅の近くで行われるので、是非見にいってみようと思ってる。
サッカーの本質なるものがあるとして、そのいったんを見せてくれる競技だと強く感じているがゆえ。

見本が届いた

2005-07-23 00:14:58 | 自分の書いたもの
「今ここにいるぼくらは」の見本が届いた。
久しぶりの本ってかんじがして、うれしい。

ちなみに、帯の文句は、まず恩田陸さんによるお言葉。

今も自分の居場所を探しているすべての大人たちに

というのが入って、さらに……

あのころもこれからも、きっと宇宙にまで、
あなたと少年の心臓を貫いて、川は流れているんだ。
〈川・少年小説〉というニューウェーブからの贈り物。

となっております。

さらに言うと、著者紹介には……赤面ものなのでクリックしたひとだけに見ていただくことにして……

次代を担うニューウェーブ作家の一人として、今ももっとも目が離せない存在。

ということになっておりまして。
これが大変こっぱずかしい。
こういうのは編集者の方が、期待も誇張もこめて(?)書いてくださるので、拒否はしないことにしておるのですが、どうも、ぼくの場合、次代だの、ニューウェーブだの、言われてる期間がちょっと長いんじゃない(笑)。
次代っていつ? という自己ツッコミが可能なのがかなしいところなのでありました。

どうやって連絡するんだ

2005-07-22 16:38:10 | 日々のわざ
朝というか、夕方、起きたら。
留守電が入っている。NHKの人で、動物園の番組をつくるのだという。
それで、話を聞きたい、と。
連絡がほしいというのだが、連絡先が分からない。
でもこういう電話でこちらから連絡してほしいと言われるのは、ごくごく稀で、こういう人久しぶりだなあとも思う。
協力はいたしますよ。
連絡いただけたらだけど。

なんか最近動物園関係、大いに盛り上がっているようで、こういう時に「動物園にできること」が文庫になっていないのってかなりつらい。これはまた別の話。


西伊豆の夜の森にて2(でかいカブトムシ)

2005-07-22 08:19:21 | インポート
kabuto前夜には、千葉の実家の近くの里山でカブトムシを探して、♂をゲット。でも、そいつが小さいのだ。発育不良で、かわいそう。一方、伊豆ではまるまると太った♀を3匹。すごい迫力だ。ちなみに、成虫の大きさって、幼虫の時の栄養状態で決まるのだろうから、伊豆の方がより幼虫としてハッピーな環境なんだろうな。
採取ポイントには、椎茸の原木がたくさんあって、たしかに幼虫がたくさんいそうではあった。



時代の流れ

2005-07-22 02:24:55 | Macだし、親指シフトだし
ヨセミテユーザグループ(http://www.yug.org/)がいつのまにかなくなっていた。サーバが見つからないときたね。

ヨセミテというのは言わずとしれたカリフォルニアの国立公園だけど、この場合、青白G3の後期モデルのコードネーム。

ADBポートを備えた最終マシンだったこともあって、いまだに現役で使っている人が多いのだ。ぼくもわずか二ヶ月前まで使ってた。

それにしても、急になくなるんだものなあ。
バルク品ドライブ情報とか、プロセッサカード情報とか、いろいろお世話になったなあ。
なぜ急になくなっちゃったのか分からないけれど、自分の乗り換えの時期は正しかったということか。

さらば、ヨセミテ。
これも時代の流れなんでしょうか。
感傷、であります。



理想の流れ

2005-07-21 16:10:19 | 日々のわざ
美容室に電話して、手が空いたら連絡くださいと言っておく。
午後三時すぎに携帯が鳴り、今、手があきました、と教えてくれる。
すぐに家を出て五分後には、シャンプー台の上。
別に急ぐではなく、カットしてもらい、ブロウも終わって、ふたたび自宅へ。
四時きっかり。
よしよし、うまくいった。
このところ何回か成功しているので、今後もうまくいくでしょう。
「気分転換」の範囲内で、ぺぺっと終わるヘアカット。
というわけで仕事再開。



