久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

東京コンサルティンググループ(TCG)は、日本企業の収益改善・国際化をトータルサポート!!

自己責任って何だろう??

2007年06月29日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

古代魚とカメのお話

 

「自己責任」
この言葉を音だけで聞くと、とても高圧的だったり、弱者切捨てのように
聞こえてしまいがちかも知れません

そこで、久野が時折述べている「自己責任」について…
端的に結論を述べる、経営者口調では、すごく強く聞こえてしまうこの言葉を
どんな風にしたら伝えられるのか、最近読んだ本(パコ・ムーロ著)の力を借りながら
翻訳をしてみたいと思います

それが「古代魚とカメのお話」です。

沢山の種類の魚が住む、大きな沼があったそうです。
その中には、今では「古代魚」といわれる魚やカメ、その他多くの生物が生活していました。
ある日、カメがみんなを一同に集めてこういったそうです。

「この沼は、年々少しづつではあるが干上がってきている。
今はまだ深刻な問題だとは誰も思わないだろう。しかし、いずれ大きな問題となる。
そこで、今日から準備を始めよう!地上でも生きられるような準備をだ。
幸いなことに、水はまだたっぷりあるから、準備の時間はある。」

多くの生物がその話を聞き、動揺しつつも、カメに従うことにしたそうです。
数十年の時を経て、準備を始めていた生物たちは、
陸の上で生活が出来るような、各々の進化を遂げていきました。

しかし生物たちの中には、例外がいました。
それは古代魚です。古代魚は進化のプロセスを他の魚と歩むのを拒んだのです。
古代魚は、そのうち雨が降って問題は解決するのだと、頑なに信じていたのです。

しかし、沼は序々に干上がり続け、古代魚の住めるような空間は、なくなってしまいました。
ついに、動くことも出来なくなってしまった古代魚は、我が身の不幸を嘆いたというお話です。


「沼が干上がる」という現象に対して、古代魚には全く非がありません。
古代魚はこの沼に住んでいたために、自然の変化という不運によって死んでしまったのです…

でも、古代魚にも「進化」の努力をするチャンスはあったのです
進化の選択をしなかったのは、古代魚自身なのです。

このお話は、久野の言う「自己責任」という言葉を上手く表現していると思います。

私たちは、身体的な障害を持っている方や、身内に不幸があり
正社員としてお仕事の出来ない方に対して、
「それもお前の責任だ」と断定するような論を、展開するつもりはありません。

しかし「沼が干上がってしまう」ような、個人ではどうしようもない「事象」に対してでも
何かや誰かのせいにして嘆き悲しんでいても、物事は解決しません。
誰かが沼にやってきて、水を足してくれることも、悲しいことにあり難い話なのです。

だからこそ、それを自己で変革していく力、その気持ちを持ってほしいと思っていますし
そうしていくことが、久野の言う「自己責任」を負うことなのだと思っています。

 

                    心理カウンセラー  井上 由加里


安定したいと思う人は、もっとも不安定な人生になる

2007年06月28日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

みなさん、こんにちは!

昨日から大阪に来ています。
大阪に本社のある公開予定のベンチャー企業の社員研修の講師を行いました。ベンチャー企業だけあって、勢いがありました。




さて、NHKで金子先生は、「最近の若者は、安定を求めている」とおっしゃっていましたが、そのとおりです。
安定を求める人は、ベンチャー企業よりも大企業に就職しようとします。


しかし、企業が求めているのは、安定したい人ではなく、チャレンジしたい人です。

この点、森永先生に、「チャレンジしようとする人は、企業から排除される」と、私の意見は一蹴されてしまいましたが・・・

普通に考えれば、チャレンジする人が排除されたのは、年功序列・終身雇用の時代で、経済が安定していたときです。
少なくとも、当社は、チャレンジする発想を持っていない限り、先には進めません。仕事は、自分の力で創造していかなくてはならないからです。




この先、日本の工場は、ますます、ベトナムなどの海外に移されます。
製品価格に国際競争力を持たせるためには、より安く作らなくてはなりません。そのため、今でも工場で働く人の給与水準は、いわゆるドラッカーがいう知識労働者と比較して、かなり低く抑えられています。

