川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

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「新しい公共+地域社会+PTA」の三題噺でシンポジウムを開く件

2010-05-31 15:45:58 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R1032237近い将来、遅くとも、8月の中旬、日Pの全国研究大会(@千葉)の前に、「新しい公共+地域社会+PTA」の三題噺で、シンポジウムを開こうと思う。

内諾を得ている得ている演者は、寺脇研さん、岸裕司さん、など。もちろん、日程調整は必要なわけだが……。

今、考えているのは……。
都内での開催。日程は8月中旬まで。
それほど大きなハコでなくてもよいので、USTREAM中継などを視野に入れた展開。
現役PTA会員だけでなく、未就学者の保護者や学生にもアピールしたい。
といったところ。
イメージだけ書いていても仕方ないので、もう少ししっかりした企画書は急いで書きます。

その上で、予備的にスタッフ募集。一緒にやってくださる方いませんか。もちろん、どこかの団体が引き受け手になってくれる可能性もあるので、その場合は、そっちに乗っかってしまうと思いますが。
ちなみに、カワバタはこの手のことのノウハウはゼロ。


*********
さて、なんでこんなことになったかというと……土曜日に、東大五月祭のイベントで、寺脇研さんや岸裕司さんらが登壇するのを聞いて、足を運んだ。直接の目的は寺脇さんとの意見交換。

「新しい公共」の円卓会議で、PTAでの扱いに不安を覚えており、それについて意見交換したかったわけ。

ちなみに、円卓会議の「宣言」はここで読める。

http://www5.cao.go.jp/entaku/shiryou/22n7kai/pdf/100514_01.pdf

そして、その中にこのような文面が。

◇PTAの活性化によるコミュニティ・スクールへの道
PTAを活性化するため、役員の過重な事務負担をサポートする NPOを設置するか既存の地域組織に委託する。行政が委託事業予算や教育一括給付金から予算を支援し、行政の監査委員会を設置してガバナンスをチェックする。PTAに誰も参加しやすくなり、結果として保護者世代の社会参画が促進され、地域社会の担い手が育成される。また、全国の公立学校をコミュニティ・スクールへと発展させていく。

この文面が、ぼくにはとても微妙に響くわけ。

コミュニティスクールへ至るために、PTAを活性化しなければならない、と。
役員の負担をサポートするために、NPOを設置というのは、具体的にどういうイメージなのか。
かりにそれがうまく働いたとしても、今の「PTAは義務」という風潮の中では、「新しい公共」は花開かないのは明らかで、「旧来のきつーい公共」の上に、新しい外装をかぶせるだけになっしまうのかもしれない、と懸念する。

だからこそ、PTAをコミュニティスクール化への鍵と位置づけるなら、今のPTAを本当の意味でのボランティアとして再構成するプログラムが必要だし、旧来のPTA階層構造の中で、クィーンやキングとして地域に君臨するような人達が、「既存の地域組織」として負の側面(現役保護者が地域の嫁になる現象)をふせぐようなセーフガードも必要なんじゃないか、と。

そのあたり、円卓会議ではどんなふうに想定しているのか、というのは知りたいし、ぼくやぼくのPTA問題仲間が認識しているようなPTA悲劇続発体質と「新しい公共」は、正反対の方を向いているんじゃないか、という指摘もして、ぽくなりの「新しい公共にふさわしいPTA」へのプログラムも示したい、というイメージ。

まあ、企画書書きます。
書かないと前に進まず、だね。

コメント (3)

絵本の範疇をこえている

2010-05-29 02:17:15 | ひとが書いたもの
BとIとRとDBとIとRとD
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-06
押しも押されぬ「世界的」な絵本作家酒井駒子さんだからこそ、許される作品だと思った。
ぶっちゃけ、すごい。

物語が、あるわけではない。

タイトルの意味も、ぼくには不明。そこかしこに鳥が出てきているのは事実だとしても。

BIRDをひとつひとつ分解して、何かを託しているのかな。ようわからん。

でも、わからんなりの、広がりがあって、それが本書の魅力につながる。

一応のところの主人公である□(しかく)ちゃんは、特別なドラマを生きるわけではない。

ただ、酒井駒子ワールドの中に住んでいる。素のままですんでいる。

こんな作品、子どもには見せない。自分のために、時々、めくる。

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フライングラビッツとてのひらの中の宇宙

2010-05-28 17:12:13 | 日々のわざ
フライング☆ラビッツ [DVD]フライング☆ラビッツ [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2009-02-13
最近こういうのばかり観ているような……。
ゼロ年代に確立された、青春映画@邦画の文法の中で作られたもの、といって間違いないと思うのだけれど、同時に、お仕事ものとしての側面もややあり。バスケやってるフラガール?

