久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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ジェトロ三重 インド・ビジネス講演会

2010年02月27日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

月曜日にジェトロ三重で、インドビジネスの講演会を開催します。

本日、発表されたインド2010年予算案、税法改正点についても簡単に触れます。

おそらく、この講演会が、インドの最新予算案に関する最初の講演会になると思います。


結局、期待されていた間接税の統一であるGST(Goods and Service Tax)は、少なくとも半年間の見送りとなりました。

細かい税率の調整が、州の間で調整がつかなかったためです。


 


長く働ける職場に就職したい

2010年02月24日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

先日、長く働ける職場に就職したいと言う人に出会いました。


そもそも、「長く働ける職場」っていったいどんなところなんでしょうか。


このような価値観の持ち主は、公務員になるのが最も良いかもしれませんが、・・・このような公務員から、私はサービスを受けたくありません。


同じ職場で、長く働けるか否かは、そもそもその人の実力次第なわけだから、長く働けることとは、結果に過ぎません。

ただ、会社によっては、寿退社が当然と思われているようなところもあるので、そのようなところは避けた方が良いのかもしれませんが・・・

 

会社は、良い人材を手放したいとは思いません。


会社が手放すとすれば、良い人材ではなかったからなのでしょう。

 

会社が絶対に手放したくない人材を目指せば、自ずから、同じ職場で長く働くことができるようになると思います。

 


日本一暇な現役会計士

2010年02月22日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

私の目標は、日本一、暇で仕事がない会計士だったのです。


よく、社長や弁護士の先生で、忙しさ自慢をされる方がいますが・・

これは、人に仕事を任せられないということ。


全て任せてしまえば、本当に暇になります。



私は、会計士として独立し、仕事柄、人に仕事を任せられない、自分が行わなければどうにもならないものでしたが、ある時、会計士から経営者に転換する決心をしました。


基本的には、自分で仕事をすることを辞めて、全てスタッフができる仕事に変えたのです。


これを徹底的に追求したら、日本一暇な、現役会計士になった気がします。


では、暇になった私は、何をするかというと・・・

毎日、何をするか、何をすべきかを考えています。

会社にとって何が必要なのかを考えているのです。

妻に言わせると、【あなたは、人に全部任せて、何もしない】と言われ続けてきましたが・・・

 

人間は、体を動かしながら、頭を使うことは難しいものです。
頭を働かせるためには、体を使わないことも重要です。




船の船長が機関士を兼ねていては、大変です。

船長は、一見、何もしていないように見えますが、常に何かを考えているはずです。


経営者も同じで、忙しがっている経営者とは、本来、船長のはずが、なぜか機関士の仕事をしてしまっているということです。

船長は、船長の仕事をする。

経営者は、経営者の仕事をする。


本当にこれが実現できると、本当に暇な(暇そうに見える)人になると思います。

 


この世に生きる意味

2010年02月21日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

この世に生きる意味…


週末に当社の代表が「社員への手紙」として送った言葉を
ずっと考えながら過ごしました、、、井上です。

改めて「この世に生まれた意味」を考えました。

私の生きる意味…それは、母性の経営でも書いた通り
「人がイキイキと働き、最大の価値を生み出すお手伝いをすること」。

私は組織の中でシニアとなり、3年が過ぎようとしています。
自分の抱える業務が多くなっていくのにつれて
私が向き合う対象は、顧客やその社員となり
いつの間にか、自社の社員一人ひとりと向き合うことも
少なくなっていたように思います。

自分が生きている意味…
この会社に存在している意味…

死ぬほどの努力をし、価値を与え、そして役割を果たし
「生きる意味」を達成するために、行動をしていきたい!!!

