川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

「てのひらの中の宇宙」文庫版が書店に並びます、

2010-06-25 15:50:28 | 自分の書いたもの
てのひらの中の宇宙 (角川文庫 か 42-5)てのひらの中の宇宙 (角川文庫 か 42-5)
価格:¥ 540(税込)
発売日:2010-06-25
サッカー日本代表がルステンバーグにてデンマークを下した翌朝です。
日本時間の本日(変な表現)、「てのひらの中の宇宙」文庫版が書店に並んでいるはず。
かわいい本に仕上がりましたので、ぜひ手に取ってみてくださいませ。

なお、コメント欄にレスができずすみません。
遠からず、余裕が出来たら、ということで。


喜望の大地で、ぼくらは1

2010-06-18 21:22:34 | 自分の書いたもの
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2010年 7/15号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2010年 7/15号 [雑誌]
価格:¥ 550(税込)
発売日:2010-06-03
たぶん、この次の号(まだアマゾンに出ていないみたい)、から5回にわたって現地レポートです。
なお、一回目は出発までのどたばた。
マッチレポートを書く人は、ぎりぎり間に合わせるべくがんばるわけですが、ぼくは観戦エッセイなのでのんびり周回遅れで書いて行きます。
なにしろ、次号でやっとカメルーン戦後までのことを書くので。


中尊寺節、アフリカの隣人

2010-06-16 05:06:24 | ひとが書いたもの
アフリカンネイバーズアフリカンネイバーズ
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2002-05
南アにもってきた本のひとつ。南アは埒外なのだけれど、おもしろい!

基本、中尊寺姉さんの個人旅行記録。
アメリカのブラックカルチャーを出発点にしつつも、ヨーロッパセレブの園としてのアフリカにもしっかりと肉薄。

ズールーネーションは、遠いブロンクスで、どんなリアルズールーを思い描いていただろうねなんて考えた。

それにしても、漫画家さんは強いな。
今、ぼくが旅行記を出そうとしても、文章と写真だけではなかなか成立しない。
突き抜けた作家性が要求される。

しかし、漫画家さんは、筆のタッチそのものがすでに作家性だ。


チキンライス@シンガポール

2010-06-14 00:32:49 | 日々のわざ
R0013364本日は終日シンガポール。
韓国の快勝を横目で見つつ、ブルームフォンテンには当日入りだ。
というわけで、シンガポール名物(?)チキンライスを食す。
これがうまい。
あっさりめでヘルシー系昼食になりました。
で、現地のインターナショナル校のPA(PTAからTが抜けたもの、ここではそれが普通)の熱心な活動をしている人から話を聞いたり、別方面の活動。
タクシーのドライバーと、空港職員でサッカーが好きな人と話したい以外はワールドカップネタがうすい。




ギャング・エイジ!の第2回がぼそっとUP!

2010-06-10 22:32:07 | 自分の書いたもの
Gangウェブメディア「文蔵」にて、連載中の「ギャング・エイジ」第2話「てるてる先生」が掲載されました。

やっと、生徒たちが登場します。1学期のはじまりはじまり。

まだ、ほのぼのしてますね。でも、次回以降……いろいろゴタゴタしはじめます。

http://www.php.co.jp/bunzo/web_bunzo_list.php#kawabata


これは美しい「水草の森」(プランクトンの絵本)

2010-06-09 00:07:01 | ひとが書いたもの
水草の森 プランクトンの絵本 (ちしきのぽけっと 10)水草の森 プランクトンの絵本 (ちしきのぽけっと 10)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-03-20
岩崎の「ちしきのぽけっと」シリーズで今年になってから出た絵本。
これがすごい。淡水のプランクトンを、食物WEB的な観点をストーリーの縦糸に折り込んで、紹介してくれる。

最初に出てくるのはわりとマクロな生き物であるフナ。フナが産卵して、孵化したばかりの稚魚がなにを食べるかというところから、プランクトンの世界へ。また、孵化直後のフナが、ほんとど遊泳できないブランクトンであることも言及しているのがいい。
読んで、なににインパクトを受けるかはひとそれぞれだろうけど、ぼくはミジンコ類の王ともいえる「ノロ」にやられた。

破格の大きさといい、異形といい、もともとミジンコって地球の生命っぽくないけれど、群を抜いている。
そして、王として君臨するノロも、寿命がくると単細胞生物であるコレプスなんぞに群がられて食べられちゃう、と。

あと、ワムシや、ケイソウに衝撃を受けるひともいるかも。
ワムシの猥雑さや、ケイソウの幾何学ぶりに。

そうケイソウといえばこの本も去年の大プッシュだったのだ(一昨年末の出版ではありますが)。
0.1ミリのタイムマシン―地球の過去と未来が化石から見えてくる (くもんジュニアサイエンス)0.1ミリのタイムマシン―地球の過去と未来が化石から見えてくる (くもんジュニアサイエンス)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-11-01


地球と宇宙のおはなし

2010-06-08 00:22:39 | ひとが書いたもの
地球と宇宙のおはなし (講談社の翻訳絵本)地球と宇宙のおはなし (講談社の翻訳絵本)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2009-07-08
これは版画で描いているのかな。とても味のある、迫力のある画風で、「はじめて出会う宇宙の本」を描いている。地球からはじまり、月、太陽、太陽系、そして銀河! 身近なところから広がっているのは、小さい子向き。

まだ理科で「太陽系」なんて言葉を聞いたことがないような子に読み聞かせたり、読んだりしてもらいたい。とんな反応するだろうかと、わくわくさせられる。

それで思ったのだけれど、たとえば、詩情あふれる科学絵本の定番、たとえば、「生命の歴史」なども、そろそろ、現在の知見に基づいて、ニューバージョンを書いてもいいのかもね。
もちろ、ニューバージョンが世に出たとしても、この旧バージョンはやはり名作であることには違いないのだけれど。
せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1964-12



理科部検定がアップされていた!!