これが、結局、ワーキング・プアの原因になっているのです。



しかし、このような現状は、さらに悪化の一途をたどると考えられます。

日本において、工場自体がなくなっていくからです。
残るのは、開発拠点で、実質的には、研究所と併設される試作工場です。
いわゆる生産工場は、海外に移されます。

このとき、本当に仕事がなくなるときです。



セゾンの林野社長が、2015年までに景気は絶好調になり、すべての問題は解決するといっておられましたが・・・
景気は回復するでしょうが、工場自体がなくなっていくのは加速するので、工場で働く人の雇用問題は、解決するどころか、さらに悪くなります。



これは、人間の力では、どうにもならないほどの勢いを持った流れなのです。
大きな流れである市場原理には、逆らえないからです。

人間の力ではどうにもならないとは・・・・
「政治では解決しない」という意味です。
つまり、基本的に国には頼れません。



かつて、バブル崩壊後、デフレが発生したとき、国は多大な公共投資を行いましたが、無意味でした。野村総研の一部のケインジアンは、このような公共投資を支持していましたが、市場の中でパラダイム転換が起きている時は、流れに逆らってはいけません。



・・・では、今、われわれができることは何か?

ケネディー元大統領の有名な演説があります。
【祖国があなたのために何ができるかを問うより、あなたが祖国のために何を行うことができるか問うてほしい。】


大きな市場トレンドを考えたとき、われわれが行うべきことは、国に求めることではなく、自分たちが何ができるかを考えることです。

なぜなら、国には、ワーキング・プアを根本的に解決する力をもっていないのです。


国ができるのは、かつての公共投資のような対症療法でしかないのです。
政治的には、『やっています』というパホーマンスを示せる程度です。
これを主張する政治家は、票集めがしたいのか、根本的にわかっていないのかのどちらかです。


なので・・・・今、われわれがすべきことは・・・・

ドラカーがいうように・・・
『肉体労働者』から『知識労働者』へ転換することです。
工場で働くなといっているわけではありません。
単に作業をする人ではなく、技術指導者や品質管理者や生産管理者等の工場における知識労働者を目指さなくてはならないのです。

このような人は、たとえ、工場が海外に移されても、技術指導員としての仕事が残るのです。

 

単なる作業者は、工場がたとえ海外に行かなくても、外国人労働者にとって代わられます。
外国人労働者にとって、日本人からすれば安いと思う賃金水準も母国の賃金より高いものになっています。このなかで、働くことは、今後、ますます賃金水準が下がっていくことを意味します。

仮に、法律で最低賃金を非常に高めれば、企業は、工場を海外に持っていってしまいます。その結果、・・・完全に仕事を失うことになるのです

派遣が増えたから、仕事がなくなったなどという発想は、ナンセンスです。



いま私たちがしなくてはならないこと・・・
必死に勉強して、知識労働者としての『技』を磨いていくことしかありません。

これが、私が、賃金格差は、教育によってしか、変えられないといっている理由です。





PS:
ちなみに私の宗教は・・・
実家は、愛知県で11代続く、農家です。
愛知の農民の大半は・・・浄土真宗です。

 

あと、今度・・・
『先見経済』という雑誌の裏表紙に出ます。
他社で使える人材育成について持論を展開しています。

このほか、『経済界』(7月号)、『潮』(8月号)にもでます。








討論ブログ?!

2007年06月27日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

皆さんのご意見お聞きしたいです

 

様々なコメントから、多くの方が久野の意見に対して
反対されていることがとてもよく分かりました。

また、多くの方がこれからの日本について意見を持ち
そして発してくださっているのも、よく分かりました。

コメントの中で「討論が大好き」と記載がありましたので…
このブログ上で、今の働き方についてどのように考えていらっしゃるのか、
NHKの番組と同じタイトルでディスカッションしませんか?

久野の意見には反対だということは、よく分かったので
では、どうなっていくのが理想だとみなさんが考えていらっしゃるのか…
「これからの日本」について、みなさんにお聞きしたいと思っています。

ちなみに…
久野の意見は「できる若者は3年で辞める!」に記載されている通りで
一貫していますので、久野の意見を聞きたい方!読んでご参加くださいね。

ではお題です!!
①「非正規雇用の増加をどう考えますか?
②「成果主義は仕事のやりがいにつながると思いますか?
③「会社を辞める若者をどう思いますか?
④「長時間労働をなくせると思いますか?