というよりも、ANAが全面協力したハッピーフライトと比較されることもあるのかな。とはいえ、お仕事映画としてフォーカスしているハッピーフライトほど「お仕事」が描き込めるわけでもなく、やはり、青春映画として観るのがよいのだ。

この手のものはもはやハズレなしと思われるほど、水準に達しており、とても楽しめます。
ボール持ちすぎのPGの成長物語? 別名別腹物語とも……。
てのひらの中の宇宙
価格:¥ 540(税込)
発売日:2010-06-25
そして、「てのひらの中の宇宙」の文庫版がすでに予約可になっている。

これほとんど1ヵ月後なのだけれど、角川はこの点でとても仕事がはやい。

ぼくの場合、どどっと予約が入ってうれしい悲鳴、などということは経験したことがないのだが、早めに告知され、予約できるというのは理にかなっていると思うのだった。

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風の音を聴きながら、子どもたちは絵本を読みあげる

2010-05-27 08:54:31 | 自分の書いたもの
1006_00「風の音を聴きながら、子どもたちは絵本を読みあげる」というタイトルのエッセイを寄稿しました。「子どもと本のある風景(1)」というのがサブについていて、実は連載予定。半年だったかな。
月刊「こどもの本」は、いわゆる業界誌(?)で、日本児童図書出版協会の刊行物。
「児童図書総目録」(小学校用)(中学校用)とか、「小学生のための朝の読書ブックガイド」なども出してます。

ところがこの雑誌、120円と安いのに、普通に書店に置いていないみたいなんですよね。
一応、このページに購読申込みがあったので、リンクしときます。書店とりよせや、直接購読もできるようです。
http://www.kodomo.gr.jp/cb/cb.html


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近況などを書いてみる

2010-05-26 22:41:37 | 日々のわざ
R0010511南アの手配はだいたい終わった。
一応、最初から最後まで途切れることなくつながっている。
観戦の当日の移動に、現地入りしてから調査しようって部分は多少あるものの、前半は完璧に近い(自画自賛)。
しかし、Toer Afrika問題が、心に重しのように乗っかっているのは事実。

いや、心に乗っかっているだけじゃない。

時々、おもわぬ方面から情報が飛び込んでくるので、かなり時間掛けて調べごとをしてみたり、調査のまねごと状態。
と同時に、やっておかねばならない仕事も、一定量あるので、それもやる。
できれば、ちょっと先まで進んでおけば、帰国後、多少は楽なので、そのあたりぎりぎりまでがんばる。

と書きつつ、ツイッターでは、主にPTA関連のツイートを続けているような……。
非実在青少年関連で、区役所に電話してみたり。

1日1日、速いっ。
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ミラクル・ゴール!

2010-05-25 23:32:00 | 日々のわざ
ミラクルゴール! (児童図書館・絵本の部屋)ミラクルゴール! (児童図書館・絵本の部屋)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2002-07
日本代表のミラクルゴールがほしいきょうこの頃、図書事務のIさんより、ふたたび、読め、と指示を頂いた。
というわけで、さっそく読んだのだが、これは素晴らしい。
ほんの短いページ数で、少年が夢を叶えるものがたり、少年期、青年期をうまく重ねる形でコンパクトとに、鮮やかに描き出している。
ワールドカップイヤーの読み聞かせにばっちり。

