久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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先週 TOEIC受験しました

2012年06月30日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
先週は、TOEICの受験をしました。

結果については、ここで改めて発表します。

過去四年受け続けてきましたが、結果は思うようには上がってきていません。
今年2回受験しましたが、昨年の過去最高点の860点を上回ることができませんでした。

国際業務を中心に展開しようとする企業の経営者としては、非常に低い点数であることを自覚しています。



今年の4月から、新たに日本に進出をしようとする外資系向けに新たにビジネス展開をしました。

日本語のできないフランス人とイギリス人を採用して、新たに部門を作りました。


日系企業だけでなく、広く外資系のサポートのできる体制ができました。



今月は、BATICも受験します。

BATICの受験は、約2年ぶりです。

前回は、965点でしたので、今回は、満点が取れるように頑張って勉強します。



普段、社員に資格取得をするように私自身が言っているので、私自身も継続的に受験していきます。
まず、自分から実践することが重要だと思っています。



仕事をしながら、受験することは、大変なことかもしれませんが、受験は、非常に効率的に勉強し強いてくれる道具だと思います。普段から、勉強しようと思っていてもなかなか時間が取れないと思っている人は、先に受験日を決めて申し込むことをお勧めします。

否応なしに勉強が始められます。

時間がないといって先送りしていては何も始まりません。

今すぐ、始めることです。

そして、勉強を習慣化すれば、結果を恐れることなく、勉強を楽しむことができるようになります。



経験だけでは仕事はできません。

知識はすぐに陳腐化します。



次の10年をどのように生きるかは、いま、どれほどの努力を続けているかで決まってくると思います。

仕事がうまくいっていてもいっていなくても普段の努力を怠ってはいけません。


アフリカ在勤者の集い

2012年06月15日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

6月13日より6月16日までフィリピンのマニラに出張しました。
この滞在期間中アフリカ在勤者の集いに参加しました。

アフリカ在勤者の集いは、現在フィリピンに駐在している日本人のなかでアフリカに駐在経験のある方々の交流の場となっています。

今回で第四回目とのことで6月14日Green Belt内のPeking Gardenにて開催されました。

弊社マニラ支店駐在の井本が青年海外協力隊としてウガンダに滞在していた経験があることから今回私も特別に参加させていただきました。

参加者は、日本国大使館、建設業者、製造業者、日本人学校の方が中心となっています。駐在していた国々もエジプト、南アフリカ、ナイジェリア、マダガスカルなど様々です。

集いのなか、駐在中の苦労話やそれぞれの国の食文化、現地の人々の特徴など非常に興味深い話が飛び交いました。

弊社も来年、エジプト、モロッコ、南アフリカに進出する予定ですが、アフリカのダイナミックさ、今後の成長を感じさせる非常に有意義な時間となりました。

写真は参加者の集合写真です。

 


なぜ、人口は減少するのか?

2012年06月03日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

 

表面的には、いろいろ言われますが、本質的には、産業の転換が第一の理由と思います。

農業のような第一次産業が主たる産業の時、農民は、生産を拡大するために、他の農民を雇うことはできません。すべて、家族経営だからです。

そのため、子供を産み、増やすことが、唯一の労働者の確保でした。

第一次産業が主たる産業の時は、必然的に人口増加の要因がありました。

 

これが、第二次産業が主たる産業に移管した時、日本ではあまり起きませんでしたが、現在の新興国では、教育格差が賃金格差を生んでいる状態になりました。

新興国では、外資系がけん引し、急速に経済を押し上げたため、ナショナルスタッフが、幹部候補生とワーカーに区分され、何十倍という賃金格差をもたらしたのです。

この違いは、明らかな教育格差から生まれたものでした。

そのため、子供を持つ親は、より多くの子供に教育をかけるより、自分を養ってくれる第一子の男子に集中して教育を行うことによって教育効率を引き上げるようになりました。

農業でなければ、子供は、一人で十分です。

インドなどの新興国では、女子の中絶が社会問題化しているのもこの理由です。

 

中国だけでなく、タイも、今後、急速に少子化が進んでいます。少子化は、決して、一人っ子政策だけの結果ではないのです。

新興国が、発展することにより、産業の転換によって必然的に起きるものです。

 

この流れは、現在の先進国で、保育園を確保したり、補助を与えるなどすれば、多少の人口減のスピードは抑えられるかもしれませんが、医療の高度化によって、子供の死亡率が少なくなり、バッファーとして、自分を養うための子供を複数生む必然性が減少しました。

 

インドもあと数年すれば、明なかに出生率の減少が確認できるでしょう。

もう、人口が減らない国など、いずれ存在しなくなります。

 

これは、人類にとって初めての経験なのです。

 

現在は、新興国で儲けている事業も連結会計で開示されているので、日本の実態がつかみにくいです。

海外子会社からの配当は、営業外収益となり、株主には、還元ざれても、日本の社員には還元されません。

 

株主は連結ベースでの投資収益率をみるので、ある意味、グローバリゼーションのもっとも大きな恩恵があられるポジションでしょう。

 

会社の収益(連結ベース)と社員の給与は、ますます連動しなくなります。

 

今、我々が行うべきは、いち早く、新興国マーケットでのシェアを高まることです。

 

数十年後に必ず起きるのは、世界に成長するマーケットがなくなり、徹底したダウンサイジング、キャッシュフロー経営が主たる手法になるでしょう。

まるで、人間として生まれ、成長し、老いて衰退し、小さくなって、死んでいくプロセスを会社が歩むのです。

 

人間という文明は、50年後、どのようになっているのか、想像すると今以上の競争に社員は荒らされ、若年層の賃金格差が激しく、高い失業率が続くような気がいます。

 

ダウンサイジングの中での真の政治は、衆愚政治ではなく、哲人政治にならなくてはなります

 

国に多くのことを国民が求めれば、国の寿命が短くなるだけです。

 

世界は、50年後、どうなるのか、決して今と同じではなく、産業が衰退し続けることでしょう。

 

 

最終的に、人類は均衡できるのか?

他の動物と同じように、一度減少した生き物は

二度と、その後に発展することはないです

 

その時人類は何を選ぶのか、遠い先の話ではないです