どのように考えられていて、そしてこれからどのようになっていくのが望ましいのか
皆さんのご意見をお聞かせくださいね


                   心理カウンセラー  井上 由加里


本日は、東京商工会議所(品川支部)で『できる若者は3年で辞める!』という演題の講演を行ってきました

2007年06月26日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

本日は、東京商工会議所での講演会でした。

演題は、
『できる若者は3年で辞める!』
私が書いた本のタイトルと同じ内容です。

商工会議所なので、参加者は、中小企業の経営者が中心です。

彼らの悩みは、『若い社員が辞めてしまう。』ということ!

そして、その解決策を示すのが私の役割なのです。

じゃ、どんな提案をしたかというと・・・



『悩んでも無駄です。辞める人は辞めるので悩まないほうがいいです。・・・しかし、会社にとって、大切な人が辞めないように、会社のビジョン・理念を共有する教育をしましょう!』
『もし仮に、良い人材がやめたとしたら、それは、経営者自身の問題です。自分の問題と考えて、自分自身の人間力を高め、人を魅了できる経営者になりましょう!最終的には、全ては、自分自身の問題といえるのです。』

ということで・・・ここでも、「自己責任論」を主張してきました。
これに反対する経営者・・・つまり、若者に問題があるとする経営者に対しては、バッサリ切り捨ててきました。


堀場製作所の堀場会長は、著書、『いやならやめろ!』の中で、会社に合わない社員を引き止めてはならないとおっしゃっています。

私も全く同感です。


いやな会社に無理して勤めてはいけません。
社員も会社もお互いが不幸になるからです。

そして、自分にあった会社を探せばいいのです。
見つからなければ、自分が仲間を集めて、自分たちに合った会社を興せばいいのです。

それも、できない人は、現状に甘んじるしかありません。
不平不満だけ言ってても何も生み出しません。



あと、働きたくても働けない人、病気や家庭の事情のある人は、どうすればよいかということが、カーネギーが書いた『道は開ける』の中に書いてあります。

その解決策とは・・・運命として受け入れるということです。


不平不満を言うより、受け入れて前向きに生きるほうが、人生が有意義になるからです。



私の場合も・・・皆さんがご指摘していただいたように禿げています。
これは、20代のころから徐々に進行し、32歳で独立して以降、苦労したせいか、かなり進行度が増してきました。

カツラをかぶったところで、本質は変わりませんし、簡単に見破られてしまい、今度は、「ヅラ」といわれるかもしれません。

私のことを「禿げ」と呼んだ人は、たくさんいましたが、「ヅラ」と呼んだ人はいませんでした。

このように避けられない運命は、「受け入れる」ということを実践したのです。




人生とは、自分で決めるものです。
他人に決められるものではありません。

50歳まで、正社員ではなく、派遣やバイトで働いた人も、私は、基本は本人の自由意思の結果だと思います。
誰かに強制されたわけではないと思うのです。

仮に、面接を受けても受からなかった結果としたら、本人の能力の問題であり、その能力のなさは、「受け入れるべき運命」と考えて、バイトで働かざるを得ないことに腹を立てていても仕方ありません。


では、弱者は、食べるものがなく、死んでしまうのかというと・・・
ちゃんと、最低限生きられるだけの生活保護制度があります。

これは、われわれの税金によってまかなわれているもので、「相互扶助」の発想です。


では、生活保護のお金ではたりないという人のためには・・・
法律改正で、現状は変えられる仕組みがあります。

法律改正は、政治によって変えられます。
政治は選挙によって変えられます。
選挙は、多数決による民意なのです。



では、少数民族は不公平ではないか・・・という意見もありますが・・・
これは、「多数決の限界」なのです。
民主主義にも限界があります。

しかし、人類の歴史の中で、最も良いと思われている方法で、選挙による民主主義が、この国で行われているものと私は信じています。

もし、これよりももっと良い方法があると思われる方は、仲間を集めて、選挙で勝ち、政治家になられるのが良いかと思います。


私が言いたいのは、・・・
避けられない運命以外は、「自分の意思で決められる」ということです。



私は、これしかないと思っています。
そして、これからもこのように生きていきます。



初めての出来事…

2007年06月25日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

なんだか…感動してしまいました

 

