川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

じりじりする夏休みと、「てのひら」の立ち読み

2007-07-30 16:27:22 | 日々のわざ
息子が暇そうにしている。
午前中のプールがなくて、そのまんま、遊ぶ相手も見つけられずに、ダラダラ。
ひまー、とかいいつつ、ハリー・ポッターの映画をみなおしたり。
何人もに電話して捕まらないのは、塾に行く子がいたり、帰省する子がいたり、なのだけれど、じゃあ、きみももうちょっと有効に時間を使いなさい、などと言いかけるのを、ぐっと堪える。
こういう、じりじりするくらい暇な夏休みって上等じゃないか。
そういや、ぼくだって、 なんか焦燥感をいだきつつ、モントリオール・オリンピックをみてた、小学生の夏。
という日々があったっけ。
一日が長くて、ぽかーん、となんにもなかった。
母親も勤めていたし、妹は……どこにいたんだろう。記憶が欠落。

というわけで「ひまー」を享受しなさい、息子よ。

それはそれとして、「てのひらの中の宇宙」が立ち読みできるようになっている。

てのひらの中の宇宙: 書籍: 川端裕人 | 角川書店・角川グループ

flash playerで見られます。
世に出てから、もうすぐ一年だけれど、やはり夏休み前あたりから、動きがあるようです。読書感想文のせいで。
てのひらの中の宇宙てのひらの中の宇宙
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2006-09


心を落としてしまった

2007-07-29 12:40:00 | サッカーとか、スポーツ一般
韓国戦の観戦は、ベルギービール屋さんで。
PTA役員の飲み会があって、流れた二次会会場のモニタで観戦というわけ。

相手が一人少ないというのは、とても難しい状況で、相手には「明確な戦術イメージを与えてしまう」「モチベーションが高くなる」といったふうなことが起きてしまう。だから、困難。
とはいえ、このケースはその困難の中では、難易度が低い方。
勝ちたい意識はしっかり持たざるを得ない状況なわけで、守りきって同点でいいや、なんてことは考えていない。

だから……攻めきってほしかった、よね。
いくつかあった決定的な場面も、結局は、決定力?
つんどくになっていた、湯浅さんの本、読もうかな。
日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)
価格:¥ 760(税込)
発売日:2007-07-10

日韓戦だからというのもあるだろうけど、韓国は本当に「らしく」みえる。
そして、例によって悪い意味での「らしさ」ばかり目立ったよなあ。日本側は。
和の心、和の体。それは、いったいなんなだ。
分からなくなります。

観戦中、着ていたTシャツは、和風のプリントが前についているもので、それに合わせて、細い麻ひもの和風ペンダントをしていた。そのペンダントヘッドが、何の前触れなく、ぽとりと落ちた。
不思議。
麻ひもは切れていない。環状の金具の「すきま」もぴたっとくっついてる。
つまり、原因不明。

ペンダントヘッドには、「心」という文字が書かれている。
韓国戦をみながら、どうも心を落としてしまったみたい。
いったい、どうやってとりもどそうか。

暑い日は嫌いじゃない

2007-07-28 09:55:57 | 自分の書いたもの
きのうみたいに35度くらいいくような、融けちゃいそうな日は嫌いじゃない。汗がたくさん流れるのは気持ちいい。
そんなことを言いつつ、家に籠もる日々。

さて、光村図書が出している「飛ぶ教室??児童文学の冒険」という雑誌にエッセイが出ています。「作家への手紙」のコーナーで、「カート・ヴォネガット様」あて。
畏れを知らぬ暴挙?
ともあれ、書店でみかけたら読んでやってください。

ちなみに、この号の特集は「動物園へ行こう」なのだけれど、ぼくはそっちにはタッチしてません。


いつかどこかで、見たような……

2007-07-26 00:30:19 | サッカーとか、スポーツ一般
そういう負けっぷりでしたね。
ペナルティエリアから20メートル以内には入らない、見事なぐるぐるパス回し。
ああ、懐かしいっ、遠い目になって、切なくなって……。
ぼくたちには、縦には行けんのでしょうか。
そうだよなあ、「縦じゃなくて横!」という原稿を、ついこの前、PTAの組織像について、熱っぽく書いたばかりだよなあ、と思い出し、わけもなくげんなり。


