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「金副隊長の山岳救助隊日誌」を読んで

2011-06-17 | 日記
「金副隊長の山岳救助隊日誌」を読んで

山の仲間から借りたこの本を読んで、是非一度、東京の最高峰「雲取山」に登ってみようと思いました。
実は、この本を読む前に、この著者である金(こん)邦夫さんの講演を聞いています。その中身は、「山をなめんじゃないよ、ちゃんと準備しておいでよ」といった内容でした。

彼は警視庁青梅警察署山岳救助隊副隊長を務めた人で、副隊長の間に、40回も奥多摩の遭難救助にあたっています。
固い役職なのに話はやわらかく、面白く聞けました。

山に登る人が、待ち合わせ場所で「今日は何処の山に登るの?」なんてのんきな会話をしていたり・・・、「助けて!」と連絡があって、急いで行ってみたらヘッドランプももたずに、暗闇の中で立ち往生していたり・・・、「足が痛くて歩けない」というので、おぶってあげたら、下山の間中、背中でおしゃべりを続けるおばちゃんがいたり・・・、
ついに彼「俺は怒っているんだ」と腹の中で叫んでいたそうです。

さて、その彼のアドバイスも参考にしながら、ルート設定をしてみました。
時期は9月頃かな?雪が降る頃はダメ!夏休みは混む!紅葉の美しい頃も??




彼が雲取山で救助した経験を抜粋すると
「6月○日、・・・日原林道終点から大ダワ林道を登ってきたパーティーの女性が、大雲取谷に転落し、・・・」「滑落場所は・・・石積みの一部が崩れて登山道が細くなったところに山側の岩が張り出しており、・・・足元から一気に50mほど下の大雲取谷まで切れ落ちている。」「転落箇所の登山道は誰が見ても“悪いな”と感ずる場所だ。」とありました。

その後、暫くは登山道整備のため入山禁止になっていたようですが、今は解禁されているらしいです。

私も、ここ数年、初級の登山に参加していますが、何回か、滑落してもおかしくないような箇所を通った経験があります。
雨の後、積雪の道、落ち葉の多いとき等は危ないですね。
歳ですから、ハイキング程度にとどめようと思いますが、この雲取山だけは冥土の土産に登っておきたい。
では、そのうちに!

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