とても反響が大きかったので、ご返信してみますね。
まず、ご挨拶とお礼を…
多くのご訪問ありがとうございました

私の書いたブログのコメント欄に、私宛ではなかったとしても
こんなにコメントをいただいたのは、初めてでしたので
純粋に嬉しく感じました ありがとうございました

私は今まで、2CHに住んでいらっしゃる(書き込みをされている?)方を
少し誤解していたのかもしれません。。。

なぜなら、ここまで当社や社会のことを考えてくれているとは
正直、思っていなかったからです

NHKの番組を見ていたり、そしてこうしてコメントをしてくださったり…
しかもレスポンスもこんなに早くいただけるとは、全く思ってもいませんでした。

それだけ社会のこれからのことや、個人のこれからの在り方を考え
そして、それを発してくださっているのだと思いました。

今日は、そんな新たな気付きと感動がありましたので
本日2回目になりますが、ブログを上げてみました

まだまだ、私では役不足かもしれませんが…
コメントに対してのお礼を書かせていただきました。

 

                心理カウンセラー  井上 由加里

 


多くの人に「ミッション」を与える方法

2007年06月25日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

人を「育成」すること


最近人の育成に関して、斎藤孝先生の著書の中で
とても興味深い文章に出会いました。
「人を育成するときに、重要なのはミッションを与えること」というものです。

私たちは、人を育成する際についついOJTのような形式で
仕事を進めていく方法や、お客様への伝え方etc…
自己が今まで行ってきた方法をそのまま伝えてしまいがちです。

でもその著書の中では、上司に当たる物がそのように教えてしまうことは
「自分の成功してきたやり方」を真似て、実行するように「命令」していることにも
なり兼ねないということを伝えていました。

上記の2つは似て非なるもので、自分の行ってきたものをそのままするように言うことは
一見簡単で、とても早い段階である程度の成果を上げることが出来ます。
部下にとっても、在るべきものが見えているので、とても容易に取り組むことが出来ます。

しかしそれでは、本当の意味で「人の育成」は出来ていません。
そのように教えた人間は、教えられたことはこなせる人になれるかもしれませんが
上司がいなければ仕事を「生み出せない人」を作ってしまうことにもなります。

言われてみれば、その通りで…
早急に伝えて、真似をさせればいい「作業」と
「仕事」を生み出させることでは、全く課程が違います。

アシスタントにとっては、前者の方が「自分は手厚く育てられている」感じがしますし
初めから後者のスタンスをとることは、とても苦しい課程かもしれません。

しかし、長期的に考えて、どちらが手厚く育てられているか??
自分はどのような人間になりたいのか??
それを考えなければいけません。

上司も一緒です。
長期的に考えて、その人間をどのような人に育て上げたいのか??
それを考えなくては、本当の「育成」にはなりません。


久野がよく私たちに伝えてくれることの一つに
「コンサルティングをする姿勢を伝えることが出来るけれど、
形式を教えることには意味がない」
ということがあります。

その意味が、やっと実感として分かった気がします。

コンサルティングは、姿勢として「本質」を久野の姿勢や方法、行動etcから学ぶことは出来ます。
しかし、具体的にどのようにするのか…?
それを
手取足取り教えてしまったら、教えてもらった側は結局のところ
誰かのアシスタントでしかなく、コンサルタントではないのです。

もしかしたら…
私は今まで、私のアシスタントとして使える人間を育てていて
コンサルタントとして、本当に貢献の出来る、
そして私以上に、部下を育成できる、そんな人間を育ててはいなかったのかもしれません。

これからはミッションを与え、そしてその人間が多くの方に
広く伝えていく人間へとなっていくよう、形式を追うのではなく
本質を伝え、考えさせ、答えに導けるように努力していきます!!

そして、今回のように「頭では分かっていたけれども、本質をつかめていなかったこと」を
早く自己の中に落とすことが出来るようにしていきます!!

 

                    心理カウンセラー   井上 由加里


誰を信じるのか?

2007年06月24日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

誰を信じて生きていくのか?

