これがとてもよいのです。
クリスマスソングではなく、初詣ソングなんだけど、楽曲、歌唱、歌詞、すべて水準がとても高い。
ちょっと舌足らずなアジア人女性特有の発声で、それって深みに欠けることが多いと思うのだけど、この人の場合、そんなことはなく、しっとりと響きます。それにもまして、半音の十分の一レベルのピッチの出し入れを、計算というか、感覚的に計算してるフシがあって、メロディを心地よく「歌わせる」ことができる。同じ曲をこの人が歌うことで「別の曲」にしちゃうことができるような能力ですね。すごいです。
歌詞はね、これがまたナイス。
初詣ソングが比較的未開拓のテーマであることをいいことに、歌いたい放題、というか。種とも子の「謹賀新年」とか思い出したけど、あれがお正月の歌だとすると、こっちは「年越し初詣」のうた。
サブタイトルの「ゆく恋くる恋」にも示唆されている通り、忙しくてイヴの約束を破ったわりにはとっとと帰省してしまった彼氏のことは一時棚上げして、ふだんから気になっていた男の子と初詣に行くという話。余裕のない彼氏とつい比較してしまい、なんとなく気持ちも揺れ始め、新年のカウントダウンをいっしょにむかえ……みたいなかんじね。
初詣デートというテーマに内蔵されている「ありそうな」なシチュエーションをかわいらしく、まとめてくれてます。ある意味、パイオニア精神を感じます。
クリスマスソングではなく、初詣ソングなんだけど、楽曲、歌唱、歌詞、すべて水準がとても高い。
ちょっと舌足らずなアジア人女性特有の発声で、それって深みに欠けることが多いと思うのだけど、この人の場合、そんなことはなく、しっとりと響きます。それにもまして、半音の十分の一レベルのピッチの出し入れを、計算というか、感覚的に計算してるフシがあって、メロディを心地よく「歌わせる」ことができる。同じ曲をこの人が歌うことで「別の曲」にしちゃうことができるような能力ですね。すごいです。
歌詞はね、これがまたナイス。
初詣ソングが比較的未開拓のテーマであることをいいことに、歌いたい放題、というか。種とも子の「謹賀新年」とか思い出したけど、あれがお正月の歌だとすると、こっちは「年越し初詣」のうた。
サブタイトルの「ゆく恋くる恋」にも示唆されている通り、忙しくてイヴの約束を破ったわりにはとっとと帰省してしまった彼氏のことは一時棚上げして、ふだんから気になっていた男の子と初詣に行くという話。余裕のない彼氏とつい比較してしまい、なんとなく気持ちも揺れ始め、新年のカウントダウンをいっしょにむかえ……みたいなかんじね。
初詣デートというテーマに内蔵されている「ありそうな」なシチュエーションをかわいらしく、まとめてくれてます。ある意味、パイオニア精神を感じます。