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新垣結衣を娘と一緒に

2010-05-21 22:42:09 | 日々のわざ
フレフレ少女 [DVD]フレフレ少女 [DVD]
価格:¥ 5,040(税込)
発売日:2009-04-22
柳の下になんびきいるのか分からない「なんとかガールズ」とか「なんとかボーイズ」とかの類なわけだが、俳句にせよ、阿波踊りにせよ、ジャズにせよ、フラダンスにせよ、書道にせよ、真剣に追究するものにとって、それぞれ深いリアリティがあり、そのリアリティを、配役のミスマッチなどを通して掬い上げるだけでも、面白い作品になるものだ。
だから、この作品も、単純に面白いですよ。
娘にとっては、飛行機の中で観たBalladの廉姫様だったり、テレビのコマーシャルに出てくるおねえさんが主役なわけで、その意味でも親しみやすかったよう。
なぜ応援するのか。
とういう応援団の真髄を前半で描き、あとは快進撃なわけだけれど、ひとつ、欲を言うなら、その応援がなぜ人に届くのか、というのを後半のテーマに据えてもらえれば、美しく終わった気がする。

応援する側の思いが足りない、というだけではないのだ。
ふいにわき上がる声援にアドレナリンがどはっと出る、というだけではなく、組織化された応援の中に託された「気持ち」ってやつが、誰かを奮い立たせ、逆境を跳ね返すような力を持ちうるなら、その時、応援される側はどうなのか。

ずーっと、届かなかった「気持ち」が届く瞬間は、単にいきなりホームランって訳じゃなかっただろう。あとほんの3秒から5秒、ワンアクション、打者にさせるだけで、なにがしかが表現できたと思うのだ。

ってのが残念でしたが、大変楽しく観ました。
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たーちゃんとペリカン

2010-05-21 21:03:13 | 日々のわざ
ターちゃんとペリカンターちゃんとペリカン
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1975-10
もとPTA仲間で、目下、学校の図書事務を引き受けてくれているIさんより読むように指令を受ける。
古典中の古典だ。
たそがれた絵柄といい、奇をてらわず、しかし、余白の多いストーリーは、読み手に力を要求するなあ。
最近の絵本がいかにコミック的に進化しているのかというのが逆に分かる。
そして、余白やら、時間の流れ方の違いの大事さも。

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PTA自由な入退会周知署名サイト紹介

2010-05-20 19:55:09 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
PTAは入退会の自由を周知すべきだと考え、主張してきました。それについての署名サイトを紹介します。特に登録などもせず、また「匿名」を選べば、名前を出すこともなく署名できます。
PTAは社会的な影響力の大きな団体であり、ステークホルダー(利害関係者)は、会員だけではありません。意見に賛同される方は、どなたでも署名に参加できます。
なにはともあれ、ご覧くださいませ。

http://www.shomei.tv/project-1539.html

その上で軽く解説します。
この企画は、ぼくも発起人になっているウェブサイト「素晴らしいPTAと修羅場らしいPTA(Think! PTA!)」の掲示板で練られたものです。


主張を絞り込んだ最小公倍数というよりは、最大公約数的に枝葉を残してありますので、雑多に見えるかもしれません。書かれていることは、それぞれ、現状のPTAのある側面を照らしていると思います。

ニュージーランド暮らしから帰国後の慌ただしい時期に議論が進行したため、ぼくが積極的に貢献できた部分は少ないのですが、掲げられている現状分析や主張は濃淡の差はあれ理にかなっていると感じています。

余裕ができたら、各主張についての解説を書きたいのですが、今は無理そうです。

その上でこの署名が内蔵している「ねじれ」にも言及しておきます。
この署名の予定提出先は、文科省と内閣府です。

実はこれは、おかしなことです。
PTAは自主独立の団体。従って、本来であれば、主張されていることのある部分は、PTAの内部で解決するべきものですから(もちろん、文科省や内閣府に働きかけるのが本来的に正当である問題もたくさん含まれています、念のため)。

しかし、そうも言っていられない、というのが正直なところ。
ぼくはいくつかの理由で、「本来、PTA内部でなんとかすべき問題」とされることを、文科省・内閣府などに届けることに意味を見いだしています。

************
・PTAは文部省(当時)の旗振りで発足しており、「入退会は自由、いささかも強制があってはならない」と当初から言われているにもかかわらず、徹底しなかったこと。

・そのうえで、文部・文科省をはじめ様々な行政当局が、「任意なのに全員が自発的に入会している便利な保護者団体」として、PTAを扱い続けたがゆえに、任意性はますます封殺され、また、PTAの都合ではやめられない「業務」も増えてしまったと思われること。

