地形図で見る 念丈岳
壮年期の好例として念丈岳があげられていました。
2000m前後の山頂部は何れも浸食されつくされて、尖っており、
山地を刻む谷は深く、V字型に傾斜しています。
日本アルプスの山々は大体がこうした壮年期の山です。
1/20万地勢図で、中央アルプス(木曽山脈)南部の念丈岳の周辺をみると下の図のようになります。
標高1000m以上と2000m以上を色分けして区別しました。
この山脈の北に2956mの木曽駒ケ岳があります。
登ったことがありますが、悪天候で牛乳瓶の中をさまよっているようでした。
さて、肝心の念丈岳の地形図は下の通りです。
山稜部にはわずかに浸食し残した平坦部がありますが、典型的な壮年山地だそうです。
断面図を作ってみると、その様子がよく解ります。
この山は奥念丈から念丈に縦走するのに楽な山だそうです。