①自分を信じる

②他人(会社・国家なども含む)を信じる

自分を信じて、前向きになって、自ら道を切り開いていく方が、自分の人生は自分でコントロールできるようになります。


人生の切り開き方は、非常にシンプルで、信念を持って行動することだけです。失敗したら、成功するまで行動を続ければいいのです。
行動を止めたときが、真の失敗なのです。


私も若い頃、このようなことは精神論だと思って反発していましたが、今は、これが理解できるようになりました。若い頃は、検証可能な知識・技術・お金などに目が奪われますが、本当に重要なことは、考え方なのです。

これを精神論といって片付けている限り、成長しません。
真の成長とは、考え方が転換し続けていくことだからです。



私も本当に理解できたのは、32歳で独立して3年ほど経ってからです。


私は会計士なので、もともと会計の知識しかありませんでした。

独立したので、経営の発想法を身につける必要があると思い、3年間で500冊ほどの経営書を読みました。

その結果、経営とは、非常にシンプルな発想でできているということが分かりました。

これは、自分が経営者になって初めて気づいたことで、その立場にならないと、分からないことだと思っています。


今は、規制緩和で資本金も1円で会社が興せるようになりました。
多くの人が、経営者を目指して欲しいと思っています。


これは、他人に頼らず、自立していくシンプルな方法だからです。

みんなが経営者になったら企業が成り立たなくなると思うかも知れませんが、大丈夫です。


たくさんの人が企業家になれば、従業員としての契約ではなく、個人事業主、または外注先として契約すればいいのです。

企業家を目指しても全員が成功するわけではありません。
ただし、成功する人は、目指した人からしか生まれません。
また、失敗したとしても成功するまでトライしてみればいいのです。
そのためには、再起できるリスクの少ない仕事からするのがお勧めです。





経営には、非常に大きなリスクがあります。

しかし、何もせずに、安定を求めているほうが、リスクが大きい時代になってきているのです。

であれば、リスクテイクしていく方が、結果としてリスクが軽減されていきます。


安定を求める人を採用したい企業は非常に少ないのです。
チャレンジしたい人、特に、当社では、基本的に将来、独立したい人を積極的に採用しています。
安定したい人を採用したいとは、全く思いません。

まず、チャンスが欲しければ、選ばれる人間になる必要があります。

これが、社会の基本的な仕組みだからです。


不平不満を言っていても、何も変わりません。
この先、どんどん、自分の人生が悪くなっていくだけです。

まずは、自分の発想法を変えて、行動するしかないのです。

反発したくなる気持ちは分かりますが・・・前向きに生きていきましょう!

 



たくさんのコメントありがとうございました。

2007年06月24日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

NHK  日本の、これから
「納得してますか、あなたの働き方」

ご覧になってコメントいただきました皆さんありがとうございます。

誰かが、ヒール役しないと番組が成り立たないので、私がしました。
楽しかったです。

さて、人生とは、「一人で生まれ、一人で死んでいく」ものです。

ある年齢までは、親に頼り、親に育ててもらえますが、それを過ぎると、基本的には自分自身で生きていかなければいけません。

人生は、基本的には自己責任です。
誰かに頼りたいと思うとつらくなります。

国が何もしてくれない。
会社が何もしてくれない。
自分はこんなにがんばっているのに・・・と思うようになります。

自分を弱者だと思うと、弱者のままになります。


この思考のままでいると、どんどんつらくなって鬱になることすらあります。
非常に危険です。


ここから脱却するためには、・・・・
①まず、自分を好きになることです。
②そして、自分に対する自己信頼を高めていくことです。
③とはいっても・・・簡単に人生がよくなるわけではありません。

④しかし、あきらめずに努力することです。
⑤努力すれば、救われると思ったほうが、努力しても無駄だとか・・・もう十分努力しているよといって、新たな行動を起こさないよりは人生が好転する可能性が高まります。


人生は、一度フリーターとかになると、確かに元に戻ることは非常に難しくなります。
しかし、フリーターになったのも基本は自分が選択した結果です。
誰かの責任にすれば、むなしくなるだけです・・・一時の気休めにはなるかもしれませんが・・・


前向きになっていると、自然に「運」が出てきます。
よい人との出会いもあります。

なぜなら、人間は自分と似たような思考法の人と時間を共にしたがるからです。
ネガティブなことを言っていると、周りはネガティブな人ばかりになります。

しかし、ポジティブなことを言っているとl、そのような人が自分の周りに増えてきます。

それは、新たの人との出会いを生むのです。




格差はさらに広がる

2007年06月22日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

格差社会になったのは、年功序列と終身雇用が崩れたためです。

成果主義が導入されたためであります。

 

年功序列と終身雇用のときは、若い優秀な人間が認められないといって批判され、実際に、成果主義になると、今度は格差だといって批判します。

人間の批判は尽きません。


成果主義とは、労働市場に競争原理を持ち込むものであって、成果主義が機能すれば、格差が生まれるのは、至極、当然のはずです。

格差社会になるのは、年功序列が崩れたときから、分かりきったことではないでしょうか?

