この週末は、静岡県の函南町というところ(箱根の裏側というような位置)の別荘地に住んでいる友人夫婦を訪ねましたよ。
夫であるH君は東京勤務なんだけど、娘さんの喘息やらなにやらをきっかけに、郊外暮らしを決めて、1年半前に定住。以来、「毎日がキャンプ」みたいな日を送っている模様。我々がお邪魔するのはこれが二度目でした。
どんなとこかというと、こんなおうち。
斜面に建っていて、空間の使い方がオープンかつ、多層的(?)です。この写真は一番上の階層から、ひとつしたにあるリヴィングを撮ったものなのだけれど、だれがどこにいるのかつねにだいたい分かるつくりで、子供が小さい頃にはベストなかんじ。
それよりもなによりも、風通しのよい気分になります。
なにしろ、今、ぼくが借りている家は、「囲い込む」メンタリティの人がたてたものなので、それはそれで良さもあるのだけれど(不眠っぽいぼくが眠りやすい、とかね)、風通しのよい気分にはここではなれませぬ。
それと、キャンプ感があるんです。さっきも書いたけど。
都心だと、自然に対するむき出しな感じが薄れて、よほどじゃないと感じないような感覚。風や雨や諸々の「間」的なるものに直接向き合ってる感覚。
ちなみに、この前の台風は「窓の外が洗濯機」だったそうです。
ちなみに、フォークランドでは、「町」はひとつしかなくて、各島に点在する集落は「キャンプ」と呼ばれています(なんかひどく大きく飛躍した気がするが……)。大きいキャンプは数百人住んでいるところもあって、小さなところ1ファミリーのみ、とかね。いずれもちゃんとした「家」なんだけど、それでも、むき出したがら、キャンプ。そのことを思い出しました。
だから、この前もそうだったけど、函南での暮らしは良いなあと、一部羨ましく、一部大変そうと思いつつ、帰ってきたのでした。
今回は、窓から富士山が見えませんでした。ずっと曇りだったのです。