川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

キャプテンアメリカって、こういう話だったのか……

2011-11-27 05:33:06 | ひとが書いたもの
キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー (ShoPro Books)キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー (ShoPro Books)
価格:¥ 2,730(税込)
発売日:2011-09-29
ひょんなことから手にとった。
驚いた。
能天気なアメリカアメリカしたアメコミだと勝手に思っていたのだけれど、これは苦悩するヒーロー系、の物語なのですね。

おまけに、21世紀になってからの展開がかなり急激なもののようで、オールドヒーローが再生される序章が本書のよう。
ここで、「ウィンターソルジャー」として登場する、かつてのキャプテンアメリカの相棒が、後にキャプテンアメリカに……うんぬん、と書かれているのをウィキ様で確認しました。

アメリカン・ヒーローで、スーパーマンでもなく、スパイダーマンでもなく、ましてや、Mr.インクレディブルやバズ・ザ・ライトイヤーでもない、「アメリカ」を冠したヒーローについて、ちと知りたくなってしまった人には、お奨めです。




十代の本棚

2011-11-22 17:52:35 | 自分の書いたもの
10代の本棚――こんな本に出会いたい (岩波ジュニア新書)10代の本棚――こんな本に出会いたい (岩波ジュニア新書)
価格:¥ 861(税込)
発売日:2011-11-19
いつのまにやら書店に並んでいるようです。
物書き稼業の人たちが、自分の十代の読書について語る、という、まんまな内容の小文集。あさのあつこさん編著。
荒木源さん、石井睦美さん、佐藤多佳子さん、はやみねかおるさん、前田司郎さんといった面々が、登場する中(全員書けなくてすみません)、ぼくも自分の十代の読書について語っています。

結構忘れていることも多くて、思い出し思い出し、しながら書きました。
ざっと読んで、思わず笑ってしまったのは、「赤毛のアン」に言及した人が2人いて、それがぼくと前田司郎さんという、野郎2人!である事実。
これはうれし恥ずかしな偶然です。

一方、純然たる恥ずかし要素は──
あさのあつこさんが代表著者というか、編著というかたちなのだけれど、あさのさんが「真面目に」仕事してくださっていたとしたら、あの気の抜けた初稿を読んでくださったのだなあ、と赤面。

自慢要素としては──
著者のひとり石井睦美さんは、「飛ぶ教室」の編集長でもあって、これまで2度もお会いしたことがあるぞ(しかし、毎回、飛ぶ教室に連載中の短編の恥ずかしい初稿をひょっとして見てくださっているのかとおもうとやはり赤面)。

と、つい、関係ない方面に話が飛んでしまったけれど、十代の学生さん(もちろん学生さんじゃなくても)に奨めてよい内容だと、ざっと読んで確信しました。なお、ぼくのは、物好きな人以外は読まなくても良いです(笑)。



WEBナショジオ更新中「日本ハンザキ研究所」

2011-11-21 19:39:40 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
11月のWEBナショジオ連載は、オオサンショウウオです。
こちらからごらんください。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/article/20111115/290569/index.shtml
7月にはじめて訪ねた「ハンザキ研究所」を再訪し、書きました。
オオサンショウウオって、本当に素敵。今週は水曜祝日なので、月、火、木、金、次週月という具合に週をまたいでの連載です。


ボッソウのチンパンジー1(高い木の上で)

2011-11-19 23:44:25 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
これはボッソウの村側から見える、30メートルはあろうかという巨木の上(というか中)で、実を食べるチンパンジー。1チンプだけでなく(一頭でも、1人でもなく、ここでは1チンプといいます)群れで登ってました。
Img_8419

ちょっと引いて、みるとこんなかんじ。
Img_8406
本当に垂直方向の空間をよく使って、食べ物探すなあと思ってみてましたよ。一昔前の動物園だと、地べたにぽつんといったことがありましたが、あれとはちがう生き物というかんじです。

ところが、木から次の木へとうつる時には、長距離だとかならずいったん地上におりてきます。
その上下運動にかかるエネルギーって結構なものだろうに……。
木から木へとつたわって、ほとんど降りてこないオランウータンの方がエネルギー効率よいかも。

病気自慢??

2011-11-13 22:20:13 | 自分の書いたもの
クロワッサン特別編集 なんだかんだの病気自慢クロワッサン特別編集 なんだかんだの病気自慢
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-08-11
これはかなり前に出ていた本で、自分も一章書いているのに紹介を忘れてました。
雑誌のリレーエッセイみたいなものを書籍にしたものですね。

ぼくは、病気というより、怪我について書いてます。
いつぞや、西オーストラリアでクジラの水中取材(撮影)をしていて、子クジラと仲良くするあまり、母クジラの怒りをかって、ガツンと尾びれでやられたことがあって……。
よくぞ、生きて帰ってきたもんです。
というふうな話。


「飛ぶ教室2011秋号」に「水をはこぶ女の子たち」(リョウ&ナオ2)

2011-11-13 17:23:59 | 自分の書いたもの
飛ぶ教室 27(2011秋)―児童文学の冒険
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2011-10
「飛ぶ教室2011秋号」に「水をはこぶ女の子たち」(リョウ&ナオ2)が掲載されています。
今回は、GeKOESのユニットが、N国なるところのロングハウスに滞在します。
と書きつつ、年末進行で、今「その3」を書かねばならぬのですよね。
ひーひー言いつつ、書いてますよ。

そうそう、この秋号の読者のお便りで、「ブログで飛ぶ教室を知り、はじめて購入」というものがありました。
どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます!


「月刊プリンシパル12月号」でニュージーランドの学校理事会について

2011-11-13 16:30:09 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 12月号 [雑誌]月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 12月号 [雑誌]
価格:¥ 620(税込)
発売日:2011-11-14
今回は、日本のPTAを少し離れて、ニュージーランドの学校理事会制度について語っています。

日本のPTAは本来の「保護者と教師が勉強する会」をこえて、保護者代表の役割りを、すごく捻れた形で担ってきたけれど、それってやっぱりおかしいよね。と思うので。

今、日本でも順次導入されつつある学校理事会・運営協議会の類の参考になればよいなとおもい。
なお、この件についての長い論考は日経ビジネスオンラインで読めます。登録は必要ですが、無料。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100205/212615/?rt=nocnt


ゼンメルワイスはだめでもイシュトバーンはオーケイ!

2011-11-07 20:38:38 | インポート
R1038934ブダペストにて。ゼンメルワイスの生家につくられた博物館を訪ねる。
しかし、月曜日は休み! 開館の時間まで待って気づいた!
ああっ!
R1038948
じゃあ、となりの歴史博物館でも行くかと移動すると、そっちも休み!
中庭には、ジョジョ「黄金の風」のラストに出てきたみたいな石がごろっと。
どっかに、おいらを邪魔するスタンド使いがいるのか!
R1039001
それでも、建国王イシュトバーン聖堂は見られました。おまけに無料。
こっちはグインサーガの世界ですな。

さ、気を取り直して動物園でもチラ見してくるか(カリフォルニアコーヒー店にて