日経 サイエンス 2012年 05月号 [雑誌] 価格:¥ 1,400(税込) 発売日:2012-03-24 |
大学の新入生に勧める本という企画があって、それに書いた。3冊のお奨め本、プラス、自分が大学生時代に読んで、影響を受けた(?)本を紹介、というパターン。
ぼくのはほとんど定番で、お奨め本は──
市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2003-10 |
代替医療のトリック 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2010-01 |
素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~ 価格:¥ 2,730(税込) 発売日:2004-08-26 |
自分がカツンとやられた本として──
1973年のピンボール (講談社文庫) 価格:¥ 420(税込) 発売日:2004-11-16 |
人に奨めてるのと、自分がやられちったものが、食い違っているといえる(笑)。
それはそれとして、特集の「前立腺がんの早期診断」の件は、このお奨め本と関連する内容だ。
前立腺の早期診断が、公衆衛生的にも、受けた個人としても、ハッピーなものであるかどうか、かなり疑問がありそうな気配。「無症状の人の受診はすすめない」というのがアメリカでのガイドラインになっているそうで。
一方、日本ではアメリカよりは「前向き」なものの、厚労省と泌尿器学会のガイドラインが食い違うという、興味深い状況になっている。
泌尿器学会の方がアグレッシプに「やるべし」派だ。
ぼくは……受けんでおこうと、思いを新たにする。