川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

ぎりぎりになって一年を振り返って見る

2008-12-31 23:33:06 | 自分の書いたもの
2008年、自分がどんなものを世に送り出したか、今さらながら回顧すると……主たる業務は小説書きだと思っているわりには、「オリジナル作品」はこれだけなのでした。

真夜中の学校で真夜中の学校で
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-05


この作品自体は、わりと好評で、韓国語訳も決まったのだけど、「これだけ」というのは正直まいったねというかんじ。
昨年のPTA役員生活が非常にきいていて、リハビリ期間中ってことです。

**************

一方、過去の単行本の文庫化は、かなりあったので、なんとなく「出した」気分になってたんですけどね。


銀河のワールドカップ (集英社文庫)銀河のワールドカップ (集英社文庫)
価格:¥ 780(税込)
発売日:2008-05-20

この作品を文庫化して、北京でも楽しんで……というサッカーライフは見事に痛みに満ちたものになってしまったけれど、life goes onというのと同じくらいの確かさで、サッカーもgoes onです。
この作品に関連して、近い将来、楽しい報告ができるはず。


みんな一緒にバギーに乗って (光文社文庫)みんな一緒にバギーに乗って (光文社文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2008-08-07

自分にとってはわりと定番の「お仕事もの」。
今、読みかえすと、子どもが保育園児だった頃の甘酸っぱいかんじが思い出されてならないわけです。
実は、小学校の先生が主人公のお仕事ものを書きたいのだけれど、もっと複雑で、もっと訳の分からないことになってしまいそう。


ニコチアナ (角川文庫)ニコチアナ (角川文庫)
価格:¥ 780(税込)
発売日:2008-08-25

これは念願の文庫化。
個人史上、一、二を争うほど、思い入れの深い作品です。


おとうさんといっしょ (新潮文庫)おとうさんといっしょ (新潮文庫)
価格:¥ 500(税込)
発売日:2008-09-30

「桜川ピクニック」と対をなす、しかし,別の意味で「バギー」とも対をなす短編集。
その瞬間にしか見えないリアリティを掬い上げる系の仕事。
文庫化にあたって、ほんと書いておいてよかったな、としみじみ思うのでした。

……結局、4冊が文庫として出たのですね。

**************

これらに加えて、自分のキャリアの中では異色な書籍になるであろう、こいつ。
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10

もう少し、このテーマにはこだわってみるつもり。

さて……来年の展望は?
「アリメト」が単行本になると期待しているし、違う系統のジュヴナイルの書き下ろしもあり。
また、文芸誌での気合いの入った連作も始めるつもりだし、たぶん二つか三つくらいは、文庫に入る作品もありそう。

あんまりぱっとしないかもしれないけど、来年の最初の四半期はまだ「リハビリ」期間中なのですよ。
でも、書きたいことはいっぱいあるし、「充電」は十分かな。

乞うご期待!
よいお年を!

30分後にひかえた2009年を待ちながら。


最終飲み会・最終打ち合わせ

2008-12-30 10:59:00 | 日々のわざ
R0011049R0011053昨晩、世田谷区内のPTA仲間と盛り上がって、きょうは文芸誌の編集者と打ち合わせ。
これで、飲み会も打ち合わせも今年はおしまい。
これから、実家に戻ってまいります。
というわけでは、まだ「よいお年を」にははやいかもしれないけれど、よいお年を!
とかいいつつ、年内に帰宅するので、また更新しそうな気はするのだけれど。




Mighty mouse2

2008-12-30 00:29:08 | Macだし、親指シフトだし
R0011106R0011137ほぼ、2年間使った、mighty mouseがご臨終となったので、新しい者を購入。
あれこれやと、がんばりましたが、とうとう、bluetoothで認識したりしなかったり、になってしまったので。
備忘のために、記しておきます。
しかし、これ、2年近くも、後継機が出てないのですね。
ぼくが以前買ったのは、現行機種の最初期モデルだったのでした。
Apple Wireless Mighty Mouse MB111J/AApple Wireless Mighty Mouse MB111J/A
価格:¥ 8,800(税込)
発売日:2007-08-09


