ミャンマーでは、驚きの連続でした。
まず、ATMがなくお金が引き出せない。
銀行で両替ができない。
さらに、クレジット・カードが使えるところがない・・・
私が泊まったホテルですら、カードが使えません。
現地通貨のチャトだけでなく、USドルは、使用可能でしたが、驚くことに、古いUSドル札は、どこへいっても受け取り拒否されました。
カンボジアのATMは、USドルだけが扱われていて(現地は、現地通貨とUSドルの両方が流通してます)
いくらか引き出していたので何とか支払いはできましたが・・・外食するお金がなく、通りに売っていたパンを食べて飢えをしのぎました。本当に、ギリギリでした。
ミャンマーに旅行に行く人は、新札のUSドル札を十分に持っていくことが必須のようです。
なお、ミャンマーでは、Big4が、2000年以降すべて撤退し、以前提携していたローカル事務所のみが残っています。
当社は、ミャンマーのローカル最大の事務所(元アーサーアンダーセン)と元PWCと提携関係にあった弁護士・会計士事務所と提携しました。
ミャンマーで会社設立するには、各省庁でNOCを取り付ける必要があり、政府機関とのコネクッションは必須です。ここが、非常に苦労するところですが、政府とのパイプの強い会計事務所・弁護士事務所との提携に成功したので、なんとかできることを期待してます。
なお、日系企業は、ここ10年、ほとんど新規進出はありません。
しかし、インド・中国・シンガポールからは、多くの企業が参入しており、まちがいなく、どこかのポイントでブレークする国ではあると思います。
カンボジアは、予想以上に発展していたので、カンボジアが、現在のベトナムのように成熟するのは時間の問題です。その時には、ミャンマーが急激に発展する時期になると思います。
決して遠い先ではないです。
あと、旧インド統治下(イギリス統治)にあったため、ほとんどの人は、流ちょうな英語を話します。
これは、他のメコン周辺の国にない特徴です。インド人と中国人は、大量にいました。
当社は、まず、提携先の弁護士事務所・会計事務所にジャパンデスクを置きます。
担当者、バンコク駐在員の小林が兼務します。
ミャンマーの投資・会計・税務・労務の本も年内には、完成します。
ミャンマーに関する初めての投資ガイドブックになります。
情報を集めるのに非常に苦労しましたが、法体系は、インドの影響を受け、基本的には、イギリス法がベースになっています。
新政府のもと、ゆっくりですが、改革が進んでいくと思います。
ちなみに、ヤンゴンには、オートバイは、走ってません。
旧政府が、車の通行の邪魔になるとのことで、禁止しました。
経済制裁で物資が少ないせいか、物価は高く感じました。タクシー代のメコン5か国の中で最も高く感じます。
車のほとんどは、20年前の日本車です。関税が高いので、中古車の値段も非常に高いです。これは、スリランカなどでも同じです。