久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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仕事 家庭 趣味  3つのバランス

2014年12月02日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
仕事、家庭、趣味の3つのバランスが重要なことに異論のある人はいないであろう。

しかし、このバランスに誰もが苦労するのである。

その理由は、誤ったものをそれぞれに求めることが原因である。


私が考える理想的なものは、

①仕事・・・生きる目的、楽しみ

②家庭・・・安心、安定

③趣味・・・刺激


しかし、

①仕事に安定を求めると・・・仕事をハードにしない公務員になったり、大企業に就職したくなる。大企業の福利厚生にばかり注目したくなる。

職場に付くことが、安定と考えれば、ハードに働く必要がなくなり、企業としては、厄介な社員となる。



次に、
仕事に刺激を求めると・・・自分のしたいこと、新しい経験、知識、技術ばかりを追い求める。結果として、転職を繰り返す。

これが、経営者になると、M&Aにのめりこみ、売り上げ拡大だけを目指す。レバレッジが効く経営を目指すため、債務が増加して、財務が脆弱になり、倒産リスクが高まる。


②家庭に刺激をもとめると・・・結婚する前は、もっといろいろ「連れて行ってくれたのに・・」なんて、相手に不満がつのる。

家庭に楽しみをもとめると・・・「たのしくない」という不満にかわる。

家庭を守るとは、刺激的でも楽しいことでもなく、平凡で、苦労するものと考える方がよいのではないか?これが、安定を得ている代償(コスト)ともいえる。



③趣味に楽しみをもとめると・・・仕事に熱が入らなくなる。趣味を第一と考えるので、ここにお金を投資して、仕事での稼ぎをつぎ込んでしまう。家庭もそっちのけになる可能性が大。


趣味に、楽しみと安定を求めると・・・アバンチュールな刺激ではなく、本気になれば、離婚と結婚を繰り返すことになる(欧米人は、離婚より浮気の方が罪が重いと思う傾向があるので、浮気相手が、次の配偶者になることが多い)



さて、あなたは、仕事、家庭、趣味に何を求めているのか?

求めているものに問題があれば、この3つはバランスしないのだ。