川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

『ドードー鳥と孤独鳥』の正誤表

2024-03-18 10:58:02 | 自分の書いたもの

『ドードー鳥と孤独鳥』の正誤表を作りました。

ご指摘いただいた方々ありがとうございました(そして、すみませんでした)。

訂正した版が出せますように。

 

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p.85 4行目 日が沈むが遅い→日が沈むのが遅い
p.89 6行目 羽のほど剥製→羽ほどの剥製 
p.95 10行目 みぞおちのあたりの→みぞおちのあたりを 
p.95 後ろから3-4行目ニュージランド→ニュージーランド 
p.103 10行目 注目か→注目が 
p.139 後ろから5行目 わたしたちが研究室の→わたしたちの研究室が 
p.148 6行目 読み直しところ→読み直したところ 
p.185 後ろから2行目 ケイナちゃん伝えた→ケイナちゃんに伝えた
p.216 後ろから2行目 子どもから→子どもの頃から
p.250 1行目 こちらで→こちらでは 
p.334 3行目 ケイナちゃん→ボーちゃん
p.357 3行目 休眠状態たった→休眠状態だった 
p.357 8行目 ゲノム編集よる→ゲノム編集による


『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』──当事者の児童、生徒、保護者や先生に読んでほしい!

2024-03-17 11:41:36 | 自分の書いたもの

このたび、講談社より、色覚についての科学絵本『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』(川端裕人 中垣ゆたか 講談社)を上梓しましたのでお知らせします。

これまで眼科の診断名としては「先天色覚異常」とされてきたものが、生物学的には「異常」ではなく「進化型」だと捉えられていることをご存知ですか?

人類は、同じ集団の中に、様々な色覚を持つ個体を混在させている不思議な生き物です。
なぜ、そのような現象が起きたのか、今の進化生物学的な理解をたどります。


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(はじめに、より)
わたしたちが感じるさまざまな色は、目と脳のはたらきで、頭の中にできるものです。だから、人によって見え方はいろいろです。たとえば、多くの人にとってはっきり違って見える「赤と緑」が、「近い色」に見える人たちがいます。100人のうち、数人が持っている特別な見え方です。この絵本では、わたしたちの色の見え方がどのようにできたのか、恐竜時代にさかのぼり、進化の歴史から振り返って見ていきます。
さあ、色の見え方のふしぎな世界をいっしょに探検しましょう!

この世に生きるすべての子どもと大人に伝えたい、色覚と進化の驚きとふしぎに満ちたひみつ!
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本書が届いてほしいと願っているのは、次のような方々です。

・「あなたは、先天色覚異常です」と言われた児童、生徒。
・そういうお子さんをお持ちの保護者の方。
・学校の先生など子どもにかかわる仕事の方。

子ども時代に色覚検査を受けて「先天色覚異常」だと診断された場合、「自分は劣っているのだ」と刷り込まれるリスクがあります。確かに、生活の中で「困りごと」がある人もいるのですが、とはいっても、それは多数派の色覚に合わせなければいけないことに由来しており、感覚に「優劣」などない、というのが本書の最大のメッセージです。(その困りごとにどう対処するといいのかは、本書のテーマではなく、参考文献を紹介しています。)

関心のある方はぜひ、ご覧になってくださいませ。
また、身近に当事者がいる方、ぜひ紹介していただけましたらと思います。