川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

音楽産業から、素敵な手紙

2004-11-27 19:40:23 | トンデモな人やコト
最近、非出版社系のブックレットに文章を書いて、そのギャラの支払いが、某音楽産業系の会社であるという事態とあいなりました。

本日、「請求書を発行するように」との手紙が届き、その内容がとても素敵だったので、ここに転記いたします。


カワバタヒロト様
このたびはライター○○様、もしくは○○社、○○様、○○様からご依頼させていただきました、○○ブックレットの原稿料をご案内させて頂きます。
これでよろしければ、消費税抜、消費税、消費税込金額をご明記の上、宛名、品名、ご氏名、捺印、住所、お振り込み先銀行口座をご記入していただきまして、御請求書を発行してください。
その際にお手数ですが、御名刺をお持ちのようでしたら、ご同封の上、12/3(金)までに、○○社まで到着するように郵送していただけますでしょうか。
お忙しい中、大変恐縮でごさいますが、何卒よろしくお願い致します。


微妙な日本語。
別に無礼ってわけでもないけれど、無礼ニュアンスがあるし、どことなく引っかかる。
いったいなんなんでしょうね。
いくつかトリビアルなことはあるんだけど、それ以上に全体として醸し出す、不調和な雰囲気がイヤンです。



保護者会の発足総会なんぞ

2004-11-27 15:40:23 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
このまえちょろりとか書いた、保育園の保護者会が発足しました。
で、その発足のための投票をする総会。

三十何世帯かが参加して、とても関心が高かったもよう。
だいたいが、発足に賛成のようで、異議を差し挟んでいるのはとても少数派なんだな。

ぼくの論点は、「強制加入」は変だというのが中心で、ほかに気になっていたこともクリアされたので、正統な投票で決まるのなら文句はなしという立場。

それにしても、いろいろ驚かされたのは、声の大きい人って多いな。
来年、調布に引っ越すと宣言しつつも、「こういうのはあったほうがいいんで、任意だろうが強制だろうが関係なくとにかく作りましょう」と自称無責任男(まあ、たしかに無責任な発言なんだが)が何度も言ったり、大阪から引っ越してきたジャーナリストの人が「保護者会がないことに驚いていた。ないと行政に舐められる(たしかにそうなのだろう)」と言ったのち、「保護者会をなくしたのは失敗」と一人で総括しちゃったり、「保護者会ができても全員参加じゃないと意味がないんじゃないか」と話を蒸し返す人がいたいたりね。

ちなみに、これらの発言は全員男性なのだ。
なんとなく、我が保育園の場合、女性の方が議論上手な人が多いような気がしたな。

ちょっとだけかかわってみて、準備会の人たち、というか、その周辺の人たちは、よく言えば危機意識が高く、利他精神がある人たちで、逆に悪く出ると視野が狭くなってしまうことがあるように見える。
ぼくなんかは保育園の保護者会はやらずにすます可能性が大だから(今のとこPTAにかかわる方がよく現実的@自分の立場論として)、結果的に彼らにいろいろお任せしちゃうわけだけど、これからも口だけはださせてもらうおうか、と。

ひとつ、痛烈に思うのは、「無関心は罪ではない」ってことかな。
今回投票に参加したのは、欠席投票や委任も含めて、99世帯中の70世帯そこそこなんだけど、のこりの30世帯弱がけしからんかというと、決してそんなことはないと強く思うのだ。
こういう総会なんぞに出ていると、「けしからん」論に傾いてしまうのが常なんだが、無関心は無関心としてひとつの「生き方」の問題として尊重しなきゃ。
そして、その結果、保護者会が過半数の信任を得られなくて、保護者の「代表」たりえなくても、それはそれで仕方ないのだ。いくらがんばっても立場が違ったり、無関心な人を代表することはできないんだから。

もちろん、無関心層に届くこと努力は大事。でも、どうしても届かない人たちを悪い人にしちゃうのはどうも、ね、ということ。
あ、別に、保護者会の準備メンバーがそう言っていたわけじゃなくて、そういうことを例の「無責任男」さんが言っている時に、みんな、ふんふん、というような雰囲気になっていたのが、つらかったね。

まあ、そんなかんじでした。
ぼくとしては、なんの異存もない、また祝福すべきともかんじる、保護者会のスタートではありました。
実は心配要素はてんこもりだとしても、こういうのは動き出す時には祝福すべきなのでしょう。