久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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人を育てることを目標設定しよう!

2007年09月30日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

多くの人は、【自分の成長】には、関心がありますが、
【他人の成長】には、関心を示しません。


自分の成長とは、「自分の時間を自分のために使うこと」であり、

他人を成長させられる人とは、
「自分の時間を他人のために使うこと」ができる人です。



新しく入ってきた後輩の指導に尽力できる人は、アウトプット中心の仕事が出来るため、結果として早く成長できます。

自分の成長にしか感心のない人は、インプット中心の仕事スタイルのため、歩留まりが悪く、結果として、アウトプット中心の人より成長が遅くなります。


人間は、「学ぶ」より、「教える」方が成長が早いのです。



教える側にならない限り、決して管理職にはなれません。
40歳過ぎると、パソコンに向かって仕事をすることは、非常につらくなります。
管理職にならない限り、派遣や契約社員に仕事は取って代わられます。


まずは、自分より他人に関心を持つこと。
自分にしか関心のない人は、コミュニケーション能力が劣っていきます。

結果として、下流社会・下流社員から抜け出せなくなります。


スキルだけに興味を持つのではなく、管理職を目指してください。
管理職を目指せば、自分の足りなさが見えてきます。


不平不満を言っている人は、自分で自分の道を切り開くことが出来ない人なのです。


道を切り開くためには、「努力」以外ありません。
時間を無駄にせず、自分を信じ、勉強し続けるしかないのです。

 


茨の道を選ぶか、平坦な道を選ぶか?

2007年09月29日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

人生、進む道で迷ったとき、どのような判断基準を持つべきか?

 

人生の進路について、迷うことは、誰にでも訪れるものです。
私は、迷ったときは、より苦しい道を選ぶようにしてきました。
そのほうが、後になってみると正解であることが圧倒的に多いからです。

しかし、人間はより楽なほうを選んでしまいがちです。
努力をしない方向で道を選択してしまうのです。


山で道に迷って遭難したとき、どのように行動すべきか?

人間は、下に降りれば、山から下りられると錯覚します。
しかし、下に降りると、深い谷にはまり、完全に出られなくなる危険があります。

道に迷ったときには、上に登れといいます。
上に登れば、自分がいる場所も見渡せるようになり、帰るべき道を発見することも出来るでしょう。



人生に迷ったとき、何の行動もせずにいたずらに時間だけが過ぎていくことがあります。迷ったときこそ、努力し、勉強すべきです。

努力しない限り、自分の人生を切り開くことはできません。



会計士や税理士の試験も10人に一人しか合格しないのです。
何年か勉強していれば合格できるというものではないのです。

働きながら勉強する人は、勉強だけに集中できる人よりもハンディーを負っています。

それを跳ね返すだけの努力をしない限り、合格はできません。
われわれには、悩む時間などありません。とにかく、勉強に集中することです。

受験生のみなさん、がんばってください。




 


再び職人の時代がやってくる!! 成功する職人・失敗する職人

2007年09月22日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

さて、職人は死滅すると書きましたが・・・

経営は、逆もまた真なり。

職人を超えた、「超職人」は、時代を創るのです。

 


私は、今後の経営環境を予測するに当たり、自分の業界だけでなく、他の業界を研究するようにしています。

例えば、弁護士業界を考えてみましょう。

 

いま、成功している弁護士が分かれば、それを自分の業界にも応用できるかもしれません。

弁護士業界では・・・実は、・・・・超職人が成功しているのです。


どんな職人かというと・・・特殊な技能を持った人です。
具体的にいうと、海外がらみのM&Aを専門にしている弁護士の稼ぎは半端ではありません。


なぜかといえば、弁護士は、今後、どんどん人数が増えていきます。
つまり、弁護士という資格をとっただけでは、食べられない時代がきます。

そんななかで、「弁護士+英語+M&A」

という3つの技能をそろえた人は、非常に希少性のある職人なのです。


われわれも単に会計士・税理士をとっただけでは、大衆に埋もれてしまいます。

「税理士+英語+国際税務」となれば希少な存在となります。

今後、日本企業が多国籍化していく過程で、英語のできる、国際税務のできる税理士は、本当に希少な存在です。


われわれは、インドの会計に特化することによって、
「税理士+英語+国際税務+インド会計・税務」という超職人を沢山作っていきます。



おかげざまで、インド会計・税務セミナーも大盛況のうちに終わりました。
ほとんどの企業が上場会社で、そのうち半分の企業が既に現地に会社を持っている企業でした。

巷にあふれる他のインド関連セミナーと異なって、非常に具体的・専門的であったと言っていただけました。
(セミナー参加費は、一般的なインドセミナーと比較して、10倍に設定していました。)
このセミナーのために、わざわざインドからチャタジー弁護士も招聘したのです。



われわれは、インドの弁護士事務所と共同事務所を作ったため、非常に専門的なことも即答できる体制が整っています。

ビッグウエーブに乗るためには、いつ波が来るのかを予測し、誰よりも早く行動しなくてはいけません。

誰にでも見えるときには、波に乗ることはできません。


新しい波は何かを考え、先回りする職人こそ、経営者感覚を備えた「超職人」といえるのです。

 

 

 時代の変化は変えられない、

できることはただ、

その先頭に立つことだけである


成功するビジネスより、失敗しないビジネスから始めよう!