 

では、格差社会がよいのかというと、良くはありません。

これをなくす方法は、基本的には次の2つです。

 

①所得の再分配機能を高める。
つまり、累進課税を強化し、社会福祉にお金をもっと回す方法です。

しかし、これは、いままでの流れと逆境するもので、「大きな政府」を目指す北欧型の政策です。

 

②生産性を高め、国際競争力をますこと。一人当たりGNPを高めていくこと。このためには、より、付加価値労働に日本人が特化していくこと。

この解決策は、教育レベルを上げることしかありません。

 

格差解決は、根本的には、教育の問題と考えるべきです。

 

 


目は鏡

2007年06月21日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

私は、友達と会って話すことが好きです
メールや電話も好きですが
やっぱり会って話すことが一番だと思います。

それは、会って話すことが一番相手に思いを
伝えられると思いますし、
相手のことも解るからです

「目は口ほどにものをいう」と言われるように、
視線はコミュニケーションをとる上で
とても重要だと思います。
もし、話している相手が自分と目を合わさないとしたら
不安になりませんか

子供のころ、親や学校の先生に
「話すときは人の目を見なさい」とよく言われました。

人と話すときに、視線はコトバと
同じくらい重要なんですよね。

特に、何かに向かって努力している人の目は
とてもキラキラしていてステキだと思います。

目は、そのその時の自分を映す鏡のようだと思います

当社に初めて来たとき
社員の目がキラキラしていると感じました

私も、そんな印象を与えられる人になりたいと思います

        吉田 実理絵


面接は10秒で終わる!

2007年06月21日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

就職試験での面接官は、今まで膨大な人と会ってきているので、どんな人を採用すべきか、明確なデータベースを頭の中に持っています。

最初の10秒で合否が決定すると言っても過言ではありません。

 

落ちるタイプの人は、落ち続けます。


合格するタイプの人は、どんな会社でもほとんど合格します。



また、落ちるタイプの人は仕事を選ぶ傾向があり、せっかく、合格したところにも辞退してしまい、就職がなかなか決まりません。

このようなタイプは、自分自身の問題を発見しない限り、知識・技術・経験のみでカバーしようとします。

 

就職にあたって、会社から何が得られるかを考える前に、自分が与えられるものは何かを考えましょう。

これを考えない限り、不幸のスパイラルから抜けだせません。
格差は広がるばかりになります。

 

 


世の中には、「できた人材」は、ものすごく不足しているのです。

【できる人】ではなく、【できた人】を目指しましょう。




あと、会社に不満があるのなら、自分で理想とする会社を作るのが最高の解決方法です。

これで全ては解決できます。


私は、32歳のとき、この問題を解決するために、自分が理想とする会社を作りました。

その結果、全ての不平不満など一切なくなったのです。


転職ではなく起業を考えた方が、自分の愚かさに気づくスピードが早くなります。



 


目標設定によるプロセスの感じ方の違いについて

2007年06月21日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)
中学生や高校生の頃は、いつもテスト勉強に追われていました。
新学期が始まったと思ったらもう中間テスト。
やっと終わったと思ったらもう期末テスト。。。
夏休みは本当にあっという間で、その繰り返し。
そうこうしているうちに大学受験の勉強・・・。

1回1回をなんとか乗り越えるために必死で
実際ほとんど何を勉強したのか覚えていないです
1回毎の山を越えた瞬間だけは、充実感を感じることができましたが、
それ以外の時間というのはどちらかというと苦痛でした。

テスト以外のことでも同じでした。
何か1つゴールがあって、そのために辛い思いをし、
ゴールが達成できたらまた次のゴールを探すという繰り返し。
でも、そのゴールを達成できなかったとしたら・・・
いつまでもずっと、人生が辛くなってしまうんでしょうか。

