くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

EVボタン凸と点字

2016-06-11 | 街のモノ

エレベーターの各階に付いている、エレベーターを呼ぶための押しボタンです。マルエツ西大宮駅前店にある普通のボタンですが、大きいだけでなく、ボタンの左上に凸になった「↑」が付いていたり、点字が2つ付いていたりと、視覚障害のある人への配慮はいくつもあるんだなぁ、と思って撮ってました。

このボタンは三菱電機のエレベーターの「□60mm大形ボタン(凸文字)」http://mitsubishielectric.co.jp/elevator/product/axiez/axiez_p/shopping.htmlですね。最近は、三菱電機を含めた各社とも、ボタンの点灯する文字自体を凸文字にするのが主流だと思うので、それで少し珍しく感じたのかもです。ちなみに、日立ビルシステムのエレベーターはhttp://www.hbs.co.jp/products/urban/em/elevator/standard/ua/design/indicator_btn.html、東芝エレベーターはhttp://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/new/elevator/gr/design.htmlで、各社ともエレベーターの操作系はかなり操作系のデザイン考えてますよね。

で、後から点字が貼ってあるということは、上記のエレベーター標準の凸文字ボタンでは視覚障害者への対応が不足で、バリアフリー法にある公共エレベーターの基準のように点字名板が必要ということなんですよね。

なんで点字が2つも貼ってあるのか、点字は全く知らないので調べてみると、ボタンの左は「ウエ」、ボタンの下は「1カイ」のようです。そう考えると、点字の貼る位置というのもなかなか難しそうですが、ルール化はされているのでしょう。

調べたついでに、日本語の6点式点字は1890年(明治23年)に考えられたものとのことで、130年近く経つのですね。今はかなり様々な技術や機器があるので、普通の人も普段に使えるような、漢字を含めて触感で伝えるような新しい伝達記述方法を考えてもいいのかもですね。といって、具体のイメージがあるわけではないのですが…。