久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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12年 春夏秋冬キャリアプラン

2010年09月28日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

今週は、インドのグルガオンにいます。

今月、バンガロール事務所もできて、かなり忙しくなっています。

3年半前に初めたインド事業も、既に35名のプロジェクトとなり、当社のコンサル事業の中でも最も大きな事業部になりました。

新規事業も時が経てば、メイン事業になります。

日本マーケットの縮小を考えると、この先は、アジアを中心にマーケットを拡大するしか方法はありません。

その中でもインドは、マーケットそしてのポテンシャルは非常に高く、インドは中国に続く確実な成長エリアと実感できます。

 

さて、インドにいる間に、12年キャリアプランを考えました。

3年周期で4回、合計12年で一つのキャリアを形成するものです。

【春】最初の3年・・・与えられたものを盲心的に我武者羅に仕事をする期間。
仕事は苦しく、給料も安いので、兎角、迷いが生じやすい。肉体的には、最も苦しむ時。転職もしたくなるが、ここを乗り越えると次のステージに入ることができる。

【夏】次の3年間・・・仕事も覚えて、実務が楽しくなるころ。ただし、実務ができるようになるので、仕事が出来るようになったと錯覚し、勉強を怠る人もいる。ここで勉強を怠った人は、仕事に流される人となり、プロフェッショナル領域には入れない。

【秋】7年目~9年・・・自分の得意分野を確立する時。プロフェッショナルとして得意分野が確立し、プロフェッショナルとしての仕事の楽しさが分かるようになる。しかし、このまま、自分の得意分野だけを伸ばしていくと職人化し、リーダー的存在にはなれない。部下指導能力でも差が出る時。

【冬】12年目・・・真のリーダーになれるか否かが問われる時。職人からリーダーになるため、自分自身の欠点と真剣に向き合う時。この時、自己否定が出来なければ、器の小さい人間で終わる。自分の長所ではなく、短所に目を向け、その克服を図った時、大きく人間的に成長する。自分自身と向き合うため、精神的に苦しい思いもする。

 

春と冬は、基本的には苦しむ時期。これを避けるとunfinished workが発生するため、次のステージには入れない。

夏と秋は、仕事が楽しく、順調に行くが故、楽しさに流され自分と向き合うことを忘れてしまう。時に傲慢となり、転落する危うさがある。成功こそが最大の試練となる。

 

冬を越えた人には、また、春がやってくる。これはセカンド・ライフであったり、別分野への成長ステージになる。

人生には、ステージに応じて様々な落とし穴が待ち構えている。

ここを読み切れると、自分の人生を自分自身でコントロールできるようになり、一喜一憂することもなくなる。

私は、今は、冬から春へのステージにあるが、冬のやり残しがあるため、春に完全に移行しきれていない。

 

冬のやり残しとは、社内の人材育成のモデル化であり、システム化である。


今年は、冬のやり残しと次に来るべき春の準備に取り掛かる時である。




【新刊情報】 もし、かけだしカウンセラーが経営コンサルタントになったら

2010年09月27日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

10月中旬に、新刊本がでます。

タイトル

【もし、かけだしカウンセラーが経営コンサルタントになったら

著者:久野康成+井上ゆかり

出版者:出版文化社

 

内容は、以前出版した母性の経営の絵本バーションです。

読みやすい本なので、ぜひ、見てください。