************

 つまり、現状の行政との関係を所与のものとして認める以上、PTAは「任意の団体」ではありえず、我々は、無自覚なまま「自発的な意志で入会し、教育行政(など)を支持している市民」とされてしまうメカニズムから脱することができないと考えるのです。
 
 その背後で、ぼくが「PTA悲劇」と呼ぶようなことが(「PTA被害」という強い言葉使う人すらいます)、全国各地で毎年繰り返されていると思われます。

 すでに集まっている署名の中にも「PTAの現役副会長だが、こういう外からの主張はありがたい」「市P連役員までつとめたが、当時このサイトがあれば」とのコメントが記されています。その声にぼくは切実なものを感じます。
 
 というわけで、興味のある方、是非一読の上、賛意をいただける方は署名をお願いいたします。
 また興味のありそうな方に教えていただけるとさいわいです。
 
 なお、こういったネット署名は、法的な請願書とはなり得ませんが「『要望書』として受付可能」と文科省生涯学習政策局社会教育課から平成22年1月15日に確認が取れているそうです。

**********
追記
ぼくが、本文で言及した「ねじれ」を憂う方は、PTAの問題性を痛いほど実感している方々の中にもやはりいて、メールなりご自身のブログなりで、この署名には参加しないと意思表明されました。

それは一つの見識だと思います。当然ありうる判断です。

ちなみに、「文科省に、今あらためて、PTAって入退会自由だよね、と問いかけるキャンペーンを張れないか」と問うたのは、ぼく自身でもありました(211横浜シンポにて)。上にも書いた理由で、これはアリだろうと思っております。
また、ぼくが今この時点で考えている文脈に則して行政に対してなげかけたいのは、「PTAの現状を理解した上で、今後、各校PTAをはじめ連合団体を「保護者代表」として遇するのをやめてほしい」という一点に集約されます。

これも、署名とともに、言い続けようと思います。

コメント (16)

バンクス半島でヘクターズドルフィン!(ニッポンをお休み18回)

2010-05-20 10:46:28 | 自分の書いたもの
Mt_001_2集英社文庫のウェブサイトでの連載、「ニッポンをお休み!」の第18回がアップされています。
今回は、地元の「裏庭」にあたるバンクス半島の裏街道をひたすら。
そして、最後は鯨類マニア必見のヘクターズドルフィン(セッパリイルカ)に出会います。
これ、クライストチャーチ近辺では普通にいるイルカなのだけれど、Criitically Endangered なんですよ。とにかくちっちゃくてかわいいイルカです。

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非実在条例案の問題点をPTAに分かってもらうための方法(追記有り)

2010-05-19 20:45:31 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011511先日の豊島公会堂で語られたことなどは、一般の保護者が知らないばかりか、都小Pを構成する5区(足立・荒川・世田谷・文京・目黒)1村(檜原村)4島(大島・新島・神津島・八丈島)のPTA連合体の幹部ですら知らない可能性がある。

「子どものため」は最強のカードであるため、その美しい響きのもとやっぱり改正案はいいよね、というふうに思っている人も多いかもしれない。

ツイッターで、PTAの人達にも理解を求めたいという声があったので、可能性のあるアイデアを書き留めておく。
2つほど、現実的な方法を思いつく。

*********
もしも、あなたが、たまたま小学校の子を持っていて、上記の地域に住んでいる場合。
おそらくPTA会員でもあるだろう。すると、自動的に区村島のPTA連合にも所属していることになる。
都道府県レベル以上のP連になると、「連合体が会員になる連合体」として、個々人は会員なのかどうかよく分からないのだが、区市町村レベルでは、ぼくが知る限り、加入PTAの会員が会員である。つまり、自分の子の学校のPTAを通さなくても、一会員として、区小Pに申し入れができる。

連絡先は区小Pからの広報誌などに書いていることもあるけれど、分からなければ区役所に電話して教育委員会事務局につないでもらえばいい。
生涯学習担当者(PTA担当者)を通じて、区などのP連会長に「一会員が都条例改正に反対している」と伝えることはできる。資料を送って、読んでもらうこともできるだろう。