髪を切ったり、ホワイトジーンズを買ったり、足を切ったりしつつ、数学ガール

2007-07-25 06:21:20 | 日々のわざ
昨日は、朝から午後3時くらいまで自由に使える時間だったので、ここぞとばかりに贅沢三昧(?)。
髪を短くして、懸案だった真っ白のlevisを買って(@近所のジーンズメイト)、キッチンを歩いているとき足を切った。前に割れた食器の破片が残っていて、ざっくり。子どもたちじゃなくてよかった。
そんなこんなするうちに、数学ガールを読み進める。これが傑作。と同時にすごく励みになる。別にこれを越える必要はない。しかし、自分だからこそって、物語の所在を見つけなきゃ。たぶん見つかった、と思うのだけれど、それを掘り下げていく前に、テトラちゃんと、ミルカちゃんに、とりあえずはまった一日でした。おまけにあと3分の1くらい残っている。
数学ガール数学ガール
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2007-06-27



書いてもらいたいぜ、感想文

2007-07-23 06:39:23 | 自分の書いたもの
Maru1知人のNさんが送ってくれた証拠写真。お茶の水の某書店で、このような過分な扱いをしていただいている模様。ありがとうございます、書店員様。あんまりこういう素敵な扱いをしていただくことが多くないおいらは……厚意が目にしみるぜ。皆のモノ、お茶の水へGo!と言った、舌の根も乾かぬうちに、リンクを張ったり……。
川の名前川の名前
価格:¥ 735(税込)
発売日:2006-07



新しいアジアの幸せを思う

2007-07-22 00:10:04 | サッカーとか、スポーツ一般
なんて余裕をこいていられるのは、とりあえず先に進めたからなのだけれど、とにかく、身震いさせられた。
ロングスロー怖い、ポストプレー怖い、コーナーキック怖い!
この恐怖といったらなんだ。
アナウンサーのおっちゃんは、サッカーとしては日本が勝っているなんて言っていたけれど、その発想はどこから出てくるのか。
サッカーの善し悪しなんて、価値観次第であって、たぶんこの一戦に思い入れる東欧系オージーにとって、ゴツゴツ強いサッカーが「良いサッカー」なのかもしれないしい。
それぞれの身体能力において、最も効率的に点をとるのが、最良なのであろうし。

日本代表の一年前との違いといえば、サイドをえくるより、中に切れ込む動きが多く見られること。サイドを使うにしても、ボールホルダーが中央に切れ込んで、スペースを作ってから、サイドに展開する。
というか、切れ込んでそのまま中で勝負する傾向が強いから、サイドに再展開した時の有効性が違う。
これはとてもよい点。ドイツ大会で、韓国にあって、日本になかったものでもある。

PK戦、5人目は阿部だと思っていたら、中澤だったのね。
読めない……。
ちなみに、ロッカールームでモニタを見てたオシム、実にお茶目!

こういうぎりぎりの勝負が、これから何度もできるしわあせを思う。

焼き肉

2007-07-21 18:40:13 | サッカーとか、スポーツ一般
オージービーフって、安い肉の代名詞じゃなかったか……。でも、いつのまにかそんなに安い肉じゃなくなってますね。為替の変動のせいで。
それはそれとして、家人が焼き肉に行くというので、3年ぶりくらいに焼き肉屋さんに行き、ここぞとばかりにオージーピーフを食いまくってきました。ほんとこんなに肉食なのは久しぶりだ。
そして、「ボールは丸い!」とかわけの分からないことをほざいて帰宅。
さあ、オーストラリア戦!


