川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

コペンハーゲンサブオービタルズに熱いやつらが集結(後編)

2015-11-22 22:02:09 | 日記

川端裕人・個人メディア(メルマガ)4号の紹介記事です。

前回につづいて、コペンハーゲンのアマチュアロケットグループのリボート掲載てす。

インターステラテクノロジズの稲川貴大さんらの視察に乗っかって参加できたんですが、おかげさまでええもんを見られました。

その道に生きる者たちの共感というか、なんというか。

単に見に来たはずが、「これは単なる視察ではない、開発協力だ!」というレベルにまで白熱する議論。

どこまでいっちまうのかハラハラしましたぜ。

というような「熱」が、今回も描かれているはず。

この記事は、前後編にて無事完結です。

さあ、次はいつ行こうかな(本気で行きたい)。

 

 

メルマガ「秘密基地からハッシン!」の記事。「奇祭「クケリ」と土地の記憶」について。

2015-11-21 19:02:45 | 日記

川端裕人・個人メディア(メルマガ)4号が出ました。

ちょっとずつ内容紹介をしますね。

まず、今回の旅モノ的な要素は、ブルガリアの奇祭、西洋なまはげとも言われる(ぼくが勝手に言っているような気もする)クケリです。

「移動式!: ブルガリアにも“なまはげ”がいた? 奇祭「クケリ」と土地の記憶」という表題で書いています。

クケリってというと、モフモフした異形のコスチュームを思い出す人もいるかもしれません。

まだたぶん、「なにそれ」という反応の方が多いかもしれないけれど。

ぼくは、クケリに妙に惹かれることろがあって、情報を辿って見に行ったりしていたわけです。

これを読んで、クケリファンになってくれる人がいるといいなあと思いつつ。

なお、日本も「奇祭」にはこと欠かないわけで、ぼくは、ブルガリアと日本を橋渡しするような役割も、できたらやろうと思わないではないです(あいまい表現)。

具体的にいえば、仮面をつける系のお祭りのグループは、ブルガリアで歓迎されるので、紹介したいなあと前々から思っていたり。

 

 


中央公論12月号「学校教育に入り込んだ"トンデモ科学"」対談の訂正です

2015-11-16 13:06:20 | 日記

中央公論2015年12月号で、「教師も騙される学校教育に入り込んだ"トンデモ科学"」という対談に出ています。

中で、間違い、かつ、ミスリーディングな部分があったので、訂正します。

115ページの中段から後段にかけて

*******
川端 今日、ぜひお話ししたいと思っていたのが、小学校の「かけ算の順序問題」です。一×二も二×一も答えは同じですよね。しかし、これを問題文の順序どおりの式で計算しないと不正解にするという動きが小学校であるんです。

例えば、「脚が二本の鶏が三匹いた時、脚の数は全部で何本でしょう」という問題なら、二×三=六は正解で、三×二=六を不正解にするという具合です。不正解とされた子どもの保護者が驚いて、毎年必ず議論になるんです。
*******

というふうに言っておりますが、これがダメです。
問題文の順序どおりの式で計算しないと不正解にするという動きが小学校である」という部分が、事実と違います。

ぼくはたぶん対談で「出題者の意図の通りの式でないと不正解」というふうな「意図」でそういうことを言ったのだと想像しますが、その後、チェックする時も、するりと残ってしまいました。

どう考えても、間違っているだけでなく、混乱を招く言い方なので、深くお詫びします。

書き直すとすれば、

*****
川端 今日、ぜひお話ししたいと思っていたのが、小学校の「かけ算の順序問題」です。一×二も二×一も答えは同じですよね。しかし、文章題の計算をする時、決められた順序で式を立てないと不正解にするという動きが小学校であるんです。

例えば、「三羽の鶏がいます。鶏の脚は二本です。脚の数は全部で何本でしょう」という問題で、うっかり出てきた順に三×二=六と書くと不正解。二×三=六が正解という具合です。不正解とされた子どもの保護者が驚いて、毎年必ず議論になるんです。
*****

これ、二段落目も、問題を際立たせるために変えてます。

個人でとりいそぎできる訂正としてここに掲示しておきます。


08年に考えていた掛け算順序についての議論を、注釈しながら採録してみる

2015-11-09 17:57:18 | 日記

中央公論12月号で、左巻健男さんと対談。教育現場に入り込むニセ科学、みたいなテーマ。

そのなかにちらりと掛け算順序の話も出たのだけれど、あくまで傍流の議論だったので、インタビューとあわせて読んでもらえばいいかもなあと思い、メルマガ、「秘密基地からハッシン!」vol3のなかに、2008年に書いたブログ記事を採録しました。

しかし、すでにかなり認識が違うところがあるので、そのあたりは注釈しながら。

違いについては──

・よその国では逆に教えるところも結構ある、ということを伝えるだけでも、かなりのところ、状況は改善されるのではないだろうか、と考えていたのが、甘かった!と分かったこと。

