久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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久しぶりにTOEIC受験しました

2010年05月30日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

約半年ぶりにTOEIC受験しました。

周りの受験生は、ほとんど大学生でした。

最近は、企業もTOEICの成績を重視しているところも多くあるので
当然かもしれません。

 

久しぶりに受験して、明らかにリーディングの能力は上がっている気がしました。

英語を勉強して思うのは、ボキャブラリーを忘れる早さです。

今は、「究極の英単語12,000」を使っているのですが、完全に忘れなくなるまで、繰り返すしかありません。

地味な努力が必要ですが、最終的には、ボキャブラリーが英語力を決めると思います。

 

 


一生懸命に就職活動している人へ

2010年05月29日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

就職活動中の学生から、

「就職活動が忙しくて・・・勉強がおろそかになっている」

という話を聞くことが良くあります。

と言うことは、就職活動を一生懸命にすると、「落ちる」ということです。


企業は、一生懸命に就職活動をしている人ではなく、
      一生懸命に勉強している人を欲しています。


つまり、一生懸命に就職活動し、本来の勉強を怠れば、自分が望むものが得られないということです。


人生は、常に矛盾を孕んでいると言えます。



自分が望むものが得られないとすれば、自ら、それを遠ざける行為をしているのかもしれません。


欲しいものは、追いかけるより、結果として付いてくるようにした方が良いのかもしれませんね。


FUTURECAST

2010年05月19日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

2020の原書である、FUTURECASTも合わせて読んでいます。

(英文も非常に綺麗で、ビジネス英語を身につける上で、かなり良いです。)


この本は、私の「教科書」になっています。

この本は、今後の戦略を立てる上で非常に役立ちます。

沢山の人に読んでもらいたいと思います。


この中の一つの内容を紹介すると・・・


人口減する国が、公的年金制度のコストがうなぎ上りになる中で、国の首脳がとる選択肢は3つしかない。

①生活が苦しく、ただでさえ不満を抱いている少子化世代に増税を迫る。

②老後の社会保障を削減して、膨大な数の高齢者たちを失望させる。

③国が何百兆もの借金を抱えるに任せて社会保障制度を維持するーーーそして、さらに国の経済成長の足を引っ張る。(もしくは、国が破たんする)



私は、本来は、②の選択をしながら、消費税を増税し、①を行わなければならない(直接税の減税とセットで、トータルでは、増税)と思います。


ただし、②は、主たる有権者で、これを行うと与党の維持ができないと政治家が思うので、・・・結局、政治家は③という、最悪の選択をし、国を破たんに追い込むと思います。


先送りほど、楽な意思決定はありません。
(JALがなぜ、倒産したのか考えればよくわかります。)


政治家より安定した地位の経営者ですら、会社を変えることができないのだから・・・
日本の政治家が、これを変えられるとは到底思えません。


著者が言うには、正しい意思決定をするには、
チャーチルが持っていた、政治的手腕と、レーガンが持っていた国民を納得させる力を持たなければならないそうです。

米国は、低い社会保障、中国は、ないに等しい社会保障で、少子化という難局を乗り越えられるそうです。

これに対して、日本や欧州は、今のままでは・・・・


日本には、正しい意思決定ができる政治家が必要です。

グローバリゼーションの影響(賃金格差、失業率の増加)を避けることなく、前向きにとらえ、痛みは伴っても、日本が国際市場の中で勝ち抜くより方法はないのです。

この流れに逆らった政策は、単なる先送りで、国家を破たんさせるリスクを大きくするだけです。

今起きているのは、不況のせいではありません。

デフレーションとは、グローバリゼーションの副作用であり、避けることができな事象です。


日本企業の多国籍化しか、生きる道は残っていません。



 


2020

2010年05月18日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

2020 10年後の世界秩序を予測する (ロバート・J/シャピロ)

という本を読んでいます。

 

グローバリゼーションをチャンスにするには、

①失業率のアップ
②格差の拡大

を甘受しなければならないことが説かれています。

政治家は、国内の上記の2つの問題を解決するために躍起になりますが、
どんなに頑張っても、税金を無駄にするだけであり、これを受け止めて
日本が復活するためのシナリオを描かんければなりません。

当社の今後のインドでの戦略を考える上でも非常に参考になる本です。


この本は、米国のクリントン元大統領の経済顧問をした人ですが、米国の
世界戦略が非常によくわかりました。


インド人 採用   (インド人中途採用  インド人新卒採用)

2010年05月12日 | 楽しいお知らせ

インド人の採用を積極的に進めています。

正社員、アルバイトどちらも可能です。

特に、インドに帰国し、インド国内でも働くことができるインド人ならなお可です。


お問い合わせは、
インド事業 採用担当 井上まで
電話03-5369-2930

メール f-info@jin-zai.co.jp


当社は、日本に留学しているインド人に働くチャンスをたくさん与えることができます。
応募、お待ちしております。

 


