必然性
『考えたんだけど・・・井上、お前インドに残れ』
その一言で、私は今、ココIndiaにいます
たった一言で…と思うかもしれませんが、たぶん、その結論に至るには
色々な過程や思考とがつながっていて、その場で思いついたことであったとしても
そこには『必然性』があったのだと、今改めて思います。
だからこそ、その一言を言われたとき・・・
戸惑うこともなく『残ります』と言うことが出来たのだと思いますし
今も『すべきことを成すために』ココにいるのだと、考え・感じることが出来るのだと思います。
代表のBlogでもUPされていますが、『今』私たちは世界に向けて
次々に会社をOPENさせ、進出・拡大を進めています。
この動きは、国内の市場が縮小する中で、この動きというのもまた『必然性』のあるものだと思います。
そしてまた、他の企業もこの必然性の中で、海外に目を向け、動き出すことと思います。
企業として成果や利益を上げることには、少なからず市況であったり、
ツキやひらめきのような『偶然』も存在すと思います。
たまたま、1つの商品が何かのきっかけでブームになり、急成長を遂げた企業も多くあります。
しかし逆に、組織として成果が上げられないこと=失敗することには、『偶然』は存在しないと思います。
そこには失敗する『要因』が必ず存在し、『失敗すべくして失敗する』のだと思います。
企業が衰退していく様子を描いたビジョナリーカンパニー3でも
衰退していく企業の『失敗要因』が書かれていますが、どの企業でも法則や条件が揃っていることが分かります。
『必然性』があって海外に進出した企業が、これもまた『必然性』があって失敗したり成功したりしていきます。
私たち駐在員は日本にいる多くの社員と、そしてこれから入社してくるであろう社員
それから一番大切な、今、そしてこれから出会うお客様へのserviceを継続するという
大きなmissionを持って、各々の地域に赴任しています。
それはつまり、成功する/失敗する『必然性』を生み出すのは、本社の意思でも決定でもなく
私たちの思考であり、その思考に反映される1つひとつの行動なのだと思います。
そう考えると、うかうか日曜も寝ていられません。
『必然性』を生み出すことが出来るchanceをもらっているわけですから
良いことは、偶然に起こる
でも悪いことには偶然はない。
そこには必然しかない。 By 井上栄一(祖父)
手厳しいおじいちゃんの言葉を改めて思い起こす日々です。
井上ゆかり