ゲラを読み、タイトルを考え、見本を待つ

2005-07-20 14:41:06 | 自分の書いたもの
竜とわれらの時代のゲラをチェックし終わる。
ロジックが撚れてたりするところを多少修正。読みにくいところをほんの少し削ったり、整理したり。

保育士ものの単行本、タイトルを決めなきゃならない。まったくノーアイデア。タイトルつけるのはとっても苦手。

来週書店にならぶ、今ここにいるぼくらは、の見本が今週中にすり上がるはず。
写真をつかったなんとなく「今風」な装丁なのだけど、内容のベタな泥臭さとある意味いいバランスになっているのではないかと期待しているのだが、こればかりは実物をみてみないとね。


西伊豆の夜の森にて1(ニイニイゼミの羽化)

2005-07-20 07:22:26 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
semi息子と一緒に夜の森へ。もちろん昆虫採集目的。
子供の頃は、ラジオ体操前に起きて昆虫採集っていうのが王道だったけれど、考えてみれば夜の方が「ゴールンデンタイム」なのだ。おもにカブトムシ、クワガタムシをさがすにしても、ほかにもいろいろな昆虫と出会えて楽しい。


たとえば、去年は、千葉の実家の近くの雑木林で、カマドウマがセミを生きながらにして食べている衝撃的シーンに出会ったっけ。あれは当時3つやっていたブログの中の「生き物ネタ」用のものにアップしたら、その筋の人たちの間に静かな衝撃を与えた模様(興味ある人がいたら、このブログにも再掲します。カマドウマ eats 生きてるセミ、の写真。もっとも、今も検索すればたどり着けるとは思うけど)。

で、今年はね、ニイニイゼミの羽化。

こんなの見たことなかったよ。

ヤゴの羽化もそうなのだけれど、夜じゃないと見られないものって、大人がガイドしてくれないと子供には手が出ない。だか、ぼくは子供時代、見ることがなかった。
正直、セミの羽化の瞬間を見るのはこれが初めてだったんだ。

ちょっと感動。
ほんと、子育ては、子供時代を生き直すこと、という思いが強い。

それで、発見したのだけれど、ニイニイゼミの幼虫って、体の表面に泥がこびりついているのだ。
これって、よく見るアブラゼミなんかの抜け殻とはまったく違う。
ぐぐってみたら、自分の尿を使って、乾燥防止のために塗っているんじゃないか、ということでした。
でも、詳細は不明、とのこと。

ほんと、世界にはわかんないことばっかりだわ。
なんて素敵なんだろ、と思う。

こいつのせいだ!

2005-07-19 17:50:38 | 日々のわざ
IMG_3967昨日の大渋滞事件の犯人(?)。
沼津の魚河岸にある食堂の軒先に出ていたマグロのカマ。強烈に食欲をそそられて、中にはいっちまったです。ここに寄らずに一気に高速に入っていれば、たぶん四時間くらいは早く東京に到着していたんじゃないかなって、くらい。あっというまに渋滞が成長して、とんでもないことになったのでした。

でも、食欲、勝つでしょ普通。


ちなみにこの店はたぶん、地元では有名なところぽいです。

かなりの大きさなのに、夕方四時という半端な時間に満員。
土地柄なのか、やたら口が悪く元気のいいおばちゃんが切り盛りしていて、楽しいというか、なんというか。
おまけに観光客から、どうもみても「地元」な人まで、客層がまんべんなく分布していて、とても営業的に成功してる店でしたね。
成功しているのが営業だけだったら問題なのだけれど、実際に出てくるものはうまいし、リピーター率も高そう。また沼津を通りかかったら、ぼくもつい行っちゃうかも。実を言うと、口の悪いおばちゃんにかなりむっとしたり、おいおいそこまで言うかと思っていたのだけれど、食欲には……勝てんです。

IMG_3969結局、カマには行かず、こういうものを食べときました。
マグロのテールステーキ。本当はもっと「丸」だったのだけれど、食べている途中に気がついて取ったのでカタチがくずれます(言い訳)。骨の周りにゼラチン状の部分がこってりとあって美味。1800円ナリ。