もっとも、この手を使った後、自分の学校のPTA役員から「なんで、直接言ったのか」みたいなことを言われる可能性はゼロではない。でも、直接意見を言うことは決して禁じられていないはずだ(ぼくが知る限り)。

*********
もしも、あなたが、上記のように自ら会員、という立場でない場合。
この場合も、窓口はやはり、教育委員会がよい。
都小P5区のうち、ざっと調べたところ、窓口のメールアドレスなどを公開しいてるところは見あたらなかった。(世田谷区の場合、昔、誰でも意見を言えるフォームがウェブサイトにあったのだけれど、たぶん、ぼくが廃止に追い込んでしまった。ながーい意見書を出したら、その後、しばらくして、「今後は意見は個々のPTA経由でください」とメールが来て、窓口のフォームがなくなった。ゴメンナサイこのあたり参照のこと)。

外からの申し入れなので、個人よりも「団体」の方が通りやすいだろう。
意見書や資料を取り次いでもらえるのは間違いないし、場合によっては区のP連会長と会って説明したいと言えば、アレンジしてくれる可能性もある。これは、先方の予定と考え次第だけれど。

もしも、ぼくが調べた3月時点から、都小P側から説明がなされていたなら、都の「質問回答集」などと併せて大いに納得し、「賛成!」となっている可能性もある。

「都小P独走」だったものが、「都小P、5区1村4島のP連役員の理解を得る」というプロセスを経るだけの時間はたしかに、あれから充分あった。うかつだった。(ただし、今も一般保護者が、何もしならいことには変わりはない)。

**********
追記
直接都小Pに連絡するという手ももちろんある。
http://www.ptatokyo.com/pyuki/wiki.cgi
この下の方にメールも電話番号もある。

本来なら都小Pに対話を求めるのがスジかもしれない。
けれど、個人的に知っている内情などもあって、あまりお勧めできない。それでも、スジを通したい人は止めはしないけれど。

それよりも、都小Pを構成する区レベルのP連の役員さんたちに分かってもらうことの方が有効だと感じ、上のように書いた。

例えば5区のP連の支持を失えば、都小Pは「条例改正支持」を撤回せざるをえなくなるだろう。
あるいは、「保護者の願い」とはいわず、「都小Pの意見」と述べなければならなくなるだろう。

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PTAの連合体が保護者を代表しない理由(過剰なヒエラルキーについての補足と、本日、言えなかったこと)

2010-05-18 00:31:37 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011437普段からこのブログを見ている人には既出の話ばかりする。
本日、豊島公会堂で 『どうする!?どうなる? 都条例──非実在青少年とケータイ規制を考える』に出席し、口頭だけでは分かりにくかったことのフォローアップと、時間の問題で言わなかったこと。勢いで書きますので、誤字脱字、読みにくいところごめんなさい。

テーマは、今回の条例改正案のメインアクター(アクトレス?)のひとりである、都小Pが、PTA会員の、ましてや保護者の意見を反映して行動しているわけではない理由。

都小Pの場合は、23区のうちの5区、都下の1村、島嶼部の4島のみの参加という全国的に異例の加入割合の少なさから、「代表してないでしょ」と言ってしまえばそれまでなのだけれど、かりに、すべての市区町村のPTAが入っていたとしても、保護者代表にはなれない構造がPTAにはある。

その点で、会場で指摘したのは、「極端な階層性があり、執行部が勝手に行動してしまうことがあること」。そして、言わなかったけれど、同じくらい大切なのは、「会員が多くの場合自動入会になっており、自分がPTAの連合体に入っているかどうか知っている人の方が少ない」という事実。会場で、「小学校か中学校のお子さんがいる方」と呼びかけたら20人か30人かはいた。その保護者さんは自分がPTA会員として「ロンブー」や「クレヨンしんちゃん」を「見せたくない番組」としている側に立ってしまっている可能性が高いけれど、しかし、どれだけの人がそれを自覚していだだろう。

