さいたま市役所へ行った時、同じ建物の浦和区役所の待ち合いに、浦和警察署管内の平成24年中の交通事故を集計して、発生地点をプロットしたパネルサイズの地図が掲げられていました。壁だと、しっかり見るのに大変なので写真撮ったのですが、ペーパー状のものがあるのかは不明です。
以前から、こういうのがあったらいいなと思っていて、自分の住んでる周辺だけでも作れないものかと考えていたので、とても気になります。この浦和警察署管内の地図は、さいたま市浦和区・南区・交通安全保護者の会(母の会)・浦和警察署・浦和交通安全協会の連名になっていて、各者の協力で作成されたようです。
このような地図を広げて、自宅の周辺や自分の移動に使ってる道をたどってみて、どこが要注意かをあらためて確認しておくことは、災害に備えておくのと同じ効果があると思います。本来のハザードという意味で、交通事故ハザードマップを作ったらいいのではないでしょうか。交通事故のほとんどはニュースにならないので、どこでどう発生しているか、ほとんどの人は把握していないので。
ちなみに、平成24年に浦和警察署管内で発生した交通事故は579件で、年齢別では、高齢者65歳以上19.2%・一般25~64歳51.8%・若者19~24歳12.3%・高校生5.9%・中学生4.5%・小学生5.0%・幼児1.4%です。事故当事者別では、歩行者18.8%・自転車41.1%・バイク12.6%・自動車27.5%で、その自転車事故の発生状況別では、対自転車15.1%・対バイク2.9%・対自動車73.5%・その他8.5%です。
地図を見ると、主要な幹線道路で事故の数が多いのは当然な感じで、交通事故の半分近くに自転車が関係するのもそれぐらいかなと感じ、なんとなく事故を予想している自分の感覚のズレを確かめることができます。ただ、幹線道路や駅周辺を除けば、特にここの箇所が注意…というようなものではなく、まんべんなく発生しています。交通事故は、どこでも起こり得るということも、目で見ることができます。
さらに、今どきなので、アプリ化したくなるのですが、ホンダの「SAFETY MAP みんなでつくる安全マップ」http://safetymap.jp/が、そのような考えで作られているのかなと思います。ホンダのインターナビ搭載車の急ブレーキ情報や、交通事故情報、みなさんの声をナビや地図情報として提供しています。
未だだいぶ途上な感じで、実走している自動車も限られ、交通事故情報も死亡事故だけのようです。交通事故ハザードマップを提供するということで、自動車メーカー・ナビメーカー・スマホOSとも使えるデータになるといいのでしょうか。それは、通常に地図情報として作ればいいということなのかな…。