そう、改めて考えた週末でした。

 

                              井上ゆかり


 


社員への手紙

2010年02月20日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
スタッフ各位


今年に入り、表面的に見るとたくさんのことを行ってきました。


・朝けんを英語で行う

いつかは、【でき和】英語でディスカッションしたいと思っていましたが・・・
「いつか」、などという日は永遠に来ないことなど、多くの先人が語っています。

しかし、インドでは、私が訪問した時に、「でき和」を英語でディスカッションしまし
た。
(私がいないと、おそらくやっていないのかもしれませんが・・・)

これは、そのチームを率いるリーダーが何を大切にして行動しているかが分かります。


重要性ではなく緊急性で動くリーダーは、最悪です。

人々を悪い方向に導き、やがては組織を壊滅させます。


当社のシニアの中にも、残念ながら重要性ではなく、緊急性で動く人が数知れずいます。



私が何を大切にしているのか、まず、それを理解してください。



・降格人事の実施
新しいTTPA評価制度を当社の中でもスタートさせました。

今後、今度の選挙で選ばれたGLがスタッフの考課測定を行うことにもなります。

評価とは、会社の理念を反映するツールでもあります。


降格人事とは、年功序列ではなく、より多くの人にチャンスを与えるためのものでもあ
ります。

昇格だけの人事は、組織が成長過程にあったバブル前なら問題なかったのですが、今後
の日本の置かれた状況を考えると、多くの企業が、降格人事を行う気がします。

私は、これは、組織を硬直化させないための、世の中の必然的流れの気がします。



・勉強時間の測定
本来、勉強とは自主的に行うべきものであり、いちいち会社に報告すべきものではあり
ません。

私も自主的に動くことを理想としてきましたが、良く考えると、当社の社員のレベルで
は、理想に基づく組織運営をしては、かえって破綻することが分かりました。


社内の中で、誰が頑張っているのか、この情報を共有すると非常に励みになることも良
く分かりました。


我々は、まだ、受験生であり、成長の第一歩を踏み出している立場です。
この立場を理解すれば、死に物狂いで勉強する時であることが理解できるはずです。

1か月100時間勉強を目指しましょう。

努力が必ずしも成功に結び付くわけではありません。
しかし、今ほど、努力が報われる時はないのです。



・シニアスタッフの半ば強制的なGL立候補及び統括シニアの廃止

GLのレベルアップは、当社の要です。

当社の質は、シニアとGLのレベルで決まると言っても過言ではありません。

それほど私は、シニアの質とGLの質にこだわりを持っています。


このレベルを引き上げない限り、当社に未来はありません。


近年起きた傾向として、シニアがGLに立候補しなくなり、スキル志向に走り、
心のレベルを落としたことにあります。


シニアからしか良いマネージャーは出ません。

マネージャーに求められるのは、心と技のバランスです。


現在のシニア層からは、次のマネージャーは出ません。

どちらも私が求めるレベルに到達していないからです。


シニアは、パートナーになるためには、何が必要か真剣に考えてください。

そうすれば、自ずから、マネージャーになることができます。


シニアは、もう一度、トレーニングのやり直しが必要です。

経営者マインドとは何か?もう一度考えてください。



・年2回、研修会の意義
私は、この研修会に多大な費用をかけています。

毎朝、就業時間の1時間を使う「あさ研」、年2回の泊まり込み研修会。

これらに、いったいどれだけのコストがかかっているのか試算したことはありますか?


多大なコストを使っても、大切にしなければいけないものがあります。

それは、皆さんの哲学形成と共有です。


目に見えないものを大切にできる人が、真の経営者マインドを持ち、優秀なリーダーに
なります。お金は、大切ですが、使った時にしか価値を生み出しません。

保有に価値があるのではなく、消費に価値が発生するのです。


お金をいかに稼ぐかは、その人の能力に依存します。
しかし、そのお金をいかに使うかは、その人の人徳が現れます。

当社ほど、社員研修にお金を使っている会社は多くありません。



私が、大切にしているものは、目に見えないものです。

その価値を共有するには、かなりの勉強と努力がいるかもしれません。


しかし、共有できない人は、この会社を去らなければなりません。

それは、より多くの人に働く機会を与えることも私の使命だからです。

その人たちに席を譲ってあげてください。



当社の品質向上は、
【技】だけではなく、【心】のレベルアップも図る必要があります。


【技】のアップ方法が、英語の朝けん、勉強時間集計
【心】のアップ方法が、TTPAの社内実施、シニアGL立候補です。


心と技の成長がリンクした時、皆さんは、皆さんが想像している以上の人間になれるは
ずです。


努力は必ず実ります。

努力した人の未来は、努力しなかった人の未来とは、比べ物になりません。



プロフェッショナルとは、死ぬまで、死ぬほど努力する人です。

堕落から幸福は得られません。

人に価値の与えられる人になりましょう。

それが、あなたがこの世の中に生まれてきた理由です。



久野




社員の云う通りに経営を行えば、会社は必ず潰れる!