********
なにはともあれ、階層性のこと。

世田谷を例に説明。

世田谷区の区立小学校は64校あって、3万人の児童と2万世帯がある。PTAでは世帯で会員をカウントすることが多く、つまりほぼ2万人のPTA会員がいる。

64校PTAは、世小Pという団体を作って、世田谷区教育委員会と密接な関係を築いてきた。

ただ、64もあると、一堂に会することは難しく、年に二度だけしかその機会は設けられていない。それを理事会と称する。

そのかわり、8校PTAずつ、8つの「ブロック」に分けて、ブロック会なるものを年10回開催する。出席するのはPTA会長や副会長。

そして、各ブロックの中の1校PTAが8年周期の持ち回りで幹事(常任理事校と呼ぶ)となり、ほぼ毎月常任理事会を開催し、ブロック会との橋渡しをしつつ、世小Pの運営を決める。さらにそれとは別に、各校PTAから出た保護者が世小P役員となって事務局機能と代表機能を果たす。

組織図があったので、リンクを張るとこんなかんじ。
http://www.sesho-p.jp/organizs.html

あなたが一会員だとすると、あなたの声がPTAルートで世田谷区の代表レベルまで届くには、自分の子のクラスの学級PTAでの議論→学級代表→運営委員会(場合によっては総会)→PTA役員あずかり→ブロック会→常任理事校PTA役員あずかり→常任理事会→理事会(場合によっては総会)という段階を踏まねばならず、事実上、不可能。

また、逆に世小P役員から、個々のPTA会員に対して、「○○の事案に対してどう思うか」と具体的な問いかけをするのも事実上不可能。結局は、個々のPTAの役員レベルくらいまでで決めてしまうことが普通になってしまう。

そして、階層がさらに上がり、都小Pともなると、それこそ「雲の上」のごとく、なにをしているのか分からない団体になってしまう。

都小Pというのは、市区町村のPTA連合体がつくる連合体の連合体で、かつてはほぼ100%の加入割合を誇ったこともある。けれど、今は5区1村4島のみ

都小Pのメンバーはこんなかんじで、役職がいろいろ書いてある。
http://www.ptatokyo.com/pyuki/wiki.cgi?2010%CC%BE%CA%ED

メンバーはだいたい過去に市区町村のP連会長などを経験した人で、つまり、PTAの中でクイーンの中のクイーンだったり、キングの中のキングだった人たち。

P連の役を終えて(自分の子どもが小学校を卒業して)、都小P入りするケースが多い。

そして、理事を何年かすると、都小P推薦(こういうのを自薦というのか?)で、副会長になり、やがて会長になったりする。会長になった頃には、自分の子どもは、すでに高校生や大学生だったりすることも多々ある。

さらに、日Pなる存在があって、そこにもまたフラクタル図形のような相同の構図があるのだが、割愛。

とにかく大事なのは、ここまで来てしまうと、都小Pの執行部が、現役保護者に対して、なにがしかのconsultationをして動くことがほとんどできないくらい、保護者との距離が開いてしまっている、ということ。

今回の条例改正案についても、個々の保護者は知らない。
ぼくは、自分がこの件を伝える前に、改正案について知っていた保護者に今のところ近所では会ったことがない。

個々の学校のPTA役員も知らない。
昨年度、世田谷区でPTA役員をしていた人たちに聞いたが(5校くらいは聞いたと思う)、誰も知らなかった。

やっと、世小P役員くらいになると、「小耳にはさんでいた」らしい。「こういう改正案を支持するのでよろしく」程度の紙が来た、と世田谷区教育委員会のPTA担当者から説明を受けた。

**************
もうひとつ大事なのは、現在のPTAのほとんどが、子どもの入学や転入とともに、保護者を自動的に会員としており、保護者は自分がPTA会員であることは知っているけれど、役員にでもならないかぎり、自分が世小P会員だったり、都小Pに「代表されていたり」することを意識することがない、ということ。

組織が巨大すぎて、一個人と執行部が完全に切り離されているような団体は世の中には沢山ある。
PTAが特殊なのは、自動入会で無自覚な会員を量産するため、各層の連合団体が自分が会員かどうかもしれない会員を数として束ねて、あたかも巨大な支持を得ているかのように見えること。

労組でも、医師会でも、なんでもいいのだが、ローカルなまとまりを基本にしつつ、全国規模に組織されている団体で、全国や都道府県での代表団体が独断でなにかを始めたら、その連合組織を構成する諸団体や、個々の会員は黙ってはいないだろう。
けれど、PTAでは、それが簡単に起きる。
会員が自分が連合体の会員だと自覚していないから。

