朝、息子と公園でサッカーボールを蹴っていたら……緑の服をきたじいさんがいきなりやってきて、腹の底から声を響かせた。
どりゃーっ!
なんだこれは。公園には我々親子しかおらず、ひょっとしてら話しかけられたのかと思い、明るく元気に「おはようございます!」と言ってみる。
すると、緑のじいさんは、聞こえたのか聞こえないのかよく分からないが、背筋を伸ばした歩き方で、びっくりするほど大きな声で、話しながら歩く。
よろしい、これが●●公園の正しい使い方だ!
男の人生とは、ひとたびー、目標を決めたなら、まっすく歩き通すのだ。
倒れるまで、歩け、歩け、前へ進め!
男とは、そういうものである!
という主旨のことを延々と述べながら去っていった。
バス通りに出た後も、車ノイズに負けない大声がしばらく響いていた。
むむむ、男の人生。
きこえたか、息子よ。と聞いてみたが、「声が大きすぎて、よく分からなかった」という。
そうか。ならば仕方ない。
倒れる前に、水を飲んだ方がいいと思うぞ。
と注釈する必要もなかったようだ。
しかし、おもろいじいさんだった。
不審者通報されませんように……。
どりゃーっ!
なんだこれは。公園には我々親子しかおらず、ひょっとしてら話しかけられたのかと思い、明るく元気に「おはようございます!」と言ってみる。
すると、緑のじいさんは、聞こえたのか聞こえないのかよく分からないが、背筋を伸ばした歩き方で、びっくりするほど大きな声で、話しながら歩く。
よろしい、これが●●公園の正しい使い方だ!
男の人生とは、ひとたびー、目標を決めたなら、まっすく歩き通すのだ。
倒れるまで、歩け、歩け、前へ進め!
男とは、そういうものである!
という主旨のことを延々と述べながら去っていった。
バス通りに出た後も、車ノイズに負けない大声がしばらく響いていた。
むむむ、男の人生。
きこえたか、息子よ。と聞いてみたが、「声が大きすぎて、よく分からなかった」という。
そうか。ならば仕方ない。
倒れる前に、水を飲んだ方がいいと思うぞ。
と注釈する必要もなかったようだ。
しかし、おもろいじいさんだった。
不審者通報されませんように……。