なお、写真は意味不明、根拠不明なくらいテキトーです。
最近の近所。


PTAで傷ついたら、疑問に思ったら3(一応のまとめ)

2008-12-29 16:23:35 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011093R0011123年内に完結させておきたくて、書いておく。
その1その2は、それぞれクリックして確認を。

で、結論から言うと、決定打はないなあ……ということ。

その1とその2をかいた後で、たまたま近所の区の支所で、人権相談の日があるのを知ったので、お邪魔して弁護士さんと「雑談」をしてきた。

弁護士さんは女性で、たぶん、自分でも経験かあるのだろう。PTAが抱える諸問題をそれほど説明せずとも理解してくれた。




ぼくが手元にもっているいくつかの学校のPTAの「役員決め」の時の書類などを見せても、うんうんこれってひどいよねと合意。具体的にいうと、欠席すると役員候補になってしまう候補者選びとか、逆に事情にある人に配慮するためにひたすら細かく「配慮されるべき状況」を特定するがゆえ、「それ以外の様々な事情」を足蹴にしてしまうケースとか。

その上で、弁護士さんが言っていたのは、

・PTAで起きる人権問題的な事象には、パワハラに近いものがあり、最近では社会の理解が深まっているので、今後、独立した「PTAハラ」のようなカテゴリーとして認知される可能性はあるが、今はその段階にない。DVやパワハラは、個別の法的根拠をもとに動くことができるが、PTA内の人権問題は、非常に一般論として語らざるをえないために、対処が難しい。

・最良なのはPTA内での解決だが、それが難しいなら、学校長に訴えるべきだろう。いかに学校とは別団体とはいえ、学校内に事務局を持ち、学校への協力を主たる業務のひとつにしている団体である以上、学校長が無関心であることは許されない。また、学校長の無関心により、保護者がおいつめられ、子どもに悪い影響があることも考えられる。学校長は、その点に一定の責任を追っていると自覚すべき。

といようなこと。

弁護士さんには、「あなたのような問題意識をもった方が発言することで、何かがかわっていくことを期待します」などと励まされてしまったのだけれど、ここに書けることは、非常にしょぼいものにならざるをえない。

これまでの1~3を総合すると、PTA内で、役員など立場的に「偉く」なってしまっている人からのパワハラを受けたり、役員選考などの場で本来社会的にはしてはならないほどの強さときつさでもってプライバシーを開示せざるをえなくなったり、非難を受けたりするようなことがあった時、できること、といえば……。

・校長に相談。らちがあかなかったら、教育委員会の指導主事に「校長の無理解」を相談。
・自治体の社会教育主事に相談。
・自治体や法務省の人権相談に相談。

くらい、ということになる。
いずれも決定打ではない。
本当にぱっとしない。
特に「校長に相談」など、校長自身がパワハラの源泉であることもあるわけで……。
ごめん。

しかし、中長期的には、PTAという独特の組織で起りがちなパワハラ系の出来事や、役員選考での極度のストレス状況下で起る悲劇の数々を「人権問題」として析出させることは必要だろうな、と思うのだ。

なぜこんなことを書いているかというと、直接のきっかけとしては、今年だしたこの本。
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10


これは今のどんどんきつくなっていくPTAを、なんとか軟着陸させるために知恵を絞ったもの。
つまりぼくは今のPTAが変わりうるとまだ期待を捨てていない。
とするなら、そんな中、今も確実にいる「傷ついている人たち」に「力」を与えるような道具はないものかと、探さざるをえない。

