もう、ずいぶん前になってしまったけれど、校庭芝生化の「三年先輩」の視察に行ってきたので、その報告。
校門をくぐって、校庭の前にでるとこんなかんじ。雨の日だったけれど、やはり緑が目に入るととても柔らで、すがすがしい雰囲気になるわけです。そっかー、秋にはうちの小学校こうなっているんだなあと思うと、ワクワク感が募ります。
やはり、芝生化すると、校庭での転んでの怪我などが激減するし(ほとんどゼロ)、グラウンド・レベルでの気温なんかもかなり下がって(あ、盛夏のことです)熱中症対策にもなるらしいですね。
ところが、やはり、何事も良いことずくめにはいかないみたいで、管理の難しさというのがあるわけです。たとえば、サッカーのゴール前は、ほうっておくとくすぐにこんなかんじになっしまうわけですよ。
キーパーが踏みしめるから、なんでしょうね。やはり、かなり、園芸的なケアが必要なのでしょう。なにしろ、芝生化したはいいものの、三ヶ月で丸裸になってしまうところもあるそうで……。ちなみにこの校庭の場合は三年後の残存率が90パーセント以上で、理想的とはいえないものの、なんとか維持している、というような状況。
ちなみに、こういうふうな小さな「穴」があちこちにあって、ここをケアせずにほうっておくと、どんどん広がっていくそうな。穴があいて乾燥し、芝が枯れ、穴が大きくなり、さらに乾燥し……というのが典型的な「魔のサイクル」のようです。
この小学校の場合、一度、大きな危機があったとのこと。
最初に植えたのが、マシバといわれる「夏芝」で、冬の間には冬芝を撒かなかったのですね。だから、冬はマシバが枯れて、翌春、残っている根から芽吹くのを待つ、という作戦だったわけです。でも、冬の間も校庭は使うわけで、冬芝に保護されていない地面はほじくり返されて、翌春ほとんど夏芝も芽吹かなかったのです。そこで、あらたにまたまき直して……というふうにするうちに、今の状態を取り戻した、と。
上の写真のなかで、大きなものが夏芝のマシバ(最初に植えたもので今の残っている希少な(?)株)、そして、小さく目の細かいのが冬芝です。もうすぐ夏芝の種を撒く時期だとか。
というわけで、芝生の管理というのは、伸びすぎないように日常的に芝を刈ること。そして、裸にならないように気を遣い、時期が来たら、夏芝、冬芝の種を撒いて、季節ごとに緑を保つこと、というのが肝要だそうな。かなり、「園芸」の世界だし、グラスキーパーなる立場の人がいるとベターだそうですね。この学校では副校長がやっているだけれど、本来はもっと専門知識がある人が必要だとか。
校庭の隅の小屋の中はさながら農家の倉庫みたい。動力付き、手押しの2種類芝刈り機がありました。
これを使うのはやはり、副校長。理想的には保護者や地域のボランティアってことなんですがね。生徒が使う、簡単な手押し芝刈り機もあって、結構使われているようです。
結局、芝生というのは、導入したら、それなりに気合いをいれて管理しないとならない、という代物なのですね。それだけに地域つながりを束ねるひとつのツールにもなるし、逆にケアを怠って丸裸にしてしまったら、とんでもなく情けない。そういうもののように感じました。
この小学校よりも一年前に導入して、もう芝生がまったく残っていないところもあるそうなんで、「うちはやるぞ」という意識で取り組まないといかん、というのがよく分かりました。
じゃ、だれがやるんだ、ってことに当然なるわけですが、それはたぶん芝生工事終了後にいろいろ決まる(決める)らしいです。
校門をくぐって、校庭の前にでるとこんなかんじ。雨の日だったけれど、やはり緑が目に入るととても柔らで、すがすがしい雰囲気になるわけです。そっかー、秋にはうちの小学校こうなっているんだなあと思うと、ワクワク感が募ります。
やはり、芝生化すると、校庭での転んでの怪我などが激減するし(ほとんどゼロ)、グラウンド・レベルでの気温なんかもかなり下がって(あ、盛夏のことです)熱中症対策にもなるらしいですね。
ところが、やはり、何事も良いことずくめにはいかないみたいで、管理の難しさというのがあるわけです。たとえば、サッカーのゴール前は、ほうっておくとくすぐにこんなかんじになっしまうわけですよ。
キーパーが踏みしめるから、なんでしょうね。やはり、かなり、園芸的なケアが必要なのでしょう。なにしろ、芝生化したはいいものの、三ヶ月で丸裸になってしまうところもあるそうで……。ちなみにこの校庭の場合は三年後の残存率が90パーセント以上で、理想的とはいえないものの、なんとか維持している、というような状況。
ちなみに、こういうふうな小さな「穴」があちこちにあって、ここをケアせずにほうっておくと、どんどん広がっていくそうな。穴があいて乾燥し、芝が枯れ、穴が大きくなり、さらに乾燥し……というのが典型的な「魔のサイクル」のようです。
この小学校の場合、一度、大きな危機があったとのこと。
最初に植えたのが、マシバといわれる「夏芝」で、冬の間には冬芝を撒かなかったのですね。だから、冬はマシバが枯れて、翌春、残っている根から芽吹くのを待つ、という作戦だったわけです。でも、冬の間も校庭は使うわけで、冬芝に保護されていない地面はほじくり返されて、翌春ほとんど夏芝も芽吹かなかったのです。そこで、あらたにまたまき直して……というふうにするうちに、今の状態を取り戻した、と。
上の写真のなかで、大きなものが夏芝のマシバ(最初に植えたもので今の残っている希少な(?)株)、そして、小さく目の細かいのが冬芝です。もうすぐ夏芝の種を撒く時期だとか。
というわけで、芝生の管理というのは、伸びすぎないように日常的に芝を刈ること。そして、裸にならないように気を遣い、時期が来たら、夏芝、冬芝の種を撒いて、季節ごとに緑を保つこと、というのが肝要だそうな。かなり、「園芸」の世界だし、グラスキーパーなる立場の人がいるとベターだそうですね。この学校では副校長がやっているだけれど、本来はもっと専門知識がある人が必要だとか。
校庭の隅の小屋の中はさながら農家の倉庫みたい。動力付き、手押しの2種類芝刈り機がありました。
これを使うのはやはり、副校長。理想的には保護者や地域のボランティアってことなんですがね。生徒が使う、簡単な手押し芝刈り機もあって、結構使われているようです。
結局、芝生というのは、導入したら、それなりに気合いをいれて管理しないとならない、という代物なのですね。それだけに地域つながりを束ねるひとつのツールにもなるし、逆にケアを怠って丸裸にしてしまったら、とんでもなく情けない。そういうもののように感じました。
この小学校よりも一年前に導入して、もう芝生がまったく残っていないところもあるそうなんで、「うちはやるぞ」という意識で取り組まないといかん、というのがよく分かりました。
じゃ、だれがやるんだ、ってことに当然なるわけですが、それはたぶん芝生工事終了後にいろいろ決まる(決める)らしいです。