2010-06-07 22:18:17 | 自分の書いたもの
嵐の中の動物園  三日月小学校理科部物語(1) (角川つばさ文庫)嵐の中の動物園 三日月小学校理科部物語(1) (角川つばさ文庫)
価格:¥ 651(税込)
発売日:2009-07-15
雲の切れ間に宇宙船  三日月小学校理科部物語(2) (角川つばさ文庫)雲の切れ間に宇宙船 三日月小学校理科部物語(2) (角川つばさ文庫)
価格:¥ 651(税込)
発売日:2010-05-15
理科部検定なるものが、つばさ文庫のWEBサイトにアップされてました。
http://www.tsubasabunko.jp/05osusume_1005a.html

理科検定じゃなくて、理科部検定。
理科部のトリビアがあれこれと書かれています。上記2冊をよくよむと分かると思う、とケンシローが述べております。

10問解けると理科部員になれるそうですが、しかし、なにはともあれ前提は「理科する心は、○○する心」なんで……しっかり設問に入ってますね。


キラー・ヴァージンロード

2010-06-07 21:06:30 | 日々のわざ
キラー・ヴァージンロード フルスロットル版 [DVD]キラー・ヴァージンロード フルスロットル版 [DVD]
価格:¥ 6,090(税込)
発売日:2010-03-26
これまた娘と一緒に。
単純に上野樹里がでてるから、ってのにつきるのだが、最初のミュージカル仕立てのところなど、娘は目が点になってよくわからなかったらしい。なんでなんで躍ってんの?って。
でも、いいです。上野樹里だから。
ホラーテイストをちょっこり織り交ぜて、なんだか、とりとめもなくまとまらない印象の中、局所局所にテンションが高いので、ようわからんまま、ぼくも娘も楽しんでました。
さすが、上野樹里?


カラシナの種子を採集

2010-06-06 20:26:29 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
R0013358仙川は3面コンクリート張りになってひさしい都市河川だけれど、時とともにコンクリートの上に土砂が堆積し、あちこちで「雑草」が繁茂している。
もっと早い時期には、一面の菜の花!ってくらい黄色い花が咲くことがあり、それが菜の花ではなくカラシナだとは認識していた。
そろそろ種子が出来てるぞーという話を聞いて、本日はその採集。
鼻をぐしゅぐしゅさせながら、仙川に降りてきた。

もう黄色い花がないので、どれなのかよくわかんないーと思いつつ、たぶんこれだろうというのを採ってきた。
さやの中の種を集めると、それらしきものに……。しかし、ここから先、どう加工する? とりあえず、そのまま食べてみたけど、辛いって感じではないんだよなあ。
R0013360R0013361R0013363


子どもたちが絶対本好きになるAtoZ

2010-06-05 13:24:54 | 自分の書いたもの
ダ・ヴィンチ 2010年 07月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2010年 07月号 [雑誌]
価格:¥ 490(税込)
発売日:2010-06-05
「子どもたちが絶対本好きになるAtoZ」という特集の中で、インタビューを受けています。
見開きで4人の中のひとり。つまり、半ページですね。
お隣さんが、Akkoさんだったり(My little lover)だったり、中嶋朋子さんだったり、というのが、妙にゴージャス。
カワバタ、もっと笑顔で出演せよ、と言われそうですな。


体感寿命、というのがあるとして

2010-06-04 15:55:19 | 日々のわざ
Img_6079体感寿命というのが、あるとして、それを伸ばすためのには、時々、環境を変えればよい。

去年の7月から今年の1月までニュージーランドに住んだ。
半年だけど、それの長く感じたこと!
毎日新しい発見があって、適応しなければならないことも多く、また、出会う人も多く……。

まあ、子どもたちが一緒で、自分を含めた3人分の生活を背負っていたということもある。

とはいえ、本当に長く感じたのだ。その半年間を。


そして、帰国してからの日々は、ひたすら速い。
光陰矢のごとしところではなく、光速で走っているような気すらしてくる。
そんな中、集英社文庫WEBでの、ニュージーランド連載「ニッポンをお休み!」がまだ続いていのは皮肉というか。それも、25回で終わる予定なので、あと数回を残すのみ。

かつて、子どものころ、夏休みがすごく長かった。

捕鯨船に乗って半年、南極海にいた時も、すごく長く感じた。

奨学金をもらってニューヨークにいた1年間(正確には10ヵ月とちょっとか)も、とても長かった。

結局、「子ども時代の夏休み」みたいな状況を、長じてから作り出すには、今いる場所から非日常に飛び出して、旅行ではなく、ちょっとばかり「住む」必要があるんじゃないか。

長く住み続けると、そこも日常になる。
日々の発見、日々の適応が必要な水準で半年とか、せいぜい1年とか。
そういう、プチ移住を時々すれば、限られたこのジンセイの中で、体感寿命なるものは、確実に長くなるかもよ。

ふとそう思った。
ニュージーランドから帰ってきて5ヵ月がすぎようとしているある午後のこと。