国家戦略を転換せよ

2010年05月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

先日、インドのチェンナイに行った時、空港から市街地に行く道に、サムスンの広告が溢れかえっているのには、本当に驚きました。

インドでは、サムスン、LGは大成功しています。

この2社と同時期に日立は、インドに投資をしていたのですが、今では、見る影もないほどです。

インドでの韓国企業の成功モデルをみると、日本企業は、あまりにも技術(品質)にこだわりすぎ、価格と品質のバランスを欠く製品づくりをしてしまった気がします。

日本国内市場は、ある程度大きく、そこに胡坐をかいてしまったためでしょう。

しかし、新興国の市場は無視することはできません。


日本は国家をあげて、海外で活躍できる人材育成に力を入れなければいけません。

そのためには、人を動かすリーダーシップと英語力が最も日本人には欠けています。


高校授業料無償化ではなく、国を動かすエリート教育に力を入れるべきです。

ユニクロの柳井さんが、年収100円か1億円かの時代になったと言っていましたが、まさにその通りです。

1億を目指さなければ、600万円にも到達しない時代が来たということです。





当社は、インド事業を中心とした国際事業を、当社の中心事業に置きました。


3年前までは、インド事業は、新規事業でしたが、今は、その伸び率から、既に当社の中心事業に変わりつつあります。

当期の売り上げは、国内税務部門の売上高に匹敵し、来期は、国内の会計コンサル部門の売り上げに並ぶ勢いで成長をしています。

国際事業と国内事業のシナジーを図るためのサービスが、今後、重要になります。

 

今後は、当社もインド人採用を積極的に進め、国際事業の拡大を早急に図ります。

当社は、既にインド事業だけで20名のスタッフを配置しました。
(公認会計士2名、税理士1名、米国公認会計士1名、インド勅許会計士2名社会保険労務士1名を含む)

現在、インドでの事業所は、グルガオン、チェンナイですが、チェンナイ事務所は、来月までに引っ越しをして、拡大を図ります。

さらに、年内には、バンガロールにも事務所を出します。


国際事業での収益の全てをインドにおける投資に回し、組織の拡充を図っていきます。


思考力  考える力

2010年05月05日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

私は、子供の頃、将棋が本当に好きでした。

なぜかと言えば、親から唯一、買ってもらった「おもちゃ」だったからです。

子供の頃といっても、実は、高校生まで遊んでいました。


今思えば、将棋を行っていて、本当に良かったです。

将棋は、思考力を高める上で、非常に役立つゲームです。

これは、シミュレーションをしながら、先を読むもので、相手の思考法を上回らない限り、勝つことはありません。

資源の格差がない状態で、ゲームはスタートするので、格差は、思考格差のみなのです。


実際の経営では、資源格差は、当然ありますが、勝てるポイントは何かを戦略的に発見し、効率的に活用しなくてはいけません。

弱者の立場でも、強者の立場でも、それぞれの立場に従った戦略はあります。


今思えば、将棋は、経営の基本戦略を思考する上で自分の中で非常に役立っていることが分かります。

将棋が強い人は、数学も得意と言われています。

また、数学が得意な人は、論理思考も長けています。


このように考えると、論理思考を高めるには、将棋のような本格的なシミュレーションゲームで脳を鍛えることが良いのかもしれません。



70年周期説

2010年05月03日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

神田昌典氏は、【歴史は、70年周期で繰り返す】と言っています。

70年前の来年は、1941年です。


開戦に消極的だった、近衛首相は、「日米諒解案」を提示し、1941年4月16日からワシントンで日米交渉を開始しています。

6月20日、ドイツは、独ソ不可侵条約を破りソ連に攻め込みました。


この流れを受けて、12月8日真珠湾攻撃がなされたのです。



神田氏は、来年は、今までの価値観が根本的に変わるときと言っています。

真偽を考えるより、私は、70年前の世界が今後どのように変化していったのか、とりあえず、太平洋戦争あたりの歴史の本を買って勉強しています。

歴史とは、単に史実を追うのではなく、その時の人の気持ちになって、どんな気持ちで判断をしていったのかを考えることが重要と誰かが言っていました。

当事者の気持ちで、自分だったらどうすべきだったのかを考えていきたいと思います。

1941年を考えることを通じて、2011年の生き方を考えてみます。
70年前で考えると、今から5年後に太平洋戦争が終わります。

そのときに今までと構造的に異なる価値観が生まれるかもしれません。

過去4年間は、日本は、日中戦争を行い、中国と米国は接近し、米国と日本の関係は悪化していきました。

これも現代に通じる何かがあるかもしれません。

これからの5年間は、激動の時代になることでしょう。



ちなみに、今日から1週間、インドのチェンナイとグルガオンにいます。
当社から、新任のインド駐在員が一人増えました。

今後の活躍を期待しています。