それにしても西伊豆っていいとこだなあ。
そういや、吉本ばななの「ツグミ」なんぞも、このあたりの話だったっけ。

ま、それとこれは別なのだけど、なんとなく雰囲気がある。
温泉街にしても、漁港にしても。
品格といったらおおげさかもしれないが。

友人が住んでいる函南をベースにして、また足を伸ばしたいなと思ったわけですよ。


ひさびさの大渋滞

2005-07-19 00:00:38 | 日々のわざ
ぼくは車を持っていないので、めったに渋滞にはまらないのだけれど、お出かけの際にレンタカーなんぞを借りて、時々はまる。
そのたび、ぜったいに車なんて持つものかと決意を新たにする。

で、きょう久しぶりに大きく決意を新たにしたのでした。

西伊豆から帰り道、沼津・横浜間がとんでもないことに。
ふだんなら1時間もかからずに駆け抜けるところを、きょうは三時間以上かかったんじゃないかな。
あれだけ流れない渋滞なんて、ほんとに驚いたし、疲れた。

それでもあんまり苛ついたりしなかったのは、我ながら少しは大人になったのでありましょうか。

とはいえ、、やはり、日常的に渋滞とおつきあいするのは断固としてノーだわ。
ぜったいにやだ。
だから車を持たんというのも、ねじれた理由かもしれないけれど、その他大勢のほかの理由とともに、あわせ技一本で、自家用車を持たぬジンセイを継続いたします。


スロウ・スターター

2005-07-16 01:31:14 | サッカーとか、スポーツ一般
うまくないし、身体能力もそんなに高くない、そんな子供たちのサッカーチームができないかなあ、とふと思った。

仮称(?)スロウ・スターターズ。

サッカーって、かなり普遍的な文化で、子供の時にやっておいて損はない。世界のどこにいったって遊べるし。

でも、子供のサッカーのスキルってすごく上がっていて、たとえば小学校三年生くらいになって始めようとしても、まわりはめちゃくちゃうまくて、ついていけなかったりする。
もちろん、そこで、がんばってついていって、よい選手になる子もいるのだけれど、そもそも、身体能力に恵まれない子は、たぶん、ついていけないまま終わる。

それってなんかもったいない。
だから、スロースターターを対象にした、ゆるーいチームをつくる。

モットーは下手で上等。

もちろん練習はする。
ただし週一回。時々二回まで。
週末を両方つぶすなんてことは絶対にしない。

そして、勝利を目標としない。
大会にはでるけれど、勝つことを目的とするよりは、点を取ることを目的とする。
たとえば、10失点してもいいから、1点とる、とか。

そうすると、ディフェンスの考え方も変わってくる。
点を取られないために固めるのではなく、点をとるためにどうボールを奪取するかということを中心に考えることになる。

実際に点をとられていい。
そのかわりに、ちゃんと点を取ること。
相手がヴェルディ・ジュニアであろうと、マリノス・プライマリーであろうと、何十点とられても、こっちも何点か取るのを目標にする。

参加する子供たちには、サッカーを「第一競技」にすることは推奨しない。
野球でも、ハンドボールでも、バスケでも、水泳でも、なにか別のスポーツに本拠を持てばいい。
その上で、スポーツ界の普遍言語に近い立場にあるサッカーを楽しむ方法を身につける。

もしも、この仕組みがうまく機能してしまい、みんな上手くなってきたら……、その場合は、上手い子から順に、「強いチームに入ったら?」と肩を押してやる。
もちろん、出戻り大歓迎。

単なる思いつき。

でも、そういうの地元にあったらいいなあ。
自分でやれって?


北上次郎さんの書評@青春と読書8月号

2005-07-16 00:23:15 | 自分の書いたもの
「今ここにいるぼくらは」の先行書評(?)が、集英社のPR誌「青春と読書」に出ている。
タイトルは「少年であることの孤独」。
現時点ではまだ書店に並んでいない小説なので、先にこっちを読むのもどうかとは思うのだけれど、ご報告。

北上さんも共有してくれた(というか、共有していた)ある感覚が、書評の核であり、また作品の核でもあります。

ちなみに「青春と読書」って、いちおう定価90円ってことになっている。
大きな書店なんかでは買えるのだろうか。