2010年02月20日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

社員の云う通りに、経営者が経営を行えば、会社は必ず倒産します。

経営は、それほど甘くありません。


これと同じように、
国民が云う通りに、政治家が政治を行えば、国は必ず破綻します。

政治は、それほど甘くありません。



それゆえ、直接政治ではなく、間接政治がおこなわれるのです。

政治家は、国民を代表しながらも、大衆の意見に従うべきではないのです。



経営では、経営者は、社員ではなく株主から選任されます。

しかし、政治家は、大衆から選任されます。


それゆえ、政治家は、リーダーとして、教育者として大衆を導かなくてはいけません。



人間は、全ての人から好かれようとすれば、全ての人から嫌われるようになります。


大衆に迎合することなく、強いリーダーシップを発揮しなくてはいけません。


経営者は、社員の云うことに耳を傾けながらも、その意見に従ってはいけません。

政治家も、国民の云うことに耳を傾けながらも、その意見に従ってはいけないのです。


 


内閣総理大臣 自分の在任中に消費税の増税は行わない

2010年02月17日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

小泉純一郎氏が総理大臣であった頃、自分の在任中に消費税の増税は行わないとおっしゃっていました。

しかし、これは、総理大臣でなくなったときに増税するという意味ではなかったようです。


これと全く同じようなことを鳩山氏もおっしゃっています。


さて、消費税アップは、総理大臣にとっては、ババ抜きの「ババ」なのか?
こんな発想は、本当に腰ぬけとしか言いようがありません。

 

英雄になれる「切り札」だとは思えないのでしょうか?


誰もが避けてきたことを一体、だれが行うのか?


これを実行できる人こそ、日本が今、求めている真のリーダーだと思います。

政治家は、政党の議席を守るためではなく、国民のために行動してほしいものです。国力回復のためには、真のリーダーが必要です。



消費税の増税に自民党は協力せよ!

2010年02月15日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

日本の財政を根本的に解決するためには、消費税アップは不可欠です。

多くの人が分かっていながら、これが選挙の争点になると、増税しようとする政党は負ける可能性があります。

これでは、いつまでたっても本質的な問題は解決しません。


自民党が、消費税増税に対して積極的に支援することによって、この問題を選挙の争点から外すべきです。

先送りすべきものではありません。



問題は長期的視点で考えるべきです。

今の選挙民にとって何が望ましいかではなく、今の子供たちにとってどんな国作りが必要かを考えるべきです。

この国は、先祖から引き継いでいるものではなく、未来の子供たちから借りているものと考えれば、どのような状態にして引き継ぐべきかが自ずから分かるはずです。


これ以上、国が借金をすべきではありません。

抜本的な財政改革を早く進めなければいけません。

 


英語教育は、小学校だけでなく、大学を変えるべき

2010年02月15日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

高校時代に英語を勉強しても、大学の4年間でほとんどの人が英語を忘れてしまいます。

それは、大学で英語で授業を行わないからです。

 

今後のグローバリゼーションに対応するためには、小学校から英語を教えることも重要とは思いますが、大学の授業の大半を英語で実施すれば、問題の大半は解決するのではないでしょうか?

大学生になれば、日本語を勉強する必要はないので、国際的に通用する人材育成のためには、専門分野を英語で学ぶ方が手っ取り早いです。


これによって、大学生は、バイトではなく、大学の授業を受けない限り、卒業できなくなり、真剣に勉強するかもしれません。

大学への進学率、卒業できる人は少なくなるかもしれませんが、日本には大学が多すぎです。

良い教育ができない大学は、淘汰されてしかるべきと思います。



日本が一番行わなければならないのは、大学改革と思います。


弁護士 伊藤真先生とのコラボセミナー

2010年02月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
伊藤真先生の著書、『続ける力』に関する講演会決定しました。