変えたいこと、いっぱいあるんです

2007-07-21 11:07:53 | インポート
婦人公論 2007/8/7号 発売に、連載の第8回目が掲載されています。ここのところ何回か、各専門委員会について、地味に書いてきたので、今回はちょっと「魂の叫び」系。この時点、自分がPTAについて、変だと思っていたり、なんとかしたいと思っていたり、もやもやしたりしていることを書き連ねてます。今後、ここで提示した問題意識に沿って、いくつかの方面で取材を深めていくつもり。


権利や自由ばかりだった教育について朝っぱらから、元教師の近所のおばあさんと話す。

2007-07-20 08:37:39 | 日々のわざ
話のおもしろい元教師のおばあさんがいて、時々、話すのだけれど、きょうは昔の教育のこと。戦後、かつての教育が封建的だと批判されて、自由と権利ばかりがもてはやされた。それを苦々しく思っていた教師もたくさんいて、このままでは、何十年か後には、人殺しばかりの世の中になると思っていた、という。で、それが「今」実現して人殺しばかりになったというふうに感じているみたい。そして、そのために規範意識が大事であり、昔の日本人の美徳を取り戻さなければならない、というような展開。
絵に描いたようなストーリー。やはり、これがその世代にとってのリアリティなのだろうなあ。

それにしても、権利・自由ってそんなに悪いものなのか。
義務・責任・規範など、最近もてはやされるキーワードが、それだけで転がり出すのもまた問題。大事なのはバランスだろう。

おばあさんは、日本のよさが失われたから、ふたたび規範意識を前に出すべきだというのだけれど、ぼくにはぼくたちの文化が抱える「過剰適応性」みたいなものの方が、よほど怖い。

それはそれとして、今度、学校設立当時のPTA役員さんたちを紹介してもらうことになった。
熱い人たちらしい。楽しみ!
少年犯罪データベースの統計データ、見せてあげようかなあとも思う。
今の時代、少年は人を殺さなくなっているんだ、と。

その一方で、ぼくは毎日コウガイビルと遭遇中。
近所の公園は「スポット」だから、不思議じゃないのだけれど、久我山駅近くの側溝の上とか、京王線の線路沿いの道とかにもいきなりいるので、すごい。
いったん見え始めたらどこにでもいるというのが、コウガイピルなんだろうなあ。

ただ気になるのは、見るのがぜんぶオオミスジなんだ。
クロがいない。
ぼくはクロの方が上品で好き。オオミスジはエグすぎで、ドキドキする。
オオミスジが日本で最初に確認されたのは皇居だと聞いている。それからせいぜい数十年くらい前のはずなのに、もう首都圏制覇しちゃったのだろうか。
だんだん、オオミスジ撲滅運動をしたくなってきた。
でも、踏みつぶしたくらいじゃ再生するんだろうし、靴はねちょねちょになるだろうし、本格的に焼くとか煮るとかしないと死なないんだろうなあ。そこまではできん。

ベトナム戦のこと書きそびれからってわけではなく……アパトサウルス

2007-07-17 21:56:41 | サッカーとか、スポーツ一般
6d3246020ea0c5b4d1683110l
アパトサウルス -かみなり竜のくらし-
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-06-23

小田隆さんの新作。
奥行きのある素敵なアパトサウルス画が満載ですよ。絵画としても、科学考証の面でも安心して、どっふり浸ることができます。
[STUDIO D'ARTE CORVO] blog
小田さんのブログの中にも製作日記があります。さがしてみて。それを見ると二度おいしいです。
パーマリンクを発見できず……。

追記
小田さん本人から教えて頂きました。
以下が製作日誌。
[STUDIO D'ARTE CORVO] blog


久々、夜更かし

2007-07-14 00:52:51 | サッカーとか、スポーツ一般
サッカーで夜更かしするのは、ひさしぶり、というか、夜更かししてないもんな最近。
ねむいです。
でも、楽しかったー。
ほんと、なにかどこかで間違えば、UAEと日本のゴールが逆転していても不思議ではなかった試合。
たぐりよせたものは何だろう。
羽生、水野は、ここらあたりで、ワンステップ上のハフォーマンスを見せてくれないと、と思いつつ、ねむいです。
オヤカタさんのコメントにレスしようと思いつつ、ねむいので眠ります。


ジンセイ初! コウガイビルの捕食シーンに遭遇、そして撮影(ちょっとヤラセ)

