この本は、とても重要なものだと思うので、カンタンに紹介します。
細かく言い出すときりがなさそうなので。
共同体づくりに興味のある人には、とてもお奨めです。
ここまで目の行き届いた記述をした書籍は見たことがないです。
当たり前のことが当たり前だと書いてあります。
PTA界隈において、それがどれだけすごいことか。
・クラスから何人とか決まってる委員会制度なんているの?
・ポイント制ってどうよ。
・自分が始めた活動はつい続いて欲しいと願ってしまうけれど……。
・時々難しくなる「地域」との関係について。
・先生も会員だけど、そこんところに取り扱いはどうする?
・会計報告の具体例まで挙げての「PTAのお財布問題」についての章。
・入退会自由なんて当たり前。
・退会条項がない規約が多いよね。じゃ、つくってみよっか。
今、3分間、ページをランダムにくりつつ、ぱっと見て書き出しただけでも、これだけ。
あと3分間を使えれば、倍の行数になるでしょう(笑)
様々な人の声を取り入れつつ、かなり客観的なデータ(ネットアンケートなどだけに頼らないデータ)とセットにすることで、説得力が増してます。
こういう本が、さらりと当たり前のように出るようになったことに快哉を叫び、著者&版元に感謝したいです!
本書についての忌憚なき賛辞です。
以上!
【あえて付け加えるコメント】
この本がターゲットにしているのは、PTAでのコミュニティづくりに興味がある人だと思います。
すっごくやる気がある人のためのものだと思います。
もしも、あなたが「すっごくやる気がある人」じゃなくても気にしないでね。
やる気がありそうな人に、この本の存在を伝えるのはとてもよいアイデアだと思います。
【あえて付け加えるコメント2】
「すっごくやる気がある人」の中には、この本に勇気づけられる人、さらにやる気が出てくる人がたくさんいると確信します。
そんな人には、一応ですが、
・ご安全に!(いわば「PTAリフォーム」を実現するには、一定以上のがんばりが必要だと思われます。仲間の有無、校長や地域などの利害関係者に理解者が多いか、さらに時の運も左右します。無理だと思ったら、ぎゃっと叫んで引き返してね。心身の健康はとても大事。自分の子との時間もとても大事)。
と述べたいです。
本の内容は折り紙付き。というか、ぼくは折り紙(付箋)たくさん付けてます。
くさしたいわけではなく、それでも、こういうコメントも書いとかなきゃと思ってしまう背景は、またの機会に。
とにかく、当たり前のことが当たり前になって、機会が多くの人に開かれるようになったらいいなあ。