「おとうさんといっしょ」(新潮文庫)が、どうやら書店にならんだようなので、あらためて紹介いたします。
まだ、書影がアマゾンにアップされていないようなので、こちらもあらためて……こんなかんじ。
マッチョなお父さんは、「桜川エピキュリアン」のお父さんだと勝手に思ってます。
さてさて、今年の夏から秋にかけては、「子ども関係」の文庫や新作がばたばたと出ます。
先日の「みんな一緒にバギーに乗って」に続いて、本作。
もともと「ふにゅう」という変なタイトルだったものを(すごく気にいっていた)をあえて改題。そのかわりというかなんというか、収録されている短編に「ふにゅう」の名前を残しました。
この方が自然だったかも、と今にして思います。
内容はディープな父親の育児小説。
それにつきます。
編集者が書いてくれた帯には、「育児は男のエンタテインメントだ!──子育てに真っ向勝負のいまどきパパたちを描く、共感と愛情にあふれた作品集」とあって、それはきっと間違った紹介ではないはず。
人生のなかである時期にしか書けない、自分にとってとても思い入れのある作品集でもあります。
ちなみに、解説を引き受けてくださったのは倉田真由美さん。直接の面識はないものの、熱心でありつつ結構ダメダメな父親たちを斬っていただきたくお願いしたところ、快く引き受けていただけました。
結果書いてくださった解説は、予想していたのとはまったく違うベクトルの素敵なものでした。
ありがとうございました。
ちなみに、倉田さんの比較的最近の本にこういうものがあって……
共著者のフカサワさんは、ぼくにとって、出版の世界で一番つきあいの長い編集者のひとり。
倉田・深澤の食欲珍道中もんなんですが、これが、ほんまうまそうなんです。
韓国いきたい……タイいきたい……。