継続力を身につけ、難関試験等にパスする方法、生き方について
熱く語っていただけると思います。

後半は、私とのパネルディスカッションを行います。


皆さんからの積極的な質問、お待ちしております。



日時 : 4月21日 19時より

場所 : ビズ新宿

テーマ :続ける力

参加費 :3,000円



ビジネス環境の変化は自分の変化スピードより速い

2010年02月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

当社では、今年から、朝の研修会やグループリーダー会を全て英語で行うようにしました。

今後、日本企業のグローバル化に伴い、会計業務は英語が不可欠になるためです。

しかし、英語を身につけるためには、一日3時間、3年間の努力が必要です。

少しぐらいサボってもすぐには、自分自身は変化しないかも知れませんが、気づいた時には取り返しのつかないくらい大きな差になります。


これに対して、ビジネス環境の変化スピードは一気にきます。

例えば、海外子会社を買収し、直ぐに現地のローカルスタッフとのコミュニケーションが必要になったとか・・・

 

突然の変化は、予測可能なものなので、事前に準備が必要です。

この準備を日ごろから心がける人と、先送りする人がいます。

 

十数年前、オフィスに一気にコンピュータが導入され、使えなかった人は死滅しました。


これと同じことが、日本のビジネスでもう一度起きようとしています。

我々は、英語ができなければ死滅する可能性が非常に高まっています。


すでに経済大国ではなくなった日本の生き残りは、海外進出の加速化と海外企業のM&Aしかありません。

 

国内マーケットは、今後、小さくなることはあっても大きくはなりません。


IFRSは、M&Aを加速します。

日本人は、大きな変化の局面にいると思います。

今こそ努力すべき時です。


プロにとっての「特別なとき」・・・

2010年02月12日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

特別なとき…

 

「特別なときだからこそ、特別なことはしない」

フィギュアの浅田真央選手がテレビのインタビューで
オリンピックに臨む気持ちをそう表現していました。

オリンピックに出る選手は、この「特別なとき」のために
4年間必死の準備をして大会に臨みます。

だからこそ、万全な体制で大会を迎えるために
いろいろなことを準備するはずです。

しかし、トップ選手である浅田さんは「特別なことはしない」ことを
オリンピックに向けた決意として述べていたのです。

このセリフは普段から入念な準備をし、いつであっても
最高なコンディションでいる「プロ」だからこそ
言えるセリフなのだと思います。

往々にして私たちは「特別なとき」の直前となって
必死になって努力をします。
期末テストの目前になって徹夜をしてしまうようなものです。

しかし、そんなことをして良いコンディションでいられるわけがありません。

「特別なとき」だからこそ「特別なこと」をするのではなく
いつでも「特別なとき」のために
 準備をし続けられる
プロでいることの重要性を改めて認識させられます。


                          井上ゆかり



時間は消費するか、投資するかの2つ

2010年02月11日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

時間の使い方には、

消費と投資があります。


投資は、リターンを生みます。

努力は、明日のリターンとして跳ね返ってきます。

 

消費は、何も生みません。単なる堕落になることもしばしばあります。


消費を続けても、投資を続けても、少しづつの変化しかしませんが、
長い目で見ると、大きな差になります。


今日何時間、投資したかが明日の豊かさや幸福につながります。

今日の自分は、過去の投資結果です。

 

自分を変えるためには、時間投資量をまずは増やすことです。

あとは、これを習慣化することですね。


大阪支社長候補 および 紹介事業部部長候補 募集します!

2010年02月10日 | 楽しいお知らせ

大阪支社長 候補

人材紹介事業部 部長 候補

募集します!


経験は問いません。

マネジメント能力があればOKです。

ただし、マネジメント能力が重要です。


大阪支社長に関しては、公認会計士相当の能力を望みます。
公認会計士でなくてもOKですが、コンサル業務の品質管理ができなければいけません。


紹介事業部部長候補は、経験と実績があれば、優遇します。



お問い合わせは、人事部 井上まで。

 

 






水とダイヤモンド どちらが価値があるか? (1)

2010年02月10日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

水は、我々の生活に不可欠なものであります。

しかし、値段は安い。

これに対して、宝飾品としてのダイヤモンドは、なくても困りませんが、
値段は高い。

さて、どちらが価値があるでしょうか?

一般的に価値は、設定された価格によって測定されます。
これによると、ダイヤの方が水より価値が高くなります。


これは、本来の使用価値の大きさではなく、「希少性」が価格を左右するためです。


我々は、どんなに世の中で大切な仕事をしていても、インド人や中国人
に代替可能な作業をしていると、市場価値は低くなり、給料は安くなります。


仕事は、希少性のあるものを追求しないと、世の中では

結局評価させなくなります。


・・・つづく。