今後も探すけれど、とりあえず年内は完結。

ここから先、良いアイデアがあったり、「こうやったら、こんなふうに解決した」というふうな体験談がありましたら是非、コメントいただけたら、うれしいです。



アリメトじっちゃん天下一鮨メモ

2008-12-27 22:41:35 | 日々のわざ
お料理系。
なまこの茶ぶり+しゃこ+あんきも+寒ブリとメジ+マーガン(奄美特産のモクズガニ)をソテツ味噌とバルサミコソースで+エゾアワビと白子の天ぷらをカレー塩とオレンジソースで+天然牡蠣と積丹のバフン+このわた+もずくの吸い物
R0010961R0010963R0010964



R0010966R0010972R0010975





R0010984R0010985R0011005
握り一式。
ヤガラ+アオギス+コハダの赤酢など何種類か+ワタリガニの素蒸しで+さごち(鰆の子)+ガス海老+赤貝+青柳+金目鯛のヅケ+メジのヅケ+ブリのヅケ+サバのヅケ+カジキのヅケ+煮ハマグリ
R0010990R0010992R0010996






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the sound of music

2008-12-25 21:47:59 | 日々のわざ
R0011064_2R0011059_2きょうは、外にでないまま、まったり。
娘の迎えに行っただけでおしまい。
友人から借りた、サウンド・オブ・ミュージックを見終わった。
トラップ一家の脱出行のなんと美しいことか。
娘はくっくっくーの「さよならの歌」がお気に入りで踊ってました。
サウンド・オブ・ミュージック 製作40周年記念版 (ファミリー・バージョン) [DVD]サウンド・オブ・ミュージック 製作40周年記念版 (ファミリー・バージョン) [DVD]
価格:¥ 2,990(税込)
発売日:2008-04-18



PTA再活用論の反響その5+「PTA進化論」の反響1

2008-12-25 16:18:28 | 自分の書いたもの
しのぶん
http://shinobun.weblogs.jp/blog/2008/12/pta-cbab.html

なんとなくブログ
http://blog.livedoor.jp/shby/archives/51472049.html

PTA枝葉剪定委員会
http://www3.kcn.ne.jp/~tomate/text/reducePTAwork.html

日々雑感さん
http://ameblo.jp/dashfx/entry-10182805063.html
マンションの自治会などとPTAの類似性もまたするどい観点。
ただ、マンションの自治会の場合はすでに「入退会は自由」という判例があるところが違うかな。
いくら自動加入になっていても、抜けようと思えば、公の判断がすでに下っている分、抜けやすいというのはあると思う。

あと、任意加入だけをいくら訴求していっても、それだけでは解決しないだろうというのは、ぼくもそう思う。
でも、まあ、これ、基本的ルールなので。
ここをきちんとしないで、「うまくいった」としても、盛り上がれば盛り上がるほど、どこかで痛みを感じている人を量産してしまうという、今の悪循環を断つことはできないのだよなあ。

任意加入にしても、ほとんど入るなら、わざわざする意味ないじゃない、ということを言う人がいるけれど、それには最近こう答えている。

もしも、どっちでも同じなのだとしたら、きちんと任意性を伝えることの方が、我々の社会のルールとの整合性が高いのだからは、そっちを選びましょうよ、と。

PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10



さらに、最近共同通信で「PTA進化論」という連載をしていて、それが各地方紙にそろそろ出ているらしい。

PTA会長の気ままな日記さん
http://blog.goo.ne.jp/shin2-pta-cos/e/d6ad004c61db860cdb8b595027ee0835
http://blog.goo.ne.jp/shin2-pta-cos/e/f98799d181719149899edf3c4ea7d5f5

グリーンノートスケールさん
http://blog.goo.ne.jp/green-note-scale/e/5cf5060211bc059a6749bdaabc75e816
http://blog.goo.ne.jp/green-note-scale/e/4223d4d299a7e0edf696cea06cfdf9e5

