写真は「銀河へキックオフ!!」ブルーレイディスクより。青砥ゴンザレス琢馬君(背中はしっかりタギーに守られ中)
さて、「銀河へキックオフ!!」で、青砥ゴンザレス琢馬君を演じてくださった菊池こころさんから、拙作「声のお仕事」(文藝春秋)の感想が届きました。
許可を得て、公開させていただきます。
(以下、引用)
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川端せんせい!!
「声のお仕事」感想です!!
送って頂いていた「オール讀物」でも読んでいたのですが、一冊にまとまったのを読むとまた違いますね!!午後のロードショーで観た映画を改めてDVDで観る感じでしょうか……(笑)
結城の気持ちに何回も「分かるわ…」と共感しました。
特に、全部リテイク!
音響監督に対して自動的に恐怖を覚える、とか(苦笑)
他にも共感した事が多々あって、なんて嘘の無いお話なんだろうと思いました。でも物語ならではのフィクションもあって、そのバランスが絶妙ですね!!だから私もまっすぐ読めました。
スタジオの建物描写が銀オフの時のスタジオを思い起こしますね……(嬉)
あと日向学と友坂優が、坂巻くんと優さんから名前をとっているんだろうなって、何だか嬉しかったです。
マイクワークの事や、結城の葛藤や、その葛藤理由や、すごく丁寧で、特にアフレコの様子と言うか雰囲気と言うか……、あの何とも言えない空気が丁寧に描かれているので、読みながら改めて体験しているようで。
プロの物書きさんって本当にすごいんだな…と思いました。歌手に「歌上手いですね」って言ってるようなものですがお許し下さい………
このお話は声優業の明るい面だけでなく、苦労の面も描かれているから現実味があるのかもしれないと思いました。「キラキラして見えるかもしれないけど、どんなお仕事も大変だよ」と。
そして、読んでいると、わたしにとっては「銀オフ」の日々が重なって、あの楽しかった日々がこの小説に繋がっているんだなぁ……とキュンとします。川端せんせいが銀オフを執筆して、アニメ化して、それがまた川端せんせいの別の作品に生きて……何か不思議ですね。
すごくすごく面白かったです。
銀オフを見て下さっていた方はもちろん、絶対にくじけまいと踏ん張っている方、そんな沢山の「頑張っている」方に読んでもらいたいです。きっと結城くんが寄り添ってくれますよ…
また、銀オフ会しましょう!!
では…(´`)
菊池こころ
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「あの何とも言えない空気が丁寧に描かれている」というのはとてもうれしいです。
丁寧に書いたつもりでありました。
そして、「頑張っている人たち」に読んでほしいという、メッセージ!
実際、結城くんは、いっぱいいっぱいなので、読んだ人か寄り添っているような気分になっちゃうかもだけど……4月だし、新しい職場や環境でがんばっている人、多い季節、うん、たしかにそういう「読み」は、とっても正しい!
本当に、こころさんありがとう!
また、銀オフ会、やろな!