・当時は、掛け算の順番は、言語依存なんじゃないだろうか(その国の国語で自然な順番になっている)と思っていたのが、結局、そんなこともなさそうだ、いうこと。

・アメリカでも、コモン・コア教育なるものが登場して、掛け算順序を推進していること。その際の順番は、日本の方式とは逆で、結構、笑える。しかし、笑えない! みたいなお話。

そんなところでしょうか。


ドードーの来日は、2005年の本にはっきりと書いてあった件

2015-11-08 18:22:45 | 日記

写真は、オックスフォード大学に保存されている、唯一の皮膚付きドードー。

2014年に訪ねて見せてもらいました。

さてさて、「秘密基地からハッシン!」vol3が出まして、ドードー連載も3回目。順調に、ドードー沼にはまっている私です。

今回は、東大史料編纂所を訪ねます。

オランダの古文書図書館にあるものの複写が全部あって、2014年ジュリアン・ヒューム博士らが発見した文書もあるのですね。それを確認するためです。

その結果やいかに。

そして、「新」発見。史料編纂所は、オランダ商館長日記を延延と翻訳し続けていて、ドードー来日の当該部分は2005年、10年も前に出版されいたんです。東京大学出版会からで、Amazonでだって買えます。

ページをめくれば、ドードーって、ちゃんと書いてありますよ。

日本語で書いてありますよ。

こういうの、灯台もと暗し、とか言います? 東大だけに(うっ、言ってしまった)

そんなこんなで、沼はさらに深くなっていきますぜ。

 

2013.3.6追記

コメントで指摘を頂き、誤字修正。商館長日記が、商館超日記になしてました。

ついでに付け加えると、2005年の資料編纂所の本の前に、1957年に、岩波書店でも同じものを訳していて(編纂作業ではないので、結構、歴史的な解釈なんかも入った訳註になっていて、その分面白いかも)、そこにも「ドデール鳥」としてやはり登場しているのでした。

半世紀以上にわたる「みのがし」の記録(笑)。


コペンハーゲンサブオービタルズに、熱いロケッティアが集結

2015-11-08 18:08:51 | 自分の書いたもの

個人メディア(メルマガ)「秘密基地からハッシン!」vol3が出ました。
その中からの内容紹介です。

行ってきましたコペハーゲンアゲイン。

Vol1で未遂におわった彼らとの接触がついに現実のものに。

といいつつ、インタステラテクノロジズの稲川さんらが行くというのに着いていっただけなんですけどね。現地一泊でも、行けて、本当によかった。

そして、実際にロケット作っている人たち(稲川さんたち)と、CopSubsのおっさんたちとの熱い議論を見ることができたのもよかった。

紹介写真の部分は、稲川さんが後ろ姿出演。なにか、インジェクタについて熱く語り始めたところですよ。

ほんと、ええ瞬間にご一緒しました。


ヴァイキング船を見下ろして、コンチキ号を前から後ろから、そして、フラム号の上に立つ

2015-11-07 21:51:48 | 日記

個人メディア(メルマガ)「秘密基地からハッシン!」vol3が出ました。
そのメニューからの内容紹介です。

で、「移動式!」というコーナーはもともと旅モノですけど、今回は、ガイドブック的になりましたね。

オスロで半日あいたら、どこにいく? みたいな。

おすすめは、船をめぐる三連発(本当は、四連発も可能なんだけど、時間の関係で三つ)。

「ちいさなバイキング」に出てくるようなヴァイキング船、ヘイエルダールのコンチキ号、アムンゼンのフラム号。

全部、本物に会えます。

コンチキ号なんて、前から後ろから見られるし、フラム号に至っては、甲板の上に立てるんですよ。いや、それどころか、船内へ……。

えらい大盤振る舞いな海洋系博物館ぞろいのオスロ。

「ちいさなバイキング」が大好きだったり、コンチキ号に胸ときめかせたり、極地探検に興味があったりする人にはたまらないはず。

ぜったいたまらない。そして、辛抱ならん!となったところで、フラム号には乗れます。本当です。



「水族館とイルカ」の問題を理解するために、WAZAの倫理規定を読むことにする

2015-11-07 18:02:21 | 自分の書いたもの

個人メディア(メルマガ)「秘密基地からハッシン!」vol3が出ました。
今回のメニューからの内容紹介です。

最初は、すごく地味ーに探究している「水族館とイルカ」問題。
今回は、「倫理規定」code of ethicsを読み始めました。
WAZAは、「イルカを追い込み漁から得るのは、倫理規定違反である」と主張していましたよね。

そういう意味で、ここは、イルカ・水族館問題を理解するためのキモなのです。

では、ちょっと読んでみましょうか、というコーナー。
我ながら地味です。

でも、このテーマに関心のある方は、ぜひお目通しねがいたいとも思います。