それでも、PTA連合は、行政からは保護者代表として扱われる。
議員も、PTA連合を保護者代表だと思っている。
日Pなど、会員が1000万人を超え、日本最大の民間団体ともいえる。

なのに、保護者は自分が会員かどうかすら知らない。自分が、「ロンドンハーツ」や「しんちゃん」を批判し、民放連に申し入れ書などを年中行事のように渡しに行く組織に属していることを知らない。そして、自ら会員であるのに、テレビ局プロデューサーが、「PTAのバカヤロー」と叫んだりもする(カワバタのテレビ局時代の実話)。

自覚のない会員を勝手に代表してしまうPTA組織の恐怖と可笑しさ、というわけ。

今回の条例改選案についての都小Pの声明は、その具体例。

ただ、注意しなければならないのは、携帯フィルタリングに反対した高P連の高橋元会長も、現役時代、ある意味で、この「無自覚な会員を束ねている」という立場を使ったこと。これは、非実在条例改正案について気にかける人なら理にかなっていると思うことが多いだろうけれど、現役高校生保護者の中には、フィルタリングに大賛成な人もいたかもしれない。条件付き賛成や、対案を持っていた人もいるかもしれない。きちんと議論すれば、高橋元会長の意見のあたりに収斂したと思いたいけれど、それをすっとばして(事実上、それをできるインフラがない)、「保護者の意見代表」として、議論に参加したと記憶している。

ぼく自身、高橋氏の意見を支持する。また、その後の、言動を通じて、信頼できる方と感じている。
けれど、彼の現役会長時代の高校PTA会員のどれだけが、支持していたかは知らない。また、彼自身も知らないと思う。事実誤認ならすみません、だが。

ぼく個人としては、こういう実態のない網羅性、代表性を持った団体は、「指輪物語」に出てくる指輪のようなもので、誰かに悪く使われてしまったり、自分たちが使ってしまう前に、捨てた方がいいと思う。(悪の権化サウロンが手に入れても、聖性を帯びきよらかなエルフの女王が手にしても、世界はこわーいところになってしまうのだ)

だから、思いを同じくする仲間と議論を重ねたサイト発で、こういう署名がスタートしたのを積極的に宣伝している。

PTAが義務ではなく、自由に入退会できるごくごく普通の社会教育関係団体だということを周知し、行政にも議員にも、保護者を代表する圧力団体なんかにはなりえないことを分かってもらうためには、ここのところ大事

http://www.shomei.tv/project-1539.html

今回は、条例改選案がらみで、この点を強調するけれど、この署名リンクを見ていただければ、それとは別の位相に存在するPTAの問題性についても分かっていただけるか、と。
みなさんも当然、ステークホルダー(利害関係者)なので、署名してくださる方は歓迎。

***************
そして、最後に、日Pの調査の小ネタ。
きょうの話の冒頭で振った、「子どもに見せたくない番組」について。
実はあれは、かなり統計的なトリックを使って、あたかも、ニッポンの保護者たちが、環境浄化(という恐ろしい言葉があるのです)に意欲を燃やしていると読めるように操作されている。

これはとまてさんが、ついこの前出たばかりの「みせたくない番組」について明らかにしてくれたこと。
http://www3.kcn.ne.jp/~tomate/shuho/2010/20100515.html

また、これは、去年のだけれど、とまてさんの分析をもとに、ぼくが書いたエントリ。
http://blog.goo.ne.jp/kwbthrt/d/20081117

要は、7割近くの人が「見せたくない番組は特にない」と回答している中で、「ある」と答えた3割の人が挙げた番組の「構成比」をもって、ロンドンハーツ15.6%とかやっているわけ。

これを有効回答数からの割合で読めば、ロンドンハーツ4.6%、クレヨンしんちゃん2.2%という結果に。

こんなにマイノリティに優しい団体だったのか!とびっくりするでしょう。

これは文科省からの委託事業なのだけれど、個人的には仕分けされちゃったほうがよくない?
と思っている次第。

宿題を果たすべくだだだだと書きました。
コメント (4)