2007年09月19日 | ビジネスの感性

飲食店を開業される方の大半は、6ヶ月以内に倒産、廃業に追い込まれるのが現実です。

飲食店のオープンに関しては、敷金・設備など開業資金がかなりかさみます。


ラーメン屋で一生懸命アルバイトし、資金をためて、いざ、ラーメン店をオープンしあっという間に資金が尽きて廃業ということもざらです。

開業資金がかさむビジネスは、再起することが非常に難しいのです。


ではどうしたらよいか?
ラーメン店をオープンしようとする人の多くは、おいしいラーメンを作ることにこだわります。職人として修行し、作れるようになったので自分の店を持とうとします。

かつての日本のように人口がどんどん増えているのであれば、それでも良かったかもしれません。

私は、おいしいラーメンを作れるようになることも重要ですが、雇われ店長として、どんな店を任されても成功できるようなマネジメントスキルを付けることの方がもっと重要と思います。

マネジメントスキルができれば、職人は雇えばいいのです。
自分がおいしいラーメンを作れなくても、おいしいラーメンを作れる人と一緒に店をオープンさせればいいのです。



しかし、この逆は非常に困難です。

自分が、おいしいラーメンを作れても、マネジメントスキルのある人を探して、店をオープンさせることは不可能です。

なぜ、不可能か??

おいしいラーメンを作ることだけにこだわった人は、マネジメントの重要性に気づいていないからです。結果として、自分だけで始めて半年以内に倒産するのです。




私は、この春、グループ内に社会保険労務士法人を開設しました。

私自身は、社会保険労務士ではありません。したがって、社会保険労務士を採用したのです。現在、社会保険労務士は、社内に10名以上います。

社会保険労務士法人を開設した理由は、今までにない、まったく新しい会社を作りたかったからです。
手続き業務ではなく、人事コンサル中心の法人にしようと思います。

これは、現在、われわれが行っている事業とのシナジー効果が非常に大きいこと、全国展開できる社会保険労務士法人が、税理士法人と比較しても本当に数少ないからです。

多くの人は、社会保険労務士の将来像に不安を感じている人がいますが、ビジネスは、組み合わせによって全く別の新しいものを生み出すことができます。

私は、手続き業務だけを行う税理士・社会保険労務士に未来はないと思っていますが、今までにない価値提供を行うことができれば、資格を超えて、世の中に受け入れられるようになると思っています。


人が行っていることを、単に猿真似するのではなく、新しい価値として昇華させていくことが、ビジネスにとって最も重要なことです。




3日間家にこもり続けました。

2007年09月18日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

この3連休は、10月中旬発売予定のM&Aの本の初校の校正で家で、延々とこもり続けていました。

非常に疲れましたが、充実した3連休?でした。

これで、あとは、インドの会計本に集中できます。



さて、ちょっと立ち寄った本屋で、「30代の戦略ノート」という本を見つけ、買って読みました。米国公認会計士の方が書いた本です。

 

「はじめに」に格差社会について触れられていました。
格差社会とは、「努力が実る時代」と定義されていました。
さすがです・・・

普通の人は、悪いようにしか見られないところ、成功する人の発想は、やはり前向きです。



インドに関しても、中国と比較すれば、外資の投資額は比較にならないほど小さいのが現実です。

これを単に小さいと見るか、ポテンシャルが大きいと見るかは、経営者の経営感覚によるのでしょう。

 

 


9月号 【財界】に似顔絵つきででています。

2007年09月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

9月25日号(発売中)の『財界』の「ずいひつ」というコーナーで、似顔絵つきで出ています。

実物より、ほっそりした感じで、かつ、髪の毛がちょっと足されています。

これも、気遣いでしょうか・・・



あと、先日、「コロンブス」から取材を受けたので、近日中にコロンブスにも出る予定です。


あなたの会社を永続させる方法

2007年09月05日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

10月中旬にあさ出版から発売されるM&Aの本のタイトルが決定しました。

タイトルは、
【あなたの会社を永続させる方法】


主な読者層は、中小企業の経営者を想定しています。
永続させる方法とは、簡単にいえば、事業承継方法ですが・・・

子供に対する承継だけでなく、
MBOを利用した従業員に対する承継や、純粋なバイアウトによるM&Aなど、多岐にわたる事業承継方法をまとめました。


いままでの事業承継対策の本といえば、相続税対策が中心でした。

相続税対策の主たるものは、自社株式の評価であり、いわゆる物的承継です。

今回は、物的承継よりも、人的承継に焦点を当てた上で、物的承継をいかに成功に導くかを説いています。


企業自体が高齢化するなかで、事業承継は、私も含めて、すべての経営者の悩みどころだと思います。一助になれば幸いです。



 

 

 

 


他人は自分の鏡  ②

2007年09月02日 | キャリアコンサルタント(稲葉朋子、他)

自分と付き合う相手は自分と同じレベル。相手は自分を映し出す鏡である。

 

前職の時の女の子が『彼女や奥さんの悪口を言うような人は、そのダメな彼女や奥さんと同じレベルなの。人間はね、同じレベルの人としか付き合えないのよ。だから自分をバカにしているのと同じなのよね。』と言っていました。  

なるほどと納得したのを覚えています。これは他にも当てはまると思います。

 

部下の出来なさを嘆いている上司、出来ない社員ばかりと嘆いている社長。会社のレベルが低いと嘆く社員。最近の若者はなっていないという大人達、この国はと嘆く人々、家の息子は、あの友達はなどなど。

 

この国は自分自身、今の会社はあなたのレベル、社長にとって社員は自分のレベル、あなたの友達はあなたの鏡なのです。

 

相手に対する悪口や批判は全て自分のレベルなのです。悪口などをいっている人は自分をバカにしているようなものなのです。

全て自分を映し出す鏡です。

周りに対して不満や嘆きたくなる時、それは自分を映し出していることを思い出してください。

 まわりをみてレベルが低いと思うのなら自分のレベルをあげるしかない。

自分を変えたとき、周りの景色がきっと変るはずです。

 

 稲葉 朋子