私は、今は違います。

仕事をしていて、本当に楽しいです。
日によっては忙しかったり、
慣れないこと・新しいことに挑戦すると
体力的に少し疲れてしまうことはあります。
でも気持ちはいつだって元気です。

高校生の頃の私と、今の私、何が違うのでしょうか。

今の私は、日々の仕事(高校生の頃でいうテスト勉強)が、
いったい何のためにあるのか、何につながっているのか、
それが分かっているから、そのプロセス自体も
楽しむことができるのだと思います。

私が行う仕事は、お客様への貢献であり、
自分の仕事やお客様への貢献を通じて社会を良くすること。
すべてはそこに「つながって」いるし、
そこにつながるような仕事を実現していこうとしています

この話は、実は会長の本の中にも「マイルストーン」を設定しよう、
というお話で書かれてまいす。

何かひとつやって終わり、そういうことを繰り返のではなくて、
すべてがひとつの道としてつながるような
生き方・仕事をしていくことが、大事なんですね。

それがとても楽しく幸せな状態であることを実感しています
今はまだまだ成長中なので、自分自身もっと考えていこうと思います。

                     伊井 美幾


最後の欲求

2007年06月20日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

10代、20代の主な欲求は、異性からもてたいという欲求。

30代、40代は、金持ちになりたいなどお金への欲求。

 

50代、60代、70代になると、健康・長生きなどの欲求が出てきます。

 

いつまでたっても心が開放されません。

秦の始皇帝や竹取物語をみても、全てを手に入れた人ですら、最後は、不老長寿の薬を求めます。

 

 

団塊の世代向けのセミナーは、健康に関するものが大半です。

 

さて、どんなに若く・美しくを願ったところで、必ず衰え死んでいくのです。

正しい死生観を持たない限り、死ぬまで幸福にはなれません。

 


6月23日 NHKに生出演します

2007年06月19日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

6月23日放送の「日本の、これから」 『納得してますか、あなたの働き方』という番組に生出演します。

夕方の7時半から10時半まで3時間番組です。

出演するとはいっても、コメンテーターではなく、一市民としてなので、おそらく、「ちょい役」なのですが・・・

私の本を読んでくれたNHKのディレクターが推薦してくれたのです。

基本的に手を上げて発言しない限り、カメラには写らないので、積極的に目立ってきます。


仕事の考え方

2007年06月18日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

仕事ってなんだろう

 

私たちは日々「仕事」を行っています。
仕事の中にはいくつか種類があります。
大きく分けると2つ…挙げられますか??

それは「作業」と「改善」です。

よく言われることですが、仕事は作業+改善で成っています。
しかしそれを認識していたとしても、意識をしていないと私たちは
ついつい「作業」を仕事だと思いがちです。

なぜ、そんなことが起こるのでしょう??

それは、作業は手足を動かしているので
あたかも仕事をしているような気分に浸れるからです。

でも、その認識はとても危険な認識です。
なぜなら、それを仕事だと認識したときに
自分が「仕事」を行えていないということに気づかず
延々と作業をし続ける人になってしまうからです。

では日々の業務の中で、具体的にどのように意識をすることで
この悪いスパイラルに入らずに済むのでしょうか?

それは、やはり「プロの仕事」を意識することです。

プロ…それは、企業でいうと経営者や管理者、トップセールスなど
多くいらっしゃると思います。

その人たちの「仕事」とは何でしょう??
毎日パソコンに向かってお仕事していることでしょうか?

それは違うと思います。
必ず、そうではなく全体を見回したり指示を出したり
お客さまに会いに出かけたり…とそのような業務を行っていることでしょう。

その人たちが行っている事こそが、価値を生み出す「仕事」なのです。

「そうは言っても、作業部分の業務もあるし…そればっかりできない」
と思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

作業部分の業務がある人こそ、意識してほしいのです。
作業部分を「仕事」と認識しないことで
早く「作業」を終わらせ、「仕事」に取り掛からなければいけない
そんな意識が生まれれば、現状のお仕事だけでない
「価値」を生み出す人へと成長できることと思います。

私も、それを実行する、そして実行するだけでなく
自身の下に入ってくる人たちに対して伝え、
価値を生み出す人間を多く、世の中に輩出していきます

 

                      心理カウンセラー  井上 由加里