PTAネタ2つ(自由な入退会に関する署名や、文科省からの事務連絡)

2010-05-16 22:47:37 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011560本格的な考察を書く余裕がないものの、ふたつばかり、重要なお話しを。
ひとつは、「PTAの入退会自由に関する要望書」というタイトルで、ネットでの署名活動が始まっています。
ぼくも発起人のひとりになっているサイト Think! PTA!の掲示板での議論を経て、スタートしました。
文科省や内閣府にあてた内容。ぜひ興味ありそうな方に知らせてあげてください。

http://www.shomei.tv/project-1539.html

さまざまな意見が出た中で、最小公倍数を絞り込むというよりも、最大公約数的な話になっておりますが、一読の上、賛同される方はぜひ署名を。

そのうち、各項目に関するコメントを書いていこうと思っているのですが、きょうはひとつだけ、注釈。
これまでPTAの問題は、行政に話しても、日Pやら都道府県Pや、市区町村Pなどに相談しても、個々のPTAの問題としてはね除けられてきた感があります。

原則、PTAが自主独立の団体であり、自分のことは自分のことで決めなければならないのは当然なのですが、自由な入退会ができる「普通の会」であることを知らない人があまりにも多い中、学校や行政との関係を深め、今ではもう、行政、学校からの働きかけもないと、自ら変わることができないところにまで来てしまっていると感じています。

PTAの執行部に飛び込み、自ら「改革」を志したことがある方なら、その困難さはよくご存じでしょう。

そこで、「外」からのこのような働きかけを行い、行政や日Pが、率先して、PTAのこれまでの間違った組織運営、とりわけ、義務ではないのに義務となってしまっている現実に目を向けるように願っているわけです。

そして、署名とは別に、もう一点。

これは、まるおさんのブログに詳しいのですが、文部科学省生涯学習政策局社会教育課より、各都道府県教育委員会 生涯学習・社会教育担当課あてに、「平成22年度優良PTA文部科学大臣表彰について」というタイトルの事務連絡がゴールデンウィーク前に出されたとのこと。

http://ameblo.jp/maruo-jp/entry-10534943595.html

内容は、まさに「平成22年度優良PTA文部科学大臣表彰について」のもので、

PTAが任意加入の団体であることを前提に、できる限り多くの保護者と教師が主体的にPTA活動に参加できるよう組織運営や活動内容の工夫をしている団体を適切に評価できるようにする」ために調査票の記載項目と記載例を一部変更するというものだそうです。

優良PTAとして表彰され、モデルとなるようなPTAは、まず任意団体である団体であることを前提にして、各種事業を展開しているところである、というふうな認識。

これは心強いですね。
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『雲の切れ間に宇宙船』(三日月小理科部物語2)の在庫が入ってます

2010-05-14 16:58:42 | 自分の書いたもの
雲の切れ間に宇宙船  三日月小学校理科部物語(2) (角川つばさ文庫 A か 1-2)雲の切れ間に宇宙船 三日月小学校理科部物語(2) (角川つばさ文庫 A か 1-2)
価格:¥ 651(税込)
発売日:2010-05-15
さて、在庫がAmazonに入りました。
奥付は15日出版だけれど、考えてみたら土曜日。というわけで、すでに書店にも並び始めているのかもしれません。
おはなしは、100年前。
理科部物語の起承転結の「承」のところにやっとさしかかったところかと。
「七実のターン」ともいえるかも。


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Number Plus ワールドカップ読本

2010-05-14 01:52:16 | サッカーとか、スポーツ一般
Number PLUS 2010 June―Sports Graphic
価格:¥ 980(税込)
発売日:2010-05
いよいよ、近づいてきた本大会を前に、大会スケジュールなどを網羅した現地でも使えそうな構成。
メンバー発表前の編集なので、微妙に各国の選手が違うかもしれないのが難点とはいえ、この時期には一番Hotな作りでもある。
カカ、ふたりのシャビ、メッシらの豪華インタビューもある。

で、サッカーネタなので、Toer Afrikaのことで。
Paypalで払った人の中で異議申し立てが認められ返金がされたという報告が複数来ています。まだの方はぜひされた方がいいと思います。

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