2007-07-13 08:34:09 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
息子と朝練をしている公園では、この二週間くらいよくコウガイビルが出ていて、それも、大中小、少なくとも三個体のオオミスジがいる(それぞれ同じ個体を見ているのか確信はないので、きっともっとたくさん)。きょう、はじめて、捕食シーンに出会った。
ミミズをたべた。すごい。本当にすごい。
もしも、体長10メートルのコヴカイビルなんていたら、人間なんてひとたまりもないよな。
ベルセルクの使徒なんかで、こういうのが出てきたら、最悪に怖い。
写真? はい載せます。勢いで。見たくない人は見ちゃダメだよ。「続きを読む」をクリックしないように。
Img_3658これはノーフラッシュでとったやつ。さすがに100ミリマクロではしんどくて(薄暗い木々の下)ISOは1600までアップそれでも、やや手ぶれ有り。どうでしょう。わかります?カラダをぐるぐるまきにして、腹側から吸収するのですね。右下にちょこんと突きだしているのがミミズの頭(?)の部分。
Img_3663あまりに暗いので、フラッシュを取りに帰ってまた撮影したのがこっち。左上にコウガイビルが伸びているけれど、下半身(?)でいまだぐるぐま巻きにして食べている。ちょっと白ピンクぽく見えているのが溶けたミミズの残骸。右の頭部のみまだ原型を留めている。

ふうっ。
きもっ。
しかし、きもスゴイ。

で、なぜヤラセかなのだけれど、これ、ぼくと息子が与えたミミズなのです。
たまたまコウガイビルを見つけて、雨で這いだしていたミミズがその先1メートルのところにいたので、捕食シーンを見ようと、鼻先5センチのところに置いたの。で、順調に進んで、接触した瞬間、ミミズがさっき枝でひっかけて移動させた時の10倍くらい機敏に「びっくり」して身をくねらせて逃げたのですね。
たった一瞬でコウガイビルのネバネバがカラダにくっついて、泡立って……でも、当のコウガイビルの方はまったく意に介せずで、違う方面に這っていってしまったわけ。
きっと小さすぎて(コウガイビルの方が)獲物にできなかったんだねと話し合い、帰ったのだけれど、息子を送り出してから、その足でまた見に来たところ……食べてた。ちなみに、この写真では分からないけれど、ミミズはコウガイビルの何倍も太くて、長さも同じくらい。

で、わずか5分後っすよ。ぼくがいったん家に帰り、息子たちを送り出し、戻ってくるまで。

さらにその5分後が上の写真で。
さらにその5分後が下の写真。

ネバネバ力のすごさといい、もうたまりません。
きもスゴイだけじゃくて、きもコワクなってきた。
ほんと10メートルのコウガイビルがこの宇宙のどこにもいませんようにと願わずにはいられない。


イカの塩辛キムチ

2007-07-13 06:52:27 | 日々のわざ
また朝食ネタだけど、朝5時に小腹が減って、せっかくだから朝食にしてしまえと、冷蔵庫を開ける。
賞味期限がきれて3週間くらいの「北海道産・イカキムチ」を開けたら、えもいわれぬ匂い。
これだ!と思って、さっそくごはんと一緒にいただきました。
買った瞬間には、キムチ+イカというだけで、なんの味わいもなかった。しかし、3週間のあいだに見事に発酵して塩辛に変身。美味。


朝食は担々麺

2007-07-12 06:52:37 | 日々のわざ
つれあいには悪癖があって、酔って帰ってくると近くのコンビニでカップラーメンを買ってきて、たいてい、食べない。
そこで、ぼくが何日かのうちに、それを食べることが多いのだが、きょうのは日清の担々麺。
辛さがたりないと感じ、たまたまあった暴君ハバネロ・メキシコ帰郷篇を大量投入して、一緒にたべる。
うまい環太平洋唐辛子同盟みたいなうまさ。
そして、そんなジャンクなものを食べつつ、湯浅健二さんのひさびさの書き下ろしを買う。
これは必読。
日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)
価格:¥ 760(税込)
発売日:2007-07-10