川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

スロウ・スターター

2005-07-16 01:31:14 | サッカーとか、スポーツ一般
うまくないし、身体能力もそんなに高くない、そんな子供たちのサッカーチームができないかなあ、とふと思った。

仮称(?)スロウ・スターターズ。

サッカーって、かなり普遍的な文化で、子供の時にやっておいて損はない。世界のどこにいったって遊べるし。

でも、子供のサッカーのスキルってすごく上がっていて、たとえば小学校三年生くらいになって始めようとしても、まわりはめちゃくちゃうまくて、ついていけなかったりする。
もちろん、そこで、がんばってついていって、よい選手になる子もいるのだけれど、そもそも、身体能力に恵まれない子は、たぶん、ついていけないまま終わる。

それってなんかもったいない。
だから、スロースターターを対象にした、ゆるーいチームをつくる。

モットーは下手で上等。

もちろん練習はする。
ただし週一回。時々二回まで。
週末を両方つぶすなんてことは絶対にしない。

そして、勝利を目標としない。
大会にはでるけれど、勝つことを目的とするよりは、点を取ることを目的とする。
たとえば、10失点してもいいから、1点とる、とか。

そうすると、ディフェンスの考え方も変わってくる。
点を取られないために固めるのではなく、点をとるためにどうボールを奪取するかということを中心に考えることになる。

実際に点をとられていい。
そのかわりに、ちゃんと点を取ること。
相手がヴェルディ・ジュニアであろうと、マリノス・プライマリーであろうと、何十点とられても、こっちも何点か取るのを目標にする。

参加する子供たちには、サッカーを「第一競技」にすることは推奨しない。
野球でも、ハンドボールでも、バスケでも、水泳でも、なにか別のスポーツに本拠を持てばいい。
その上で、スポーツ界の普遍言語に近い立場にあるサッカーを楽しむ方法を身につける。

もしも、この仕組みがうまく機能してしまい、みんな上手くなってきたら……、その場合は、上手い子から順に、「強いチームに入ったら?」と肩を押してやる。
もちろん、出戻り大歓迎。

単なる思いつき。

でも、そういうの地元にあったらいいなあ。
自分でやれって?


北上次郎さんの書評@青春と読書8月号

2005-07-16 00:23:15 | 自分の書いたもの
「今ここにいるぼくらは」の先行書評(?)が、集英社のPR誌「青春と読書」に出ている。
タイトルは「少年であることの孤独」。
現時点ではまだ書店に並んでいない小説なので、先にこっちを読むのもどうかとは思うのだけれど、ご報告。

北上さんも共有してくれた(というか、共有していた)ある感覚が、書評の核であり、また作品の核でもあります。

ちなみに「青春と読書」って、いちおう定価90円ってことになっている。
大きな書店なんかでは買えるのだろうか。