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日本百名山 4、阿寒岳(1503m)

2013-06-24 | 日本百名山

日本百名山 4、阿寒岳(1503m)

 

今の地形図では、阿寒富士は1475.8m、雌阿寒岳は1499mとあります。
噴火のためでしょう。 

さて、日本百名山によると
「この丘(釧路市の丘の上にある公民館の前庭)から北にあたって阿寒の連山がじつによく見える。
雄阿寒、雌阿寒、その雌阿寒に重なるように阿寒富士。
私は秋の末のある晴れた朝、その眺めに心を奪われた。」

とありましたので、釧路市役所のあたりにカメラを設定し、撮影しました。

設定は、カメラ:PRO、レンズ:50mm、風景:夏の山々・・・です。

阿寒町は釧路市に合併していますが、市役所とは遠く60Km余りも離れています。
そして、雄阿寒岳と雌阿寒岳とは阿寒湖をはさんで15Kmも離れています。
その様子は、下の地勢図と断面図で見れます。

赤線に沿った断面図が下の図です。

 

さて、登山は昭和34年夏に行われたようです。

丁度、雌阿寒岳は噴火が始まり登山は禁止され、登ったのは雄阿寒岳のみです。

 

「両阿寒のうち登りやすいのは・・・雌阿寒の方で、距離が長い代わりになだらかで、散策的登山ができる。
それに反し雄阿寒岳の方は、高さこそ劣れ、急峻なために登山者はまれである。」

頂上では、霧の晴れるのを二時間も待ちましたが、ついに晴れることも無く、
いろいろな高山植物のみを楽しんで下山しました。

「帰途は湖畔に下りる新道を採ったが、急坂続きで、しかもまだ踏みならされていず、
おまけに雨のためひどいぬかるみで、泥んこになって・・・。」
 (新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)

ということは、
登り道と下り道とは違っていたようですが、今の地形図ではこの一本しか描かれていませんでした。


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