今更、な話題なのだけど、このブログを見ている方で、たまたま知らない人もいるだろうから、とりあげておくのもいいかな、と。
JASRACは、迷走というか、暴走しています。
この下のリンクは、新潟のジャズ喫茶のサイト。
JASRAC問題点
ちょっと長文だけど、読むと分かってもらえると思うのですが、この規模のジャズ喫茶に、過去10年にも遡って、楽曲の使用料を請求したりする。その額550万円。結局、280万円で和解に至ったわけだけど、あまりも不透明。
この他にも 「JARARAC ジャズ喫茶」でぐぐれば、いっぱいでてきます。「JAARAC ダンス教室」でもいいかも。とにかく、音楽がかかるすべての場所から、やつらはカネを取ろうとしているわけ。
なんかよくわからん事例続出です。
特に、衝撃的なのは、バッハや、ガーシュウィンなど、すでに著作権が切れていたり、JASRACの管理外の作品を演奏しようとも(仮に一ヵ月まるまる管理外の作品しか演奏しなくても)、包括契約でカネを取る、それ以外は認めない姿勢。信じられないっす。
その理由として、いちいちどの曲を演奏したか管理できない、ということがあるのだけれど、自分の管理能力のなさを相手に転嫁してるわけですよ。なんだかなあ。
あとね、ジャズのインプロビゼーションが、原曲のアレンジであるという解釈。
それは、まあ、そうかれしれないと思うのだけれど、この場合、残るのはコードと、ざっくりとしたリズムだけなわけで、そのレベルで著作権を主張されると、だれもがやってるコードのパクリ(それはパクリですらなく、コード進行というのは、我々の音楽文化の普遍的な資産と捉えるほうが正しいでしょう)すら、著作権侵害になってしまうわけ。
ひとつ知りたいのは、JASRACの「現場」でこいういう取り立て業務してる人って、ハッピーなんだろうか。
著作家を守る仕事をしているといいつつも、音楽文化全般を殺すような所業を繰り返して、それでいいと思えるようなメンタリティの人たちが、何百人もそろうなんてことはないはずで、中には寝付きの悪い人、抗うつ剤のお世話になってる人なんかもいるのでは?
悪いこといいません。
スピーク・アウトしてくださいな。
JASRACの闇を内部から暴いてくれる人、歓迎。
全面支援したい気分だよ。