高崎市小中養護学校PTA連合会 会長ブログさん
http://blog.goo.ne.jp/takasaki-pta-honbu/e/3b1f438b34d0d6ecf50ff932deabf1b5

http://fukuyamaeye.blog117.fc2.com/blog-entry-1041.html

最後のは、いいのかなあと思いつつ、第一回目の全文掲載をしている。

それにしても……PTAの執行側に立つ人間が、「多くの人にかかわってもらいたい」と願うのはごく自然なこと。それが、「全員にかかわってほしい」とか、「全員がかかわるべき」となったら、困ったことになってしまうのだろうなあ。

英明な会長や校長に恵まれ、執行部が楽しく、機会と充実にめぐまれたものになったとしても、それが逆に壁になって、一般会員にストレスが溜まるケースだってよくあるのだ。

この連載ご覧になった方、ぜひ本も読んでいただけるうれしいなあ、なんて思ったりいたします。
決して、ネガティヴだけではない話。この不思議と不条理の海で、希望を探す航海をご覧いただければ、と。

あ、ちなみに、すでに「進化論」の原稿は書き終わっています。

ジュヴナイルに取りかかる、「教育資料」(教育新聞社)にインタビューがでる

2008-12-24 12:19:30 | 日々のわざ
R0011079R0011083懸案だった、ジュヴナイルの書き下ろしに取りかかる。コードネームはR。
ってのは、やめにして、「理科部物語」(超テキトーな仮称)。
読書はひたすら、復刊された広瀬正にはまっている。
集英社文庫の写真は、なんだか亡くなったぼく自身の父に似ている。
鏡の国のアリス (集英社文庫)鏡の国のアリス (集英社文庫)
価格:¥ 740(税込)
発売日:2008-10


さらに……日本教育新聞社に週刊教育資料に「PTAは緩やかなネットワークで」と題して、3ページのインタビューが出た。学校管理職や教育委員会の人などが読むものらしい。
http://www.kyoiku-press.co.jp/epo/index.html

一般売りはしていないみたいなので、目にする人は少ないだろう。もしもご覧になりたい方は、身近なかたならぼくがお見せします。
あるいは……
↓ここに試読の申し込みができるボタンがある。ひょっとすると現行の最新号を送ってくれるのかも(未確認)。
http://www.kyoiku-press.co.jp/form/koudoku1.html


PTA本をまとめて読んでみる

2008-12-22 21:49:02 | ひとが書いたもの
空を見ればあしたが見える―PTA会長は気象予報士さん空を見ればあしたが見える―PTA会長は気象予報士さん
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2004-01


「職業PTA会長」の1年間―こうなったら、会社を辞めてでも、やるしかねえべ!!
価格:¥ 1,529(税込)
発売日:1996-08


最初の2冊は、「やってみたらよかった」系の会長回顧録。
前者は千葉で、後者は山形。
へぇっ、こういうPTAもあるのか、という点で、得るものは必ずあるのだ。
特に後者は、PTA活動にのめり込むあまり、仕事をやめてしまったという壮絶な話。
この人の書いていることにはいちいち、そうだよなあ、それちがうだろー、といろいろ感じるところがあったが、とにもかくにも、「現実世界は複雑で、多要因。自分ができることで「蛇口を締める」ことができるのは何か」という発想を持った人だというのが分かる。

PTAの掟―お母さんたちのコワ~イ話 (カッパ・ブックス)PTAの掟―お母さんたちのコワ~イ話 (カッパ・ブックス)
価格:¥ 840(税込)
発売日:1997-08

これは、本当に怖い話。
10年前の本で、やや古びたかなと思うのは、当時のPTAの年長世代が「最近の若い母親が」と世代間ギャップを強調する点。
今ではその「若い母親が」、同じようなことをさらに若い人たちに言っているかも。

書かれていることの半分は、PTAというよりも、保護者社会の軋轢なのだけれど、それでも、PTAの怖い話は満載。
編集サイドのコメントのスタンスがなにか一貫せず気持ち悪いとはいえ、10年前に書かれた資料として貴重。

さて、我々は少しは進歩したのだろうか……。

で、あらためて、この本、よろしくお願いいたします。
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10


追記
「やったらよかった」言説はたしかに、真実を含んでいて、ぼくも役員やってよかったところはたくさんある。
でも、それだけでは済まないのは全くの事実で、「やったらいいこともあった、しかし……」の後をどう語るか、語る言葉を持つことが、ぼくの、というか、PTA社会の課題なのだと思う。

金曜胃カメラ、週末と最近の映画

2008-12-21 12:24:00 | 日々のわざ
R0011051金曜日に胃カメラを飲み検査。
以前飲んだのは10年近く前で、最大の違いは鼻から入れること、だった。
胆汁が胃に少し戻ってきている点以外は、非常にきれいだということで(年齢の割に! ですと)、まあよかったよかった。

午後は岡山の毎日の石戸記者が出張ついでに立ち寄ってくれる。

東金の悲しい事件について、保護者が汲み取るべきこととは、まず第一には、未就学児や小学校に入ったばかりの子は一人では出歩かせないってことにつきるという話になる。

いきなり「地域でみんなり見守りましょう」「安全マップを作りましょう」の前に、親が最小のコストでてきる自衛というのは、そういうこと。

その上で、知的障害者への支援や、ひとり親家庭への支援について、なにができるのか、効果的なのか、ということも考えるべき。

みたいな話をする。
しかし、マスコミが置かれている強力な磁場の中で、なかなか、そういうことは言えないのだという。

こういう発想は、「多要因の世界の中で、コントロール可能な原因をさがす」疫学的な態度にも似ていて、疫学の本を推薦しておく。

この方面のことに関心のある記者さんはやっぱり読んでおくべきでしょ、ということで。

市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2003-10


この2週間程でみた映画をいくつか。
HINOKIO ヒノキオ [DVD]HINOKIO ヒノキオ [DVD]
価格:¥ 2,800(税込)
発売日:2007-01-27

これはとてもよくできていた。
VFXがいいとか、そういうのは実はどうでもよくて、今風な道具を使った、少年少女の自立の物語。
娘は三丁目の夕日の「ロクちゃん」つながりで楽しかったみたいだが、ぼくは圧倒的にジュンを演じた多部未華子にやられました。

ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-05-21

たしかによくできた映画で、うるうるする部分も多数。
でも、「きれいすぎる30年代」だよなあ。
もう少し「よごし」を入れても良かったんじゃないの、と最初から最後まで思うのだった。


リトル・ダンサー コレクターズ・エディション [DVD]リトル・ダンサー コレクターズ・エディション [DVD]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2005-12-22

これはすばらしかった。
ダンスに興味のない息子も引込まれていたし、ましてや、ダンス好きの娘は目がきらーん。
それにしても、石炭→石油へのシフトが、「表現」を「物語」を生み出したのは、20世紀の一コマってことなんでしょうね。
考えてみれば、「フラガール」もそうだったっけ。

PTA再活用論の反響その4

2008-12-20 14:01:15 | 自分の書いたもの
藤原和博さん@日経ビジネス(さわりだけ)
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20081215/NB1469H_1370695a.html

cgx*w*27さん
http://blogs.yahoo.co.jp/cgxyw127/25958733.html

左思右想さん、PTAと消防団
http://d.hatena.ne.jp/anhedonia/20081213/p1

部長Mさん
http://school.justblog.jp/book/2008/12/pta-1994.html

スーホのときどき日記さん
http://suho.de-blog.jp/blog/2008/12/post_76f4.html

モータースポーツ、ときどき、日常さん
http://tech-and-race.blogspot.com/2008/06/pta-pta.html

novasonictさん
http://d.hatena.ne.jp/novasonic/20081219/1229708137
消防団とPTAの類似性ですとか、興味深いことを書いてくださったかたが遠かったような気がします。

満身創痍の力作という読み方もきっと実情を察することができる「経験者」なのでしょうね。
本の中には「傷」など書いていないもの。しかし、言われればおっしゃる通り。

あともう一点、ぼくの本では校長がPTAに対して「モンスター」になってしまうことがある点について、いろいろ考察したけれど、会長が一般会員やほかの役員に対してモンスター化してしまうこともあるうる点にはついてはほとんど触れていない。
でも,それはあちこちで起っているらしい。
ぼくの本の「足りなかった」部分かも知れない。

あらためて。よろしくお願いいたします。
来年度のPTAに少しでもインパクトを与えられるよう、そろそろ、来年度役員予定者が読んでくれたら、という時期にさしかかりつつあるのです。
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10


疑似科学を教育委員会が後援する構図

2008-12-18 09:23:00 | トンデモな人やコト
 毎日新聞の岡山支局の石戸記者が疑似科学関連の記事をものしたと連絡あり。
 残念ながら、中四国版のみの掲載らしいのだが、

「世界教師マイトレーヤが人類の平和を実現する」
「地球は新しいアクエリアス星団に入っており、人間の意識が変わる」
「原発はエーテル界に影響し、若い世代がアルツハイマーになりやすくなる」

 などと訴える団体の講演会を、岡山県教委・岡山市教委・倉敷市教委が後援していたことが分かり、問題になっているのだそうだ。

 以下、主要部を抜粋。毎日新聞1/17朝刊、中四国版より。
 講演会は県内の市民グループが後援申請し、11月3日に開催。費用の補助はないが、催事告知に各教委後援と記載された。当日は団体責任者の女性が「全人類のための世界教師マイトレーヤ」の到来を予言。「地球は新しいアクエリアス星団に入っており、人間の意識が変わる」「原発はエーテル界に影響し、若い世代がアルツハイマーになりやすくなる」と訴えた。

 主催した市民グループは環境問題などを中心に活動しているといい、県教委は「グループの活動が地元紙に取り上げられたことも信頼した理由の一つ」と釈明。要綱で教育的見地から奨励するものが対象と定めている岡山市教委の易寿孝・生涯学習課長は「申請資料を検討したが、講演団体に関する調べが足り不適切だった。要綱に照らして大問題だと認識している」と話した。

 札幌市教委は05年、後援を決めたイベントについて外部から「科学的に不確かな内容がある」と指摘を受け調査。「『ありがとう』と文字を見せた水はきれいな形の結晶を作る」などの内容が含まれていたため後援を取り消した。

 大阪大の菊池誠教授(物理学)は「内容は少し調べれば分かるはず。星と人間の意識は関係がなく、エーテルは19世紀の物理学の考えで現代では通用しない。原発とアルツハイマーも証拠がなく、安易な後援は問題」と批判。一方、主催グループは「希望が持てる内容で多くの人に聴いてほしかった」とし、講演した団体は「(後援を)要望したことはなく、コメントする立場にない。科学にはいろいろな立場があり、どちらが正しいかはいずれ分かる」としている。


 個別のコメントをするまでもなく、見事なトンデモっぷり!

 ぼくの個人史的は、世田谷区教育委員会と健康づくり課が主催・後援した、ゲーム脳講演を思い出すわけだが、あれはそもう2年半以上前のことなのだ。思い出しただけで、疲れる。
http://blog.goo.ne.jp/kwbthrt/d/20060404

「アクエリアス星団」やら「エーテル界」は、「ゲーム脳」よりもずっと、トンデモ度が判別しやすいはずなのだけれど、かかわってしまった三つの教育委員会は、どこもだれも検索ひとつしなかったのだろうなあ、と想像。




冷たい雨

2008-12-17 17:36:57 | 日々のわざ
R0010942R0010948朝から冷たい雨。
息子が腹痛をうったえ学校を休んだので、二人で時間を過ごす。
そんな重症ではないので、将棋などしたりして。
冷たい雨だから、外に出ず、そんな時一人